日本選手権(2006年、14年)を2度制するなど男子3000m障害を中心に活躍してきた篠藤淳(山陽特殊製鋼)が、9月25日の全日本実業団対抗選手権で現役を引退した。現役ラストレースは8分49秒70で7位入賞だった。
篠藤が一気に頭角を現したのは中央学大在籍時。大学3年時の日本選手権では、3000m障害で当時5連覇中だった岩水嘉孝(当時・トヨタ自動車、現・資生堂監督)を破り、初の日本一に輝いた(岩水は、翌年から再び3連覇しており、この大会で優勝していれば9連覇になっていた)。さらに、大学駅伝でも活躍。特に、主将としてチームを牽引した大学4年時には、箱根駅伝で9区を担い区間新記録を樹立。3人を抜き、6位から3位まで順位を押し上げて、チーム過去最高順位となる3位入賞の原動力になった。篠藤はこの活躍で、この大会の金栗四三杯(MVP)にも輝いた。なお、9区の区間記録は今なお破られていない。
実業団の山陽特殊製鋼に進んでからは、2014年の仁川アジア大会で初めて日の丸を付けて、3000m障害で4位入賞を果たしている。
篠藤は、昨年11月に35歳にして5000mで13分58秒67と自己記録を樹立。今季も、5月の関西実業団で3000m障害優勝、4月の兵庫リレーカーニバル2000m障害で4位に入るなど、コーチ兼任として現役を続行しながら結果を残し続けてきた。惜しまれつつの現役引退となるが、今後はコーチに専任し、後進の育成に当たる。
日本選手権(2006年、14年)を2度制するなど男子3000m障害を中心に活躍してきた篠藤淳(山陽特殊製鋼)が、9月25日の全日本実業団対抗選手権で現役を引退した。現役ラストレースは8分49秒70で7位入賞だった。
篠藤が一気に頭角を現したのは中央学大在籍時。大学3年時の日本選手権では、3000m障害で当時5連覇中だった岩水嘉孝(当時・トヨタ自動車、現・資生堂監督)を破り、初の日本一に輝いた(岩水は、翌年から再び3連覇しており、この大会で優勝していれば9連覇になっていた)。さらに、大学駅伝でも活躍。特に、主将としてチームを牽引した大学4年時には、箱根駅伝で9区を担い区間新記録を樹立。3人を抜き、6位から3位まで順位を押し上げて、チーム過去最高順位となる3位入賞の原動力になった。篠藤はこの活躍で、この大会の金栗四三杯(MVP)にも輝いた。なお、9区の区間記録は今なお破られていない。
実業団の山陽特殊製鋼に進んでからは、2014年の仁川アジア大会で初めて日の丸を付けて、3000m障害で4位入賞を果たしている。
篠藤は、昨年11月に35歳にして5000mで13分58秒67と自己記録を樹立。今季も、5月の関西実業団で3000m障害優勝、4月の兵庫リレーカーニバル2000m障害で4位に入るなど、コーチ兼任として現役を続行しながら結果を残し続けてきた。惜しまれつつの現役引退となるが、今後はコーチに専任し、後進の育成に当たる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.08
富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出
-
2025.12.08
-
2025.12.08
-
2025.12.08
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.08
サニブラウンがU20合宿にサプライズ登場!「みなさんが日本陸上界の未来」期待のジュニア選手たちにエール
有力ジュニア選手が全国から集まるU20オリンピック育成競技者研修合宿が12月4日から7日までの4日間、ナショナルトレーニングセンターで行われた。 選手たちが集合し、開講式が開かれて最初の研修に登場したのが男子短距離のサニ […]
2025.12.08
U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加
ジュニア世代の有力選手が対象の「U20オリンピック育成競技者研修合宿」が12月4~7日の4日間、東京都北区のナショナルトレーニングセンターで行われた。 インターハイやU20日本選手権、U18大会などで上位に入った高校生や […]
2025.12.08
富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出
日本学生陸上競技連合は12月8日、2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)に出場する全日本大学選抜チームの選手を発表した。 全日本大学選抜チームは全国8地区学連(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国四国、 […]
2025.12.08
2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表
12月8日、関東学連は2026年の関東インカレを、栃木県宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで5月21日から24日に開催すると発表した。 関東の学生ナンバーワンを決める関東インカレは、来年で第105回を迎える伝統の対校戦。 […]
2025.12.08
女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト
女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025