HOME ニュース、国内

2021.09.26

萩谷楓が日本人5人目の14分台突入!日本歴代4位の14分59秒36「ひと皮むけた」/全日本実業団
萩谷楓が日本人5人目の14分台突入!日本歴代4位の14分59秒36「ひと皮むけた」/全日本実業団


◇全日本実業団対抗(9月24~26日/大阪・ヤンマースタジアム長居)3日目

全日本実業団対抗の3日目、女子5000mで萩谷楓(エディオン)が14分59秒36をマークして日本人トップの4位。日本歴代4位、日本人5人目の14分台に突入した。

萩谷は終始先頭集団を引くレースを展開。「これまでは田中希実さんや廣中璃梨佳さんについていくレースが多かったのですが、今日は引っ張るレースを予想していたので、まったく予想外ではありませんでした」。萩谷は2000mを6分02秒、3000mを9分04秒で通過。「1000mごと、レースを守って進められたのは良かった。ひと皮むけたかなと思います」。最後は外国人選手にスパートで離されたが、しっかり最後まで粘りきった。

広告の下にコンテンツが続きます

東京五輪では15分04秒95の自己新も予選敗退。五輪以降、「夏合宿ではスピード練習をしていなくて、20km、30km走をやっていたので、15分を切るような練習はしていませんでした」。2日前の1500mでも4分11秒34の大会新を出し、今回は自身もビックリの好記録で、「少し余裕のあるメニューが合っているのかな」と振り返る。「まだ何が良かったかはわかりませんし、まぐれかも。走り込んでいるだけでいいとは思っていませんが、オリンピック前は走り込みが少し足りていなかったかな」と、トレーニングについて分析が必要だが、土台が上がっているのは間違いない。

すでに来年の世界選手権の参加標準記録を突破済み。長野東高を卒業してエディオンに進んで実業団3年目。高校時代の同級生の小林成美(名城大)もユージン世界選手権10000mの参加標準記録を突破するなど、お互いに刺激をし合っている。今後は駅伝にシフト。駅伝シーズン、そして来年に向けても大きな弾みのレースとなった。

■女子5000m日本歴代5傑
14.52.84 廣中璃梨佳(日本郵政グループ)21.8.2
14.53.22 福士加代子(ワコール)05.7.8
14.55.83 新谷 仁美(積水化学)20.9.20
14.59.36 萩谷  楓(エディオン)21.9.26
14.59.93 田中 希実(豊田自動織機TC)21.7.30

◇全日本実業団対抗(9月24~26日/大阪・ヤンマースタジアム長居)3日目 全日本実業団対抗の3日目、女子5000mで萩谷楓(エディオン)が14分59秒36をマークして日本人トップの4位。日本歴代4位、日本人5人目の14分台に突入した。 萩谷は終始先頭集団を引くレースを展開。「これまでは田中希実さんや廣中璃梨佳さんについていくレースが多かったのですが、今日は引っ張るレースを予想していたので、まったく予想外ではありませんでした」。萩谷は2000mを6分02秒、3000mを9分04秒で通過。「1000mごと、レースを守って進められたのは良かった。ひと皮むけたかなと思います」。最後は外国人選手にスパートで離されたが、しっかり最後まで粘りきった。 東京五輪では15分04秒95の自己新も予選敗退。五輪以降、「夏合宿ではスピード練習をしていなくて、20km、30km走をやっていたので、15分を切るような練習はしていませんでした」。2日前の1500mでも4分11秒34の大会新を出し、今回は自身もビックリの好記録で、「少し余裕のあるメニューが合っているのかな」と振り返る。「まだ何が良かったかはわかりませんし、まぐれかも。走り込んでいるだけでいいとは思っていませんが、オリンピック前は走り込みが少し足りていなかったかな」と、トレーニングについて分析が必要だが、土台が上がっているのは間違いない。 すでに来年の世界選手権の参加標準記録を突破済み。長野東高を卒業してエディオンに進んで実業団3年目。高校時代の同級生の小林成美(名城大)もユージン世界選手権10000mの参加標準記録を突破するなど、お互いに刺激をし合っている。今後は駅伝にシフト。駅伝シーズン、そして来年に向けても大きな弾みのレースとなった。 ■女子5000m日本歴代5傑 14.52.84 廣中璃梨佳(日本郵政グループ)21.8.2 14.53.22 福士加代子(ワコール)05.7.8 14.55.83 新谷 仁美(積水化学)20.9.20 14.59.36 萩谷  楓(エディオン)21.9.26 14.59.93 田中 希実(豊田自動織機TC)21.7.30

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.11

タイの19歳ブーンソンが100m9秒94!!!日本記録上回るアジア歴代3位、U20世界選手権2大会ファイナル

東南アジア大会がタイ・バンコクのスパチャラサイ競技場で行われ、男子100mでタイのプリポル・ブーンソンが9秒94(+0.7)をマークした。 予選で出されたこの記録はアジア歴代で日本記録(9秒95:山縣亮太)を上回る3位。 […]

NEWS 青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」

2025.12.11

青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」

第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]

NEWS 箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」

2025.12.11

箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」

第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]

NEWS 青学大・原監督「バーディー×2」駒大・藤田監督「4本の柱」総合力の「上握り10貫」など指揮官たちが“前哨戦”/箱根駅伝トークバトル

2025.12.11

青学大・原監督「バーディー×2」駒大・藤田監督「4本の柱」総合力の「上握り10貫」など指揮官たちが“前哨戦”/箱根駅伝トークバトル

「第102回箱根駅伝トークバトル」が12月10日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われた。 前回優勝校の青学大・原晋監督、同2位の駒大・藤田敦史監督、同3位の國學院大・前田康弘監督、同4位でトークバトル初登場の早大・花田 […]

NEWS 【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

2025.12.10

【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top