HOME 海外

2022.01.31

資格停止処分明けのコールマンが60mでV、測定不備でクルーザーの世界新は幻/WA室内ツアーゴールド
資格停止処分明けのコールマンが60mでV、測定不備でクルーザーの世界新は幻/WA室内ツアーゴールド

世界陸連(WA)室内ツアーのゴールドラベル第2戦ミルローズ・ゲームが1月29日、米国・ニューヨークで行われ、男子60mでC.コールマン(米国)が6秒49で優勝した。

2019年のドーハ世界選手権男子100mで金メダルを獲得したコールマンは、室内60mの世界記録(6秒34/18年)保持者。ドーピング検査の居場所情報規則違反で20年5月から21年11月までの18ヵ月、資格停止処分を受けており、今回は20年2月以来となる主要大会出場だった。

2位は昨年100mで世界歴代6位タイの9秒76をマークしたT.ブロメル(米国)で、コールマンとは0.01秒差の6秒50。R.ベイカー(米国)が6秒54で3位となり、N.ライルズ(米国)が6秒62で4位と続いた。

男子1マイルはO.ホーア(豪州)が3分50秒83でオセアニア室内記録で制覇。また、この種目では38歳のN.ウィリス(ニュージーランド)が3分59秒71(9位)をマークし、史上初めて20年連続で3分台をマークした選手となった。ウィリスは1500mで08年北京五輪銀メダル、16年リオ五輪銅メダルを獲得している。これまで室内の1500mと5000mのエリアレコードホルダーで、室内1マイルでもオセアニア記録を保持していたが、この日ホーアによって破られた。

女子3000mはM.モンソン(米国)が大会新の8分31秒62でV。女子棒高跳は16年リオ五輪銀のS.モリス(米国)が4m75で制した。

なお、男子砲丸投は測定に不備があり、試技がすべて無効。室内世界記録の22m82を持つR.クルーザー(米国)が世界記録を上回る23m38をプットしたとアナウンスされたが、その後に取り消され、幻の世界新となった。

広告の下にコンテンツが続きます
世界陸連(WA)室内ツアーのゴールドラベル第2戦ミルローズ・ゲームが1月29日、米国・ニューヨークで行われ、男子60mでC.コールマン(米国)が6秒49で優勝した。 2019年のドーハ世界選手権男子100mで金メダルを獲得したコールマンは、室内60mの世界記録(6秒34/18年)保持者。ドーピング検査の居場所情報規則違反で20年5月から21年11月までの18ヵ月、資格停止処分を受けており、今回は20年2月以来となる主要大会出場だった。 2位は昨年100mで世界歴代6位タイの9秒76をマークしたT.ブロメル(米国)で、コールマンとは0.01秒差の6秒50。R.ベイカー(米国)が6秒54で3位となり、N.ライルズ(米国)が6秒62で4位と続いた。 男子1マイルはO.ホーア(豪州)が3分50秒83でオセアニア室内記録で制覇。また、この種目では38歳のN.ウィリス(ニュージーランド)が3分59秒71(9位)をマークし、史上初めて20年連続で3分台をマークした選手となった。ウィリスは1500mで08年北京五輪銀メダル、16年リオ五輪銅メダルを獲得している。これまで室内の1500mと5000mのエリアレコードホルダーで、室内1マイルでもオセアニア記録を保持していたが、この日ホーアによって破られた。 女子3000mはM.モンソン(米国)が大会新の8分31秒62でV。女子棒高跳は16年リオ五輪銀のS.モリス(米国)が4m75で制した。 なお、男子砲丸投は測定に不備があり、試技がすべて無効。室内世界記録の22m82を持つR.クルーザー(米国)が世界記録を上回る23m38をプットしたとアナウンスされたが、その後に取り消され、幻の世界新となった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.15

28年ロス五輪の競技日程が決定! T&Fは7月15日~24日 競歩は27日、マラソンは29日と30日に実施

2028年に開催されるロサンゼルス五輪の組織委員会は、大会開幕まで3年となった7月14日、各競技の詳細な日程を発表した。 陸上競技については、すでに昨年6月の段階で、1972年ミュンヘン大会以降は大会後半に行われてきた従 […]

NEWS 1万mに國學院大・野中恒亨、中大・濵口大和、創価大・織橋巧、東洋大・松井海斗ら各校主軸激突/関東学連記録挑戦競技会

2025.07.15

1万mに國學院大・野中恒亨、中大・濵口大和、創価大・織橋巧、東洋大・松井海斗ら各校主軸激突/関東学連記録挑戦競技会

関東学生網走夏季記録挑戦競技会(7月20日/北海道・網走市営陸上競技場)のスタートリストが7月15日、同連盟の公式サイトで発表された。 5組で行われる男子10000mは、最終5組に各大学の主力選手が名を連ねた。國學院大か […]

NEWS 【男子棒高跳】大森蒼以(KPVC・中3埼玉) 5m00=中学歴代2位

2025.07.15

【男子棒高跳】大森蒼以(KPVC・中3埼玉) 5m00=中学歴代2位

7月5日に埼玉県越谷市で開催されたアスリートリンゲージフェスティバルの男子棒高跳で中学3年生の大森蒼以(KPVC・埼玉)が中学歴代2位の5m00をマークした。 大森は2011年3月生まれの14歳。5月には4m90を跳んで […]

NEWS DLロンドン女子5000mに田中希実がエントリー! 男子100mで再びライルズ VS テボゴ アレクナ、マフチフ、ボルらも参戦

2025.07.14

DLロンドン女子5000mに田中希実がエントリー! 男子100mで再びライルズ VS テボゴ アレクナ、マフチフ、ボルらも参戦

7月14日、ダイヤモンドリーグ(DL)第11戦のロンドン大会(英国/7月19日)のエントリーリストが発表され、女子5000mに田中希実(New Balance)が登録された。 田中はこれが今季のDL2戦目。7月上旬の日本 […]

NEWS 男子走幅跳・城山正太郎が優勝 400m佐藤風雅は45秒50の4位 世界陸上出場目指し、日本選手が欧米の競技会に出場/WAコンチネンタルツアー

2025.07.14

男子走幅跳・城山正太郎が優勝 400m佐藤風雅は45秒50の4位 世界陸上出場目指し、日本選手が欧米の競技会に出場/WAコンチネンタルツアー

7月13日に欧米各地で世界陸連(WA)コンチネンタルツアーの競技会が行われ、9月の東京世界選手権の出場を目指す日本人選手たちが奮闘した。 カナダで開催されたWAコンチネンタルツアー・シルバーのエドモントン招待では、男子走 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top