
◇東京マラソン(3月6日/都庁前スタート、東京駅前・行幸通りフィニッシュ)
1週間前に34歳の誕生日を迎えた新谷仁美(積水化学)が13年ぶりにマラソンへ挑戦。日本歴代6位の2時間21分17秒で日本人2番手の7位に入った。
序盤から、東京五輪8位入賞の一山麻緒(ワコール)と一緒に、2005年に野口みずき(グローバリー)が作った日本記録(2時間19分12秒)を上回るハイペースを刻んだ。徐々にスピードが鈍り、40km過ぎには一山に振り切られたが、それでもオレゴン世界選手権の派遣設定記録(2時間23分18秒)を突破、歴代10傑入りの好タイムでまとめたのはさすがと言えるだろう。
だが、新谷自身は「ハーフ(1時間6分38秒)、10000m(30分20秒44)でも日本記録を持っているので、歴代6位というのは……。40kmから明らかに失速してしまった。勝負の面でも残念だった」と振り返る。
それでも、「自己記録を10分更新できた。一山さんのお陰で最後まで行けた」と話し、終盤まで互いに力を引き出し合った一山に感謝する。
2013年のモスクワ世界選手権10000mで5位入賞を果たした後、いったんは現役を引退。18年に復帰した後は、男子800m元日本記録保持者・横田真人コーチの指導を受けながら、トラックで国内トップの位置へと返り咲いた。
しかし、1年延期を経た東京五輪イヤーの2021年は思うように走れない日々を過ごし、東京五輪は10000mで21位。折れそうになる心を、横田コーチや周囲の支えでなんとか保ち、プロとして、結果を求めて自身4度目のマラソンへの出場を決意した。
その挑戦を終え、「これまでのようにレース後すぐに心が乱れることはなかったが、やっぱりマラソンは2度とやりたくないな、と」と苦笑いを浮かべた。
今後は、「次のことはまったく考えていないけど、パリ五輪までは契約があるので責任を果たしたい。夏のトラックに向けて、5000m、10000mで参加標準記録を突破していないので合わせていきたい」と、マラソンで世界選手権は目指さない意向を示した。
◇東京マラソン(3月6日/都庁前スタート、東京駅前・行幸通りフィニッシュ)
1週間前に34歳の誕生日を迎えた新谷仁美(積水化学)が13年ぶりにマラソンへ挑戦。日本歴代6位の2時間21分17秒で日本人2番手の7位に入った。
序盤から、東京五輪8位入賞の一山麻緒(ワコール)と一緒に、2005年に野口みずき(グローバリー)が作った日本記録(2時間19分12秒)を上回るハイペースを刻んだ。徐々にスピードが鈍り、40km過ぎには一山に振り切られたが、それでもオレゴン世界選手権の派遣設定記録(2時間23分18秒)を突破、歴代10傑入りの好タイムでまとめたのはさすがと言えるだろう。
だが、新谷自身は「ハーフ(1時間6分38秒)、10000m(30分20秒44)でも日本記録を持っているので、歴代6位というのは……。40kmから明らかに失速してしまった。勝負の面でも残念だった」と振り返る。
それでも、「自己記録を10分更新できた。一山さんのお陰で最後まで行けた」と話し、終盤まで互いに力を引き出し合った一山に感謝する。
2013年のモスクワ世界選手権10000mで5位入賞を果たした後、いったんは現役を引退。18年に復帰した後は、男子800m元日本記録保持者・横田真人コーチの指導を受けながら、トラックで国内トップの位置へと返り咲いた。
しかし、1年延期を経た東京五輪イヤーの2021年は思うように走れない日々を過ごし、東京五輪は10000mで21位。折れそうになる心を、横田コーチや周囲の支えでなんとか保ち、プロとして、結果を求めて自身4度目のマラソンへの出場を決意した。
その挑戦を終え、「これまでのようにレース後すぐに心が乱れることはなかったが、やっぱりマラソンは2度とやりたくないな、と」と苦笑いを浮かべた。
今後は、「次のことはまったく考えていないけど、パリ五輪までは契約があるので責任を果たしたい。夏のトラックに向けて、5000m、10000mで参加標準記録を突破していないので合わせていきたい」と、マラソンで世界選手権は目指さない意向を示した。 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
2025.11.28
22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告
-
2025.11.27
-
2025.11.26
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026」の実行委員会は、11月20日時点の出場予定校を発表した。 箱根駅伝で総合3連覇を狙う青学大や、前回大会で2連覇を飾った國學院大、全日本大学駅伝2位の中大、出雲駅伝で2位の早大など関 […]
2025.11.28
22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告
世界陸連(WA)の独立不正調査機関「アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)」は11月27日、男子走幅跳でオレゴン世界選手権金メダルを獲得した王嘉男(中国)のドーピング疑惑について、違反はなかったことを確認し、処分 […]
2025.11.27
プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催
11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]
2025.11.27
古賀ジェレミー、ドルーリー、濱がダイヤモンドアスリート昇格!Nextageに高1の2人が新規認定
日本陸連は11月27日、「次世代において国際大会での活躍が期待できる競技者」を育成する「ダイヤモンドアスリート」の第12期認定者を発表した。 第11期でダイヤモンドアスリートNextageとして一部のプログラムに参加して […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025