近年、開発競争が激化しているランニングシューズ業界において急成長を続けているスイス生まれのパフォーマンスブランド「On(オン)」。そのアジア支社である「オン・ジャパン」にこの春、男子3000m障害の元日本チャンピオンである阪口竜平が新たに加入した。現役トップアスリートである阪口はOnのランニングシューズをどう使い分けているのか、その魅力とともに紹介してくれた。
On Athletics Clubの活躍に触発
「一緒に世界を目指して成長したい」
2010年にスイスで誕生して以来、〝成長度ナンバーワンブランド〟としてランニング界で存在感を示してきたOn。2020年には米国を拠点とするトップアスリートチーム「On Athletics Club(OAC)」を立ち上げていたが、今年4月にはOnの日本法人であるオン・ジャパンに2019年の男子3000m障害日本チャンピオンであり、8分23秒93(日本歴代7位)の記録を持つ阪口竜平が入社。日本人初の〝Onアスリート〟が誕生した。
「Onのことを知ったのは2月のミルローズ・ゲーム(米国・ニューヨークの室内競技会)で活躍している選手を見たのがきっかけでした。その時に自分でも何か新しいことに挑戦しながら世界の舞台を目指したいと考えていたこともあり、これはチャンスかなと思いました」
ミルローズ・ゲームではOAC所属のジョージ・ビーミッシュ(ニュージーランド)とアリシア・モンソン(米国)がそれぞれ自国新記録で男女3000mを制する大活躍。そんな時にたまたま阪口はオン・ジャパンの駒田博紀共同代表がSNSに「『Onとともに戦いたい』という日本人アスリートに出会いたい」と投稿していたのを目にした。すぐに坂口は駒田共同代表にダイレクトメッセージを送信。ほどなくして神奈川県横浜市のオン・ジャパン本社で面会することになった。
そこで成長し続けるブランドと駒田共同代表の熱意を肌で感じ、「東海大で同世代の強い選手に食らいついて挑戦し続けてきた自分とOnが似ていると感じ、一緒に世界を目指して成長していけると思いました」と、Onの一員になることを熱望。京都・洛南高時代から全国区の選手でありながら、なかなか〝主役〟になりきれなかった自身のキャリアとOnのブランドストーリーが重なったのだ。阪口のスピリッツに駒田共同代表も感銘を受け、阪口をアスリートとして迎え入れることを決意。阪口はそれまで所属していた実業団チームを退社し、日本人としては初の「Onアスリート」として再出発することになった。
汎用性の高い「Cloudmonster」と
レース用モデル「Cloudboom Echo」
Onのランニングシューズは、輪切りにしたゴムホースから着想を得たミッドソールの世界特許技術「CloudTec(クラウドテック)」が大きな特徴。ミッドソールに搭載された「Speedboard」というプレートとの相乗効果で高いクッション性と反発性をもたらし、快適な走り心地を実現する。
阪口が最初に履いたOnのシューズはクッション性の高い「Cloudstratus(クラウドストラトス)」で、「初めて足を通した時に『これはいける』と思いましたし、すぐに他のモデルも履いてみたいと感じました」と振り返る。
練習ではシューズを履き分けることが多いという阪口は、ジョグの時はクラウドストラトスのほか、今年3月に発売されたOn最大級のクッショニングモデル「Cloudmonster(クラウドモンスター)」も愛用している。

Cloudmonster
「クラウドモンスターはとにかくクッション性が高いので、ロードでは主にこれを履いています。長い距離はもちろんですが、短い距離を速いペースで走る時も十分対応できる印象です」
事前にペースを上げて走ることを決めている時は、Onのシューズでクラウドパーツを最も多く使用した「Cloudflow(クラウドフロー)」を選択。

Cloudflow
「クラウドフローはクラウドモンスターに比べてクッションが硬めで、アウトソールがフラットなので、接地が安定して蹴り出しの感覚がすごく良いです。ペースも1㎞5分ぐらいから入って、最後は3分20秒あたりまで上げるような時でも使いやすいですね。あとはクロカンなど不整地での練習にも向いています」
そして、ポイント練習で一番愛用しているというのが、カーボン製の「Speedboard」を搭載したレーシングモデル「Cloudboom Echo(クラウドブーム エコー)」だ。

Cloudboom Echo
「距離走ならクラウドモンスターでも十分いけると思いますが、クラウドブーム エコーはクッション性がありながらも、重心を乗り込ませると自然と脚が前に出る感覚があります。翌日のダメージも少なく、故障のしにくさにもつながると思うので、距離走やロングインターバル、レぺティションなどでも使います。メニューによってはラストの400mが60秒を切って上がることもあるのですが、しっかり対応できるシューズです」
他にもジョグの時は「Cloud 5(クラウド 5)」や「Cloudswift(クラウドスイフト)」を履く時もあり、その日の気分やコンディションに合わせて使い分けているという。

練習の内容に応じてシューズを使い分けている阪口
「Onのシューズは市民ランナーからアスリートまで用途に合わせて履いてもらえると思います」と阪口。また、Onは今年5月にOACヨーロッパのチーム発足を発表。世界大会のメダリスト誕生に向けて力を入れている。トップ選手も愛用するパフォーマンスブランド・Onのプロダクトは、今後ますます人気を集めそうだ。
文/田中 葵
阪口竜平が使用するOnシューズラインナップ

クラウドブーム エコー
Cloudboom Echo
¥29,480(税込)
重量:片足約220g(26.5cm)
ドロップ:9mm
クッション性と反発性を高いレベルで両立したマラソン、ロードレース用のエリートレーシングシューズ

クラウドフロー
Cloudflow
¥16,830(税込)
重量:片足約238g(26.5cm)
ドロップ:9mm
2021年7月に2度目のアップデートを果たした人気モデル。レースやスピード練習に適した高反発シューズ

クラウドモンスター
Cloudmonster
¥18,480(税込)
重量:片足約275g(26.5cm)
ドロップ:6mm
On史上最大のCloudTecが〝モンスター級〟のクッショニングとエネルギーリターンを実現。ロードを爽快に駆け抜けるモンスターシューズ
各シューズの詳細はオン・ジャパン公式サイトでチェック!!
※この記事は『月刊陸上競技』2022年7月号に掲載しています
<関連リンク>
オン・ジャパン
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2010年にスイスで誕生して以来、〝成長度ナンバーワンブランド〟としてランニング界で存在感を示してきたOn。2020年には米国を拠点とするトップアスリートチーム「On Athletics Club(OAC)」を立ち上げていたが、今年4月にはOnの日本法人であるオン・ジャパンに2019年の男子3000m障害日本チャンピオンであり、8分23秒93(日本歴代7位)の記録を持つ阪口竜平が入社。日本人初の〝Onアスリート〟が誕生した。「Onのことを知ったのは2月のミルローズ・ゲーム(米国・ニューヨークの室内競技会)で活躍している選手を見たのがきっかけでした。その時に自分でも何か新しいことに挑戦しながら世界の舞台を目指したいと考えていたこともあり、これはチャンスかなと思いました」ミルローズ・ゲームではOAC所属のジョージ・ビーミッシュ(ニュージーランド)とアリシア・モンソン(米国)がそれぞれ自国新記録で男女3000mを制する大活躍。そんな時にたまたま阪口はオン・ジャパンの駒田博紀共同代表がSNSに「『Onとともに戦いたい』という日本人アスリートに出会いたい」と投稿していたのを目にした。すぐに坂口は駒田共同代表にダイレクトメッセージを送信。ほどなくして神奈川県横浜市のオン・ジャパン本社で面会することになった。そこで成長し続けるブランドと駒田共同代表の熱意を肌で感じ、「東海大で同世代の強い選手に食らいついて挑戦し続けてきた自分とOnが似ていると感じ、一緒に世界を目指して成長していけると思いました」と、Onの一員になることを熱望。京都・洛南高時代から全国区の選手でありながら、なかなか〝主役〟になりきれなかった自身のキャリアとOnのブランドストーリーが重なったのだ。阪口のスピリッツに駒田共同代表も感銘を受け、阪口をアスリートとして迎え入れることを決意。阪口はそれまで所属していた実業団チームを退社し、日本人としては初の「Onアスリート」として再出発することになった。汎用性の高い「Cloudmonster」と レース用モデル「Cloudboom Echo」
Onのランニングシューズは、輪切りにしたゴムホースから着想を得たミッドソールの世界特許技術「CloudTec(クラウドテック)」が大きな特徴。ミッドソールに搭載された「Speedboard」というプレートとの相乗効果で高いクッション性と反発性をもたらし、快適な走り心地を実現する。阪口が最初に履いたOnのシューズはクッション性の高い「Cloudstratus(クラウドストラトス)」で、「初めて足を通した時に『これはいける』と思いましたし、すぐに他のモデルも履いてみたいと感じました」と振り返る。練習ではシューズを履き分けることが多いという阪口は、ジョグの時はクラウドストラトスのほか、今年3月に発売されたOn最大級のクッショニングモデル「Cloudmonster(クラウドモンスター)」も愛用している。
Cloudmonster「クラウドモンスターはとにかくクッション性が高いので、ロードでは主にこれを履いています。長い距離はもちろんですが、短い距離を速いペースで走る時も十分対応できる印象です」事前にペースを上げて走ることを決めている時は、Onのシューズでクラウドパーツを最も多く使用した「Cloudflow(クラウドフロー)」を選択。
Cloudflow「クラウドフローはクラウドモンスターに比べてクッションが硬めで、アウトソールがフラットなので、接地が安定して蹴り出しの感覚がすごく良いです。ペースも1㎞5分ぐらいから入って、最後は3分20秒あたりまで上げるような時でも使いやすいですね。あとはクロカンなど不整地での練習にも向いています」そして、ポイント練習で一番愛用しているというのが、カーボン製の「Speedboard」を搭載したレーシングモデル「Cloudboom Echo(クラウドブーム エコー)」だ。
Cloudboom Echo「距離走ならクラウドモンスターでも十分いけると思いますが、クラウドブーム エコーはクッション性がありながらも、重心を乗り込ませると自然と脚が前に出る感覚があります。翌日のダメージも少なく、故障のしにくさにもつながると思うので、距離走やロングインターバル、レぺティションなどでも使います。メニューによってはラストの400mが60秒を切って上がることもあるのですが、しっかり対応できるシューズです」他にもジョグの時は「Cloud 5(クラウド 5)」や「Cloudswift(クラウドスイフト)」を履く時もあり、その日の気分やコンディションに合わせて使い分けているという。
練習の内容に応じてシューズを使い分けている阪口「Onのシューズは市民ランナーからアスリートまで用途に合わせて履いてもらえると思います」と阪口。また、Onは今年5月にOACヨーロッパのチーム発足を発表。世界大会のメダリスト誕生に向けて力を入れている。トップ選手も愛用するパフォーマンスブランド・Onのプロダクトは、今後ますます人気を集めそうだ。文/田中 葵阪口竜平が使用するOnシューズラインナップ
クラウドブーム エコー
Cloudboom Echo
¥29,480(税込)
重量:片足約220g(26.5cm)
ドロップ:9mm
クッション性と反発性を高いレベルで両立したマラソン、ロードレース用のエリートレーシングシューズ
クラウドフロー
Cloudflow
¥16,830(税込)
重量:片足約238g(26.5cm)
ドロップ:9mm
2021年7月に2度目のアップデートを果たした人気モデル。レースやスピード練習に適した高反発シューズ
クラウドモンスター
Cloudmonster
¥18,480(税込)
重量:片足約275g(26.5cm)
ドロップ:6mm
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