HOME 海外

2022.02.28

ジョン・ランディ氏が91歳で死去 1954年に1マイルと1500mで世界新

1956年メルボルン五輪男子1500m銅メダリストのジョン・ランディ氏(オーストラリア)が2月24日に亡くなったことが分かった。91歳だった。

ランディ氏は、英国のロジャー・バニスター氏(故人)や米国のウェス・サンティー氏(故人)とともに1950年代に1500mや1マイルで世界を牽引した。当時、1マイル4分切りは「人類には超えられないもの」とされてきたが、54年5月6日にバニスター氏が史上初の3分台となる3分59秒4をマーク。それから46日後の6月21日に、ランディ氏がフィンランドのレースで3分58秒0とさらに更新し、その時の1500m通過タイム3分41秒8も世界新記録だった。

五輪では、52年のヘルシンキ大会で1500mと5000mの2種目に出場。4年後の地元メルボルン大会で銅メダルを手にした。現役を退いた後、政治家へ転身。2001年から06年までビクトリア州知事を務めていた。

広告の下にコンテンツが続きます

国際オリンピック委員会(IOC)副会長で、オーストラリアオリンピック委員会のジョン・コーツ会長は、「オーストラリアのロールモデルはジョン・ランディ氏」と故人を評して追悼した。

1956年メルボルン五輪男子1500m銅メダリストのジョン・ランディ氏(オーストラリア)が2月24日に亡くなったことが分かった。91歳だった。 ランディ氏は、英国のロジャー・バニスター氏(故人)や米国のウェス・サンティー氏(故人)とともに1950年代に1500mや1マイルで世界を牽引した。当時、1マイル4分切りは「人類には超えられないもの」とされてきたが、54年5月6日にバニスター氏が史上初の3分台となる3分59秒4をマーク。それから46日後の6月21日に、ランディ氏がフィンランドのレースで3分58秒0とさらに更新し、その時の1500m通過タイム3分41秒8も世界新記録だった。 五輪では、52年のヘルシンキ大会で1500mと5000mの2種目に出場。4年後の地元メルボルン大会で銅メダルを手にした。現役を退いた後、政治家へ転身。2001年から06年までビクトリア州知事を務めていた。 国際オリンピック委員会(IOC)副会長で、オーストラリアオリンピック委員会のジョン・コーツ会長は、「オーストラリアのロールモデルはジョン・ランディ氏」と故人を評して追悼した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.26

【学生長距離Close-upインタビュー】全日本大学駅伝1区区間賞の志學館大・中村晃斗 「結果にこだわっていきたい」

学生長距離Close-upインタビュー 中村 晃斗 Nakamura Akito 志學館大3年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。54回目は、志 […]

NEWS 熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

2025.11.26

熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高 […]

NEWS 世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里

2025.11.26

世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里

日本陸連は11月26日、第46回世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日/米国・タラハシー)の男女U20日本代表代表選考会(11月30日/京都)の確定エントリーリストを発表した。 男子は当初エントリーしていた24 […]

NEWS パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定

2025.11.26

パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定

男子短距離のQ.ウィルソン(米国)がメリーランド大へ入学することが発表された。 ウィルソンは2008年生まれの17歳。23年ごろから400mで頭角を現し、同年の米国室内選手権で優勝するなど注目を浴びた。今年6月には400 […]

NEWS 男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」

2025.11.26

男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」

2016年リオ五輪の男子3000m障害で銀メダルに輝いたE.ジャガー(米国)が引退を表明した。 ジャガーは35歳。ジュニア時代には中長距離でU20世界選手権1500m7位などの成績を収め、シニアでは3000m障害で世界的 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top