九電工は10月1日にホームページ上で、日本選手権1500mで3連覇(2012~14年)するなど、日本の女子中距離界をリードしてきた陣内綾子が9月30日付で退部したと発表した。
陣内は佐賀県出身。城東中3年の2001年、広島全中で800m優勝。県内有数の進学校でもある佐賀西高に進学すると、1年時の高知国体少年B800m優勝、3年時は800mで日本ジュニアとインターハイ2冠に輝いた。なお、この日本ジュニアでは、当時・須磨学園高(兵庫)1年だった小林祐梨子が2位に入っている。
地元の佐賀大へ進学し、3年時には日本選手権800mに優勝。同年(2007年)の大阪世界選手権の日本代表となった。2009年に大学を卒業して九電工所属に。同年の日本選手権800m優勝。1500mでは2012年から日本選手権3連覇など第一線で活躍してきた。自己ベストは800mが2分03秒37(日本歴代13位)、1500mは4分10秒08(日本歴代6位)。今季の日本選手権は1500mに出場して15位。九電工でのラストレースとなった9月の全日本実業団対抗選手権では800m3位、1500m5位に入賞している。
九電工を通して陣内は「13年間という長きにわたって競技ができたことは、常日頃から皆様のご支援ご声援のおかげに他なりません。結果が良い時だけでなく不甲斐ない時も、いつも温かく見守って頂けたこと大変感謝しています」とコメントしている。なお、競技継続も含め今後については明言していない。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.04.22
2024.04.17
パリ五輪の公式スポーツウエアが公開!赤を基調にパリの日の出イメージ 環境への配慮も
-
2024.04.18
-
2024.04.20
2024.04.12
40年以上の人気シューズ”ペガサス”シリーズの最新作!「ナイキ ペガサス 41」が登場!
-
2024.03.28
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.04.23
競歩の酒井瑞穂コーチ ミズノスポーツメントール賞ゴールド受賞「学びの姿勢を持ちながら精進」
ミズノスポーツ振興財団は、日本スポーツ協会および日本オリンピック委員会と共催で、「我が国の競技スポーツや地域スポーツにおいて選手の強化・育成、普及・振興に貢献した指導者を顕彰」する『ミズノ スポーツメントール賞』を199 […]
2024.04.23
20km競歩4位の古賀友太 「課題と収穫があった」パリ五輪へ成長誓う/世界競歩チーム選手権
アンタルヤ世界競歩チーム選手権の日本代表が4月23日に帰国し、パリ五輪の出場権を獲得した男女混合競歩リレーの代表選手が取材に応じた。 男子20km競歩で1時間19分54秒をマークして4位に入った古賀友太(大塚製薬)。団体 […]
2024.04.23
パリ五輪切符つかんだ男女混合競歩リレー 銀メダルの池田向希、岡田久美子ペア「最大2枠をクリアできて良かった」
アンタルヤ世界競歩チーム選手権の日本代表が4月23日に帰国し、パリ五輪の出場権を獲得した男女混合競歩リレーの代表選手が取材に応じた。 男女混合競歩リレーはパリ五輪で初実施される種目で、男女1名をペアとし、男子(11.19 […]
2024.04.22
JMCシリーズの順位修正 山下一貴が4位へ、西山、大迫の順位が下がる ブダペスト世界陸上9位のドーピング違反により
日本陸連はジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズⅢ(22年4月~24年3月)の順位に修正があったことを発表した。 昨年のブダペスト世界選手権で9位に入ったジョン・ハキジマナ(ルワンダ)のドーピング違反が11 […]
2024.04.22
ブダペスト世界陸上マラソン9位のハキジマナがドーピング違反失格により、山下一貴、其田健也、西山和弥の順位がアップ
昨年11月30日にアスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)が、男子マラソンでルワンダ記録を持つジョン・ハキジマナのドーピング違反(禁止物質:トリアムシノロンアセトニド陽性)により23年 […]
Latest Issue 最新号
2024年5月号 (4月12日発売)
パリ五輪イヤー開幕!