1月17日、米国・テキサス州でヒューストン・マラソンが行われ、女子のK.ダマートが米国新の2時間19分12秒で優勝。従来の米国記録(2時間19分36秒/D.カスター、2006年)を16年ぶりに更新した。男子はJ.ガンドゥ(ケニア)が2時間11分03秒で1位。同時開催のハーフマラソンでは男子はM.トロサ(エチオピア)が1時間00分24秒で、女子はV.チェプンゲノ(ケニア)が1時間5分03秒の世界歴代11位で制した。
女子マラソンのダマートは現在37歳。学生時代には陸上競技部で中距離を中心に取り組んでいたが、ケガもあり大学卒業と同時に競技を引退した。その後、不動産業の会社に勤め、2児をもうけた後の2017年から再び走り出し、2019年にはマラソンで2時間34分55秒をマーク。20年2月に行われた東京五輪トライアルでは2時間34分24秒で15位に終わったが、同年12月には2時間22分56秒の大幅自己新で注目を集めていた。
ハーフマラソン女子の優勝記録は米国国内最高タイムで、2位のS.ホール(米国)は1時間7分15秒の米国新記録を樹立。3年前にM.ハドルが出した記録を10秒塗り替えた。
男子マラソンには日本から内田健太(埼玉医科大グループ)が出場し、2時間11分19秒で4位だった。
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