HOME ニュース、国内

2021.10.01

男子3000mSCアジア大会4位の篠藤淳が引退 08年箱根駅伝ではMVPも獲得
男子3000mSCアジア大会4位の篠藤淳が引退 08年箱根駅伝ではMVPも獲得

日本選手権(2006年、14年)を2度制するなど男子3000m障害を中心に活躍してきた篠藤淳(山陽特殊製鋼)が、9月25日の全日本実業団対抗選手権で現役を引退した。現役ラストレースは8分49秒70で7位入賞だった。

篠藤が一気に頭角を現したのは中央学大在籍時。大学3年時の日本選手権では、3000m障害で当時5連覇中だった岩水嘉孝(当時・トヨタ自動車、現・資生堂監督)を破り、初の日本一に輝いた(岩水は、翌年から再び3連覇しており、この大会で優勝していれば9連覇になっていた)。さらに、大学駅伝でも活躍。特に、主将としてチームを牽引した大学4年時には、箱根駅伝で9区を担い区間新記録を樹立。3人を抜き、6位から3位まで順位を押し上げて、チーム過去最高順位となる3位入賞の原動力になった。篠藤はこの活躍で、この大会の金栗四三杯(MVP)にも輝いた。なお、9区の区間記録は今なお破られていない。

実業団の山陽特殊製鋼に進んでからは、2014年の仁川アジア大会で初めて日の丸を付けて、3000m障害で4位入賞を果たしている。

篠藤は、昨年11月に35歳にして5000mで13分58秒67と自己記録を樹立。今季も、5月の関西実業団で3000m障害優勝、4月の兵庫リレーカーニバル2000m障害で4位に入るなど、コーチ兼任として現役を続行しながら結果を残し続けてきた。惜しまれつつの現役引退となるが、今後はコーチに専任し、後進の育成に当たる。

日本選手権(2006年、14年)を2度制するなど男子3000m障害を中心に活躍してきた篠藤淳(山陽特殊製鋼)が、9月25日の全日本実業団対抗選手権で現役を引退した。現役ラストレースは8分49秒70で7位入賞だった。 篠藤が一気に頭角を現したのは中央学大在籍時。大学3年時の日本選手権では、3000m障害で当時5連覇中だった岩水嘉孝(当時・トヨタ自動車、現・資生堂監督)を破り、初の日本一に輝いた(岩水は、翌年から再び3連覇しており、この大会で優勝していれば9連覇になっていた)。さらに、大学駅伝でも活躍。特に、主将としてチームを牽引した大学4年時には、箱根駅伝で9区を担い区間新記録を樹立。3人を抜き、6位から3位まで順位を押し上げて、チーム過去最高順位となる3位入賞の原動力になった。篠藤はこの活躍で、この大会の金栗四三杯(MVP)にも輝いた。なお、9区の区間記録は今なお破られていない。 実業団の山陽特殊製鋼に進んでからは、2014年の仁川アジア大会で初めて日の丸を付けて、3000m障害で4位入賞を果たしている。 篠藤は、昨年11月に35歳にして5000mで13分58秒67と自己記録を樹立。今季も、5月の関西実業団で3000m障害優勝、4月の兵庫リレーカーニバル2000m障害で4位に入るなど、コーチ兼任として現役を続行しながら結果を残し続けてきた。惜しまれつつの現役引退となるが、今後はコーチに専任し、後進の育成に当たる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.12

【男子100m】安田夢雄生(明桜館高) 10秒33=高2歴代9位タイ

7月12日、鹿児島市の白波スタジアムで鹿児島県選手権が行われ、男子ジュニアA100mで安田夢雄生(明桜館高2鹿児島)が10秒33(+1.3)で優勝。高2歴代9位タイの好記録をマークした。 安田は2年前の全中で5位、高校入 […]

NEWS ハンマー投・中川達斗は70m47 マッカーサー・ジョイは64m66 ロサンゼルスの投てき競技会に出場/WAコンチネンタルツアー

2025.07.12

ハンマー投・中川達斗は70m47 マッカーサー・ジョイは64m66 ロサンゼルスの投てき競技会に出場/WAコンチネンタルツアー

7月11日、米国カリフォルニア州ロサンゼルスでWAコンチネンタルツアー・ブロンズのLAスロー・カップが行われ、男子ハンマー投で中川達斗(サトウ食品新潟アルビレックスRC)が70m47で9位にとなった。 5月のアジア選手権 […]

NEWS 男子200m ライルズがテボゴ抑えてV! 3ヵ月ぶり復帰戦で19秒88 女子400mボルは今季世界最高/DLモナコ

2025.07.12

男子200m ライルズがテボゴ抑えてV! 3ヵ月ぶり復帰戦で19秒88 女子400mボルは今季世界最高/DLモナコ

7月11日、ダイヤモンドリーグ(DL)第10戦の第39回ヘラクレスがモナコで開催され、男子200mでは世界選手権3連覇中のN.ライルズ(米国)が19秒88(-0.8)で優勝した。 27歳のライルズは、昨年のパリ五輪100 […]

NEWS ホクレンDC最終戦・網走大会に三浦龍司がエントリー! 女子5000mに廣中璃梨佳 世界陸上代表・安藤友香、梅野倖子も登録

2025.07.12

ホクレンDC最終戦・網走大会に三浦龍司がエントリー! 女子5000mに廣中璃梨佳 世界陸上代表・安藤友香、梅野倖子も登録

日本陸連は7月12日、ホクレンディスタンス第5戦・網走大会(7月19日)のエントリー選手を発表した。 男子5000mには3000m障害で日本記録を更新した三浦龍司(SUBARU)がエントリー。井川龍人(旭化成)のほか、遠 […]

NEWS 十種競技・奥田啓祐は脚を痛め無念の途中棄権「しっかり休んで次戦に」/日本選手権混成

2025.07.12

十種競技・奥田啓祐は脚を痛め無念の途中棄権「しっかり休んで次戦に」/日本選手権混成

◇第109回日本選手権・混成競技(7月12、13日/岐阜・岐阜メモリアルセンター長良川競技場)1日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権混成競技の1日目が行われている。男子十種競技で優勝候補だった奥田啓祐(ウィ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top