日本グランプリシリーズ広島大会・第56回織田記念の会場で、男子100m日本記録保持者の山縣亮太(セイコー)と、女子100m・200m日本記録保持者で今年現役を引退した福島千里さんが小学生を対象とした陸上教室を開いた。
今大会の協賛をしているセイコーホールディングスによる「セイコーわくわく教室」で、社員アスリートである山縣、現役時代に所属し現在はセイコースマイルアンバサダーを務める福島さんが講師に。午後に行われる県内小学生リレー出場者が参加し、あいにくの雨天となったため正面スタンド下の表彰スペースを活用して行われた。
教室では山縣や福島さんらが見本を見せながら2人1組や4人1組でやるウォーミングアップなどを紹介。小学生たちと一緒に汗を流した。
山縣は昨年、膝の手術に踏み切った影響で織田記念出場を見送り。教室後は「選手として出場したかったですが、こういう形で広島に帰って来られて楽しい時間を過ごせてよかった」と地元の小学生との交流を楽しんだ様子。現在は「膝の回復は順調」としつつ、「試合から逆算するよりは、機能改善も含めて時間を割いていきたい」と復帰戦については未定とした。
引退後は順大の短距離アシスタントコーチを務め、陸上教室にも積極的に参加している福島さんは「広島は日本記録も自己ベストも出したことのある思い出の地。こういう形で織田記念に戻って来られてうれしいです」と話し、「今日はいい記録が出ることを楽しみに見たいです」と笑顔を見せた。
一緒に講師を務めた市川華菜さん(中京大コーチ)は「レジェンドの方々と一緒に陸上教室ができた」と充実の時間を振り返り、金丸祐三(大阪成蹊大監督)は“金丸ダンス”を披露するなどした。また、地元のパラソフトボール東京パラリンピック代表の江南聖選手は「広島にパラアスリートがいることをみんなに知ってもらえるように頑張りたい」と話した。


RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.09.16
8位入賞の三浦龍司「世界一が目標」金メダルのビーミッシュと対談/東京世界陸上
2025.09.16
男子走幅跳世界記録保持者マイク・パウエル氏に資格停止処分
-
2025.09.16
2025.09.12
前夜祭イベントでギネス“世界新” 寺田明日香が高速道路KK線でリレー参加/東京世界陸上
-
2025.09.11
-
2025.09.13
-
2025.09.14
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.16
男子走幅跳世界記録保持者マイク・パウエル氏に資格停止処分
9月12日、アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)は、男子走幅跳世界記録保持者のM.パウエル氏(米国)が暫定的な資格停止処分を受けることを発表した。 AIUは処分の理由を安全確保上の […]
2025.09.16
DAY3は延べ8万6000人超が国立へ イブニングセッション3日連続5万超で大きな熱気/東京世界陸上
◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目 東京2025世界陸上財団は9月15日、東京世界陸上3日目(DAY3)のモーニングセッションとイブニングセッションの入場者数(15日21日時点の速報値)を発表した。 […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/