HOME 駅伝

2021.10.31

名城大が5連覇!! 圧巻の完封リレーで史上2校目の快挙/全日本大学女子駅伝
名城大が5連覇!! 圧巻の完封リレーで史上2校目の快挙/全日本大学女子駅伝

◇第39回全日本大学女子駅伝(10月31日、6区間38.1km/宮城県仙台市・弘進ゴムアスリートパーク仙台~仙台市役所前市民広場)

第39回全日本大学女子駅伝が10月31日、宮城県仙台市の弘進ゴムアスリートパーク仙台をスタート、仙台市役所前市民広場フィニッシュの6区間38.1kmのコースで行われ、名城大が2時間2分59秒で史上2校目の5連覇を達成した。

広告の下にコンテンツが続きます

名城大は1区で山本有真(3年)がいきなり区間賞で飛び出すと、2区・高松智美ムセンビ(4年)、3区・和田有菜(4年)、4区・谷本七星(1年)まで4連続区間賞。高松と谷本は区間新をマークするなど、序盤から他を圧倒した。

5区で3年生エースの小林成美は区間賞こそ逃したものの区間3位にまとめ、アンカーの増渕祐香も区間新の快走。1区から首位を譲らない史上6校目の「完封リレー」でフィニッシュテープを切った。

米田勝朗監督は「(5連覇の)プレッシャーがなかったと言えばうそになりますが、学生は去年の自分たちを超えることを目指してとやってきた。去年の記録(2時間2分57秒)にはわずかに届かなかったですが、1区から自分たちのイメージ通りの走りをしてくれた。達成できて本当に良かった」と選手たちのがんばりを称えた。

チームを勢いの乗せた山本は「1区というすごく重要な区間を任せていただいた。大役を果たせて良かった」。アンカーの増渕は「1位でつないでくれたので、最後はみんなの笑顔の元に帰ると思って走り切った。この先も6連覇、7連覇と続けていきたい」と笑顔で振り返った。

2位は5年連続で大東大。1区で準エースの吉村玲美が転倒もあって11位と出遅れたものの、5位でタスキを受けた5区のエースで主将・鈴木優花が区間新・3人抜きの力走で、至近9大会で8度目の準優勝を飾った。

5区(9.1km)でスーパールーキー・不破聖衣来が従来の記録を1分14秒も短縮する28分00秒の爆走を見せた拓大が、4年連続4回目の出場で初シードを3位で決めた。4位は2年連続で立命大、5位に日体大、6位に大阪学大、7位に城西大、8位に松山大が入り、次回のシード権を獲得した。

◇第39回全日本大学女子駅伝(10月31日、6区間38.1km/宮城県仙台市・弘進ゴムアスリートパーク仙台~仙台市役所前市民広場) 第39回全日本大学女子駅伝が10月31日、宮城県仙台市の弘進ゴムアスリートパーク仙台をスタート、仙台市役所前市民広場フィニッシュの6区間38.1kmのコースで行われ、名城大が2時間2分59秒で史上2校目の5連覇を達成した。 名城大は1区で山本有真(3年)がいきなり区間賞で飛び出すと、2区・高松智美ムセンビ(4年)、3区・和田有菜(4年)、4区・谷本七星(1年)まで4連続区間賞。高松と谷本は区間新をマークするなど、序盤から他を圧倒した。 5区で3年生エースの小林成美は区間賞こそ逃したものの区間3位にまとめ、アンカーの増渕祐香も区間新の快走。1区から首位を譲らない史上6校目の「完封リレー」でフィニッシュテープを切った。 米田勝朗監督は「(5連覇の)プレッシャーがなかったと言えばうそになりますが、学生は去年の自分たちを超えることを目指してとやってきた。去年の記録(2時間2分57秒)にはわずかに届かなかったですが、1区から自分たちのイメージ通りの走りをしてくれた。達成できて本当に良かった」と選手たちのがんばりを称えた。 チームを勢いの乗せた山本は「1区というすごく重要な区間を任せていただいた。大役を果たせて良かった」。アンカーの増渕は「1位でつないでくれたので、最後はみんなの笑顔の元に帰ると思って走り切った。この先も6連覇、7連覇と続けていきたい」と笑顔で振り返った。 2位は5年連続で大東大。1区で準エースの吉村玲美が転倒もあって11位と出遅れたものの、5位でタスキを受けた5区のエースで主将・鈴木優花が区間新・3人抜きの力走で、至近9大会で8度目の準優勝を飾った。 5区(9.1km)でスーパールーキー・不破聖衣来が従来の記録を1分14秒も短縮する28分00秒の爆走を見せた拓大が、4年連続4回目の出場で初シードを3位で決めた。4位は2年連続で立命大、5位に日体大、6位に大阪学大、7位に城西大、8位に松山大が入り、次回のシード権を獲得した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.19

男子3000m障害元世界記録保持者のオブライエン氏が死去 1970年に8分22秒0

1960~70年代に男子3000m障害で活躍したK.オブライエン氏(豪州)が死去した。78歳だった。 オブライエン氏は1968年メキシコ五輪の男子3000m障害で4位に入賞し、豪州の中長距離界を牽引した先駆的存在。豪州選 […]

NEWS ダンフィーとペレスがWA競歩ツアー年間優勝者 日本勢は山西利和の4位が最上位

2025.12.19

ダンフィーとペレスがWA競歩ツアー年間優勝者 日本勢は山西利和の4位が最上位

世界陸連(WA)は12月19日、2025年のWA競歩ツアー年間優勝者を発表し、男子はE.ダンフィー(カナダ)、女子は35km競歩の世界記録保持者であるM.ペレス(スペイン)が選ばれた。 男女ともに今季の東京世界選手権優勝 […]

NEWS 駒大4年生4本柱は主要区間を熱望! 主将・山川拓馬「エース区間に挑みたい」 佐藤圭汰「しっかり走って恩返しを」

2025.12.18

駒大4年生4本柱は主要区間を熱望! 主将・山川拓馬「エース区間に挑みたい」 佐藤圭汰「しっかり走って恩返しを」

第102回箱根駅伝で3年ぶりの総合優勝を狙う駒大が12月18日、オンラインで合同会見を行い、エントリー選手が出席した。 今季の駒大は4年生の4人が強力。それぞれ希望区間を問われると、主将の山川拓馬は2区と5区、伊藤蒼唯は […]

NEWS 箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

2025.12.18

箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

前回優勝メンバーから6人が卒業 前回、10時間41分19秒の大会新記録で連覇を飾ったメンバーから6人が卒業。それも4区で歴代2位の好タイムをマークした太田蒼生(現・GMOインターネットグループ)に5、6区連続区間新で、「 […]

NEWS 横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

2025.12.18

横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

鳥取・由良育英高(現・鳥取中央育英高)の陸上部顧問として、インターハイで2度の総合優勝に導き、高校駅伝でも全国大会で2度の準優勝を果たした横山隆義氏が、12月15日、肺炎のため亡くなった。81歳だった。 横山氏は1944 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top