HOME ニュース、国内

2022.04.24

桐生祥秀10秒18で国内初戦を快勝!予選で追い風参考10秒12/出雲陸上
桐生祥秀10秒18で国内初戦を快勝!予選で追い風参考10秒12/出雲陸上

桐生祥秀


◇出雲陸上(4月24日/島根県出雲市・浜山公園競技場)

日本グランプシリーズ・出雲陸上の男子100mは、東京五輪代表の桐生祥秀(日本生命)が10秒18(+1.5)で優勝。昨年の日本選手権王者・多田修平(日本生命)が10秒27で2位、本郷汰樹(名大)が10秒30で3位に続いた。東京五輪4×100mリレー代表のデーデー・ブルーノ(セイコー)は10秒50で8位だった。

4月9日の豪州・ブリスベンで今季初戦を終えていた桐生だが、100mを2本走って10秒55(-1.4)、10秒41(-1.5)。「初戦が思ったような走りができなかったので、今回は自分の走りをしようと思って来た」。

広告の下にコンテンツが続きます

予選はわずかに追い風参考ながらも10秒12(+2.1)をマーク。有観客の盛り上がりを受け、気持ちを上げて臨んだ決勝は自身の持つ大会記録(10秒08)と、オレゴン世界選手権参加標準記録の10秒05をターゲットに臨んだ。そこにはどちらも届かなかったが、多田に0.09秒差をつけて快勝。中盤で抜け出す力強いレースを見せた。

昨年は右膝裏、右アキレス腱とケガが相次ぎ、「どこも痛くなく走れたレースはなかった」1年だった。日本選手権でも5位に敗れ、個人種目で念願だった東京五輪出場は果たせず。その雪辱を期す今季に向けては、じっくりとパワーアップを図ってきた。今は、それをスプリントに結びつける段階だ。

「オレゴンの標準を切って、日本選手権に勝ちたい」。出場予定の織田記念、セイコーゴールデングランプリで、さらにエンジンを上げていく。

◇出雲陸上(4月24日/島根県出雲市・浜山公園競技場) 日本グランプシリーズ・出雲陸上の男子100mは、東京五輪代表の桐生祥秀(日本生命)が10秒18(+1.5)で優勝。昨年の日本選手権王者・多田修平(日本生命)が10秒27で2位、本郷汰樹(名大)が10秒30で3位に続いた。東京五輪4×100mリレー代表のデーデー・ブルーノ(セイコー)は10秒50で8位だった。 4月9日の豪州・ブリスベンで今季初戦を終えていた桐生だが、100mを2本走って10秒55(-1.4)、10秒41(-1.5)。「初戦が思ったような走りができなかったので、今回は自分の走りをしようと思って来た」。 予選はわずかに追い風参考ながらも10秒12(+2.1)をマーク。有観客の盛り上がりを受け、気持ちを上げて臨んだ決勝は自身の持つ大会記録(10秒08)と、オレゴン世界選手権参加標準記録の10秒05をターゲットに臨んだ。そこにはどちらも届かなかったが、多田に0.09秒差をつけて快勝。中盤で抜け出す力強いレースを見せた。 昨年は右膝裏、右アキレス腱とケガが相次ぎ、「どこも痛くなく走れたレースはなかった」1年だった。日本選手権でも5位に敗れ、個人種目で念願だった東京五輪出場は果たせず。その雪辱を期す今季に向けては、じっくりとパワーアップを図ってきた。今は、それをスプリントに結びつける段階だ。 「オレゴンの標準を切って、日本選手権に勝ちたい」。出場予定の織田記念、セイコーゴールデングランプリで、さらにエンジンを上げていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.18

山梨学大元顧問の秋山勉さんが死去 創部から強豪への土台を築く、東農大で箱根駅伝4度出走

山梨学大の元顧問で駅伝チームの始動から携わった秋山勉さんが12月17日、心室頻拍のため亡くなった。85歳だった。 秋山さんは山梨県甲府市出身で、山梨農林高時代に全国高校駅伝(1956年/第7回)で4区を走った実績がある。 […]

NEWS 日本陸連が育成年代の競技会ガイドラインを策定 来年の滋賀インターハイについて18時開始案など対応継続

2025.12.17

日本陸連が育成年代の競技会ガイドラインを策定 来年の滋賀インターハイについて18時開始案など対応継続

日本陸連は12月17日に第106回理事会を開き、「育成年代における競技会ガイドライン」を策定したことを発表した。 このガイドラインは日本陸連がかねてから示している「競技者育成指針」に基づいたもので、「育成年代における競技 […]

NEWS 世界リレー日本代表要項を発表!北京世界選手権のメダル、出場目指して 世界競歩チーム選手権、世界ロードラニング選手権も

2025.12.17

世界リレー日本代表要項を発表!北京世界選手権のメダル、出場目指して 世界競歩チーム選手権、世界ロードラニング選手権も

日本陸連は12月17日、ボツワナ・ハボローネで26年5月2日~3日に開催される世界リレーの日本代表選考要項を発表した。 2027年北京世界選手権の出場権獲得、および世界選手権でのメダル獲得のため、戦略的に選手団をは編成す […]

NEWS U20世界選手権の日本代表選考要項を発表!U20世界8位以内など記録重視の選考に

2025.12.17

U20世界選手権の日本代表選考要項を発表!U20世界8位以内など記録重視の選考に

日本陸連は12月17日、米国・オレゴンで8月5日~9日に開催されるU20世界選手権の日本代表選考要項を発表した。 世界で活躍できるU20カテゴリートップレベルの競技者を派遣し、金メダル獲得を目指す選手団を編成する方針。参 […]

NEWS 26年日本選手権の参加資格発表 参加標準と申込資格記録の2つを採用 アジア大会選考

2025.12.17

26年日本選手権の参加資格発表 参加標準と申込資格記録の2つを採用 アジア大会選考

日本陸連は12月17日、第106回理事会を開き、来年の第110回日本選手権の参加資格について発表した。 今回は「参加標準記録」と「申込資格」の2つの参加資格を設定し、参加標準記録は高く定められている。ターゲットナンバー( […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top