HOME ニュース、国内

2022.06.10

400m松本奈菜子が8年ぶりV「川本先生の言葉を胸に」パリ五輪目指す/日本選手権
400m松本奈菜子が8年ぶりV「川本先生の言葉を胸に」パリ五輪目指す/日本選手権


◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目

オレゴン世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権の2日目に女子400mが行われ、松本奈菜子(東邦銀行)が53秒03で優勝。浜松市立高3年時以来、8年ぶり2度目の優勝となった。

広告の下にコンテンツが続きます

予選で自身初の52秒台となる52秒74をマークしていた松本。決勝はやや向かい風に苦しんだが、「条件は一緒なので。その中で52秒台を出せるようにならないといけない。実力不足です」と、久しぶりの優勝にも悔しがる。

5月には東邦銀行監督の川本和久監督が他界した。「大学時代はあまり良い成績ではなく、世界を目指すとか言えない存在でしたが、そんな私にも(世界を目指すように)声をかけてくださいました」と松本。「日本一、52秒台を見せるのが少し遅くなったけど、喜んでくださっているかな。もしかすると、『松本、まだまだだよ』っておっしゃっているかも」と笑う。

亡き恩師に捧げた成長の証。「先生の言葉を胸にパリ五輪を目指していきます」と誓っていた。

◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目 オレゴン世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権の2日目に女子400mが行われ、松本奈菜子(東邦銀行)が53秒03で優勝。浜松市立高3年時以来、8年ぶり2度目の優勝となった。 予選で自身初の52秒台となる52秒74をマークしていた松本。決勝はやや向かい風に苦しんだが、「条件は一緒なので。その中で52秒台を出せるようにならないといけない。実力不足です」と、久しぶりの優勝にも悔しがる。 5月には東邦銀行監督の川本和久監督が他界した。「大学時代はあまり良い成績ではなく、世界を目指すとか言えない存在でしたが、そんな私にも(世界を目指すように)声をかけてくださいました」と松本。「日本一、52秒台を見せるのが少し遅くなったけど、喜んでくださっているかな。もしかすると、『松本、まだまだだよ』っておっしゃっているかも」と笑う。 亡き恩師に捧げた成長の証。「先生の言葉を胸にパリ五輪を目指していきます」と誓っていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.04.28

日本勢は金メダル8個獲得 中長距離で5種目制覇 記録では渕上翔太400mH49秒97、中谷魁聖が走高跳2m19をマーク/U20アジア選手権

◇第21回U20アジア選手権(4月24日~27日/UAE・ドバイ) 4日間の大会が終了し、男女合わせて29名が出場した日本勢は金メダル8個を含む21のメダルを獲得。昨年6月に韓国で行われた前回大会(金14個、メダル総数で […]

NEWS バレガ5000m12分55秒68の大会新V 前週世界新のデュプランティスは6m00 3000m障害のチェプコエチも2連勝/DL蘇州

2024.04.28

バレガ5000m12分55秒68の大会新V 前週世界新のデュプランティスは6m00 3000m障害のチェプコエチも2連勝/DL蘇州

中国・蘇州で4月27日、ダイヤモンドリーグ(DL)第2戦が開催され、男子5000mでは東京五輪10000m金メダルのS.バレガ(エチオピア)が12分55秒68の大会新で優勝した。 バレガは現在24歳。18年にこの種目で1 […]

NEWS 織田記念スタートリスト発表 男子100m坂井隆一郎は最終エントリーせず 山縣亮太や多田修平、東田旺洋が出場へ

2024.04.28

織田記念スタートリスト発表 男子100m坂井隆一郎は最終エントリーせず 山縣亮太や多田修平、東田旺洋が出場へ

第58回織田幹雄記念国際大会(4月29日/広島広域公園陸上競技場)のスタートリストが4月28日、発表された。 GP(グランプリ)男子100m予選1組は、4レーンに多田修平(住友電工)。2組には4レーンにデーデー・ブルーノ […]

NEWS 【高校生FOCUS】女子中距離・久保凛(東大阪大敬愛高)ターゲットはインターハイ連覇と日本選手権V

2024.04.28

【高校生FOCUS】女子中距離・久保凛(東大阪大敬愛高)ターゲットはインターハイ連覇と日本選手権V

FOCUS! 高校生INTERVIEW 久保 凛  Kubo Rin 東大阪大敬愛高2大阪 活躍中の注目高校アスリートをフォーカスして紹介するコーナー!今回は昨年の北海道インターハイ女子800mチャンピオンの久保凛選手( […]

NEWS 社会人初戦を迎える村竹ラシッド 日本選手権やパリ五輪を見据え「冬季の成果を確かめたい」/織田記念

2024.04.28

社会人初戦を迎える村竹ラシッド 日本選手権やパリ五輪を見据え「冬季の成果を確かめたい」/織田記念

第58回織田幹雄記念国際大会(4月29日)を前日に控えた4月28日、会場の広島広域公園陸上競技場(ホットスタッフフィールド広島)で出場選手の会見が行われた。 男子110mHに出場する村竹ラシッド(JAL)は、この春に順大 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年5月号 (4月12日発売)

2024年5月号 (4月12日発売)

パリ五輪イヤー開幕!

page top