HOME ニュース、海外

2022.04.30

三浦龍司が猛烈スパートで五輪代表・松枝博輝を逆転 強風のなか5000mを13分32秒42で制す/織田記念
三浦龍司が猛烈スパートで五輪代表・松枝博輝を逆転 強風のなか5000mを13分32秒42で制す/織田記念


織田記念の男子5000mで、4月9日の金栗記念選抜中長距離1500mを日本歴代2位の3分36秒59で制した三浦龍司(順大)が再び、圧巻のスパートを披露した。

レースは外国人選手が1周64秒ペースで引っ張る予定だったが、風が強かったこともあり、思うようにペースが上がらない。3000mは8分07秒で通過した。トップ集団に食らいついた日本勢は三浦、松枝博輝(富士通)、塩尻和也(富士通)の3人だった。

〝順大トリオ〟のなかで塩尻が脱落。残り2周で砂岡拓磨(コニカミノルタ)がトップ集団に追いつくと、ラスト1周で松枝が前に出た。三浦は松枝の背後で冷静にレースを進めると、最後の直線で切り替える。

広告の下にコンテンツが続きます

抜群のスピードを見せつけて、東京五輪代表の松枝と13分22秒01のタイムを持つコスマス・ムワンギ(中国電力)を大逆転。13分32秒42で完勝した。

「13分20秒切りを狙っていたんですけど、会場に来たときから風が強かったので、心配していた部分もありました。そのなかではペースをきちんと刻むことができましたし、ゲームメイクもうまくできたかなと思います。最後はお決まりのパターンというか、自分のなかで武器としているラストスパートで勝ち切ることができて良かったです。タイムも今日のレースコンデイションを考えればまずまずじゃないでしょうか」

1500mで爆発的なスピードを発揮して、強風の5000mではタフでクレバーな走りを見せた。次は5月8日のセイコーゴールデングランプリで昨夏の東京五輪で7位入賞の快挙を果たした3000m障害に今季初参戦する。

「メインは3000m障害なので、今日のレースがサンショーにつながればいいなと思います。今シーズンはまだ走っていないので、障害の距離感などは不安ですけど、ゴールデングランプリで感覚をつかんで、オレゴン世界選手権にピークを合わせたいと思います」と三浦。東京・国立競技場のレースでもファンの心を熱くする走りを見せてくれそうだ。

 

文/酒井政人

織田記念の男子5000mで、4月9日の金栗記念選抜中長距離1500mを日本歴代2位の3分36秒59で制した三浦龍司(順大)が再び、圧巻のスパートを披露した。 レースは外国人選手が1周64秒ペースで引っ張る予定だったが、風が強かったこともあり、思うようにペースが上がらない。3000mは8分07秒で通過した。トップ集団に食らいついた日本勢は三浦、松枝博輝(富士通)、塩尻和也(富士通)の3人だった。 〝順大トリオ〟のなかで塩尻が脱落。残り2周で砂岡拓磨(コニカミノルタ)がトップ集団に追いつくと、ラスト1周で松枝が前に出た。三浦は松枝の背後で冷静にレースを進めると、最後の直線で切り替える。 抜群のスピードを見せつけて、東京五輪代表の松枝と13分22秒01のタイムを持つコスマス・ムワンギ(中国電力)を大逆転。13分32秒42で完勝した。 「13分20秒切りを狙っていたんですけど、会場に来たときから風が強かったので、心配していた部分もありました。そのなかではペースをきちんと刻むことができましたし、ゲームメイクもうまくできたかなと思います。最後はお決まりのパターンというか、自分のなかで武器としているラストスパートで勝ち切ることができて良かったです。タイムも今日のレースコンデイションを考えればまずまずじゃないでしょうか」 1500mで爆発的なスピードを発揮して、強風の5000mではタフでクレバーな走りを見せた。次は5月8日のセイコーゴールデングランプリで昨夏の東京五輪で7位入賞の快挙を果たした3000m障害に今季初参戦する。 「メインは3000m障害なので、今日のレースがサンショーにつながればいいなと思います。今シーズンはまだ走っていないので、障害の距離感などは不安ですけど、ゴールデングランプリで感覚をつかんで、オレゴン世界選手権にピークを合わせたいと思います」と三浦。東京・国立競技場のレースでもファンの心を熱くする走りを見せてくれそうだ。   文/酒井政人

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.20

【箱根駅伝2026名鑑】関東学生連合

関東学生連合チーム オープン参加 前回順位 16位相当 過去最高順位 4位 至近10年総合成績(左が25年) ⑯-⑳⑭⑳⑲2121⑳⑪ チーム最高記録 往路 5時間30分15秒(22年) 復路 5時間30分10秒(22年 […]

NEWS 【箱根駅伝2026名鑑】立教大学

2025.11.20

【箱根駅伝2026名鑑】立教大学

立教大学 4年連続31回目 前回順位 13位(予選会10位) 過去最高順位 3位 至近10年総合成績(左が25年) ⑬⑭⑱------- 三大駅伝優勝回数(25年成績) 箱 根 0回 出 雲 0回 全日本 0回(14位) […]

NEWS 【箱根駅伝2026名鑑】日本体育大学

2025.11.20

【箱根駅伝2026名鑑】日本体育大学

日本体育大学 78年連続78回目 前回順位 12位(予選会9位) 過去最高順位 優勝 至近10年総合成績(左が25年) ⑫⑯⑰⑰⑭⑰⑬④⑦⑦ 三大駅伝優勝回数(25年成績) 箱 根 10回 出 雲 0回 全日本 11回( […]

NEWS 【箱根駅伝2026名鑑】大東文化大学

2025.11.20

【箱根駅伝2026名鑑】大東文化大学

大東文化大学 4年連続54回目 前回順位 19位(予選会8位) 過去最高順位 優勝 至近10年総合成績(左が25年) ⑲⑩⑯---⑲⑯⑬⑱ 三大駅伝優勝回数(25年成績) 箱 根 4回 出 雲 1回 全日本 7回(13位 […]

NEWS 【箱根駅伝2026名鑑】神奈川大学

2025.11.20

【箱根駅伝2026名鑑】神奈川大学

神奈川大学 3年連続56回目 前回順位 16位(予選会7位) 過去最高順位 優勝 至近10年総合成績(左が25年) ⑯21-⑫⑬⑯⑯⑬⑤⑬ 三大駅伝優勝回数(25年成績) 箱 根 2回 出 雲 0回 全日本 3回 チーム […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top