日本グランプシリーズ・出雲陸上の男子100mは、東京五輪代表の桐生祥秀(日本生命)が10秒18(+1.5)で優勝。昨年の日本選手権王者・多田修平(日本生命)が10秒27で2位、本郷汰樹(名大)が10秒30で3位に続いた。東京五輪4×100mリレー代表のデーデー・ブルーノ(セイコー)は10秒50で8位だった。
4月9日の豪州・ブリスベンで今季初戦を終えていた桐生だが、100mを2本走って10秒55(-1.4)、10秒41(-1.5)。「初戦が思ったような走りができなかったので、今回は自分の走りをしようと思って来た」。
予選はわずかに追い風参考ながらも10秒12(+2.1)をマーク。有観客の盛り上がりを受け、気持ちを上げて臨んだ決勝は自身の持つ大会記録(10秒08)と、オレゴン世界選手権参加標準記録の10秒05をターゲットに臨んだ。そこにはどちらも届かなかったが、多田に0.09秒差をつけて快勝。中盤で抜け出す力強いレースを見せた。
昨年は右膝裏、右アキレス腱とケガが相次ぎ、「どこも痛くなく走れたレースはなかった」1年だった。日本選手権でも5位に敗れ、個人種目で念願だった東京五輪出場は果たせず。その雪辱を期す今季に向けては、じっくりとパワーアップを図ってきた。今は、それをスプリントに結びつける段階だ。
「オレゴンの標準を切って、日本選手権に勝ちたい」。出場予定の織田記念、セイコーゴールデングランプリで、さらにエンジンを上げていく。
◇出雲陸上(4月24日/島根県出雲市・浜山公園競技場)
日本グランプシリーズ・出雲陸上の男子100mは、東京五輪代表の桐生祥秀(日本生命)が10秒18(+1.5)で優勝。昨年の日本選手権王者・多田修平(日本生命)が10秒27で2位、本郷汰樹(名大)が10秒30で3位に続いた。東京五輪4×100mリレー代表のデーデー・ブルーノ(セイコー)は10秒50で8位だった。
4月9日の豪州・ブリスベンで今季初戦を終えていた桐生だが、100mを2本走って10秒55(-1.4)、10秒41(-1.5)。「初戦が思ったような走りができなかったので、今回は自分の走りをしようと思って来た」。
予選はわずかに追い風参考ながらも10秒12(+2.1)をマーク。有観客の盛り上がりを受け、気持ちを上げて臨んだ決勝は自身の持つ大会記録(10秒08)と、オレゴン世界選手権参加標準記録の10秒05をターゲットに臨んだ。そこにはどちらも届かなかったが、多田に0.09秒差をつけて快勝。中盤で抜け出す力強いレースを見せた。
昨年は右膝裏、右アキレス腱とケガが相次ぎ、「どこも痛くなく走れたレースはなかった」1年だった。日本選手権でも5位に敗れ、個人種目で念願だった東京五輪出場は果たせず。その雪辱を期す今季に向けては、じっくりとパワーアップを図ってきた。今は、それをスプリントに結びつける段階だ。
「オレゴンの標準を切って、日本選手権に勝ちたい」。出場予定の織田記念、セイコーゴールデングランプリで、さらにエンジンを上げていく。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】帝京大 絶好調・楠岡由浩、ロードに強い島田晃希が充実 主将・柴戸らとともに5強崩しへ
第102回箱根駅伝(2026年1月2日、3日)のチームエントリー16名が12月10日に発表された。 “5強崩し”を目標に掲げる帝京大は、出雲駅伝8位、全日本大学駅伝6位と、あと一歩だったものの、確かな存在感を示した。 今 […]
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】関東学生連合のチーム枠10人決定 法大・大島史也、明大・大湊柊翔、駿河台大・古橋希翁ら力のある面々そろう
第102回箱根駅伝(2026年1月2日、3日)のチームエントリー16名が12月10日に発表された。 関東学生連合チームは、今回から予選会敗退校の上位10校(総合11~20位)はチーム枠として、予選会出走の有無などに関係な […]
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】4年連続の立教大 馬場賢人、國安広人ら主軸が名を連ね64年ぶりシード獲得へ
第102回箱根駅伝(2026年1月2日、3日)のチームエントリー16名が12月10日に発表された。 立教大は前回大会で往路8位とシード権が見える位置で折り返したが、復路で総合13位まで順位を落として涙を飲んだ。予選会では […]
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】7位通過の神奈川大 エースの宮本陽叶、酒井健成ら前回経験10人そろい9年ぶりシード目指す
第102回箱根駅伝(2026年1月2日、3日)のチームエントリー16名が12月10日に発表された。 予選会7位通過の神奈川大は3年連続56回目の出場。4年生ゼロで臨んだ前回は総合16位だったが、その経験者10人全員がエン […]
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】78年連続の日体大 エースの山崎丞、平島龍斗ら前回経験者が全員登録し充実
第102回箱根駅伝(2026年1月2日、3日)のチームエントリー16名が12月10日に発表された。 初出場から78年連続出場を続けている日体大。昨年の全日本大学駅伝で1区区間賞で前回1区3位の平島龍斗、前回2区の山崎丞、 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025