昨年12月に男子10000mで日本歴代2位となる27分23秒44をマークし、オレゴン世界選手権の参加標準記録(27分28秒00)を突破していた田澤廉(駒大)は28分06秒34で10位。日本陸連が定める条件の3位以内に入れず、今大会での世界選手権代表内定には届かなかった。
田澤は4月9日の金栗記念選抜中長距離では5000mに出場し、自己記録を7秒以上更新する13分22秒63をマーク。日本選手権に向けて順調な仕上がりを見せていた。
しかし、この日は中盤まで先頭集団の中でレースを進めていたものの、8800m過ぎから一気にペースダウン。後方から上がってきた選手にも抜かれ、フィニッシュ後は両膝をついて険しい表情を見せた。
「最低3位以内に入りたかったですが、大きな試合で力を発揮できなかった」と悔しさを押し殺して答えた田澤。日本選手権へ向けて練習の流れを変えるなかで、調子を合わせることができなかったようだ。
即時内定は得られなかったものの、今大会で上位3位までに入った相澤晃(旭化成)、伊藤達彦(Honda)、市田孝(旭化成)の3名が6月26日までに参加標準記録を突破できなかった場合は、田澤が世界選手権代表に選ばれる可能性が高い。
仮に田澤が代表に選ばれれば、オレゴンが今回の悔しさを晴らす舞台となる。

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