
◇全日本実業団対抗(9月24~26日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目
全日本実業団対抗の2日目、女子100m予選に出場した市川華菜(ミズノ)は12秒42(+1.4)で組5着だった。
4×100mリレーででロンドン五輪に出場した市川。現役引退を表明して臨んだラストレースとなった全日本実業団は、笑顔で走り抜けたあと、涙がこぼれた。
「陸上人生最後の100m。最後は速いスピードで終えたかったのですが、心と体が一致していなくて、正直、ゴールできたことに安心しています」
愛知・岡崎城西高時代にインターハイ入賞など経験。中京大に進学してからその才能を開花させた。2011年に11秒43の自己記録を更新し、リレー日本代表入り。翌年のロンドン五輪にも4継メンバーとして出場。だが、近年はケガもあってなかなか本来の走りを取り戻せなかった。
昨年、「不意に何かが切れた感覚があって、何を目標にしていいかわからない状態が続いていた」と言う市川。自分で「引退」という決断にもっていくこともできず、「いろいろな人に相談して今年の春くらいに気持ちが固まった」。
今後についてた未定としたが、「陸上に関わっていきたいです。小さい時はここまで陸上をやると思っていなかったですし、オリンピックなんて思い描いたことがなかった。大学に入ってから可能性を感じてここまでこられました。どんな子に、どんな可能性があるかわからない。そういところに気づいてもらえるように(活動)できれば」と、自らの努力で切り開いたシンデレラストーリーを伝えることで、女子短距離の未来へと紡いでいく。
◇全日本実業団対抗(9月24~26日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目
全日本実業団対抗の2日目、女子100m予選に出場した市川華菜(ミズノ)は12秒42(+1.4)で組5着だった。
4×100mリレーででロンドン五輪に出場した市川。現役引退を表明して臨んだラストレースとなった全日本実業団は、笑顔で走り抜けたあと、涙がこぼれた。
「陸上人生最後の100m。最後は速いスピードで終えたかったのですが、心と体が一致していなくて、正直、ゴールできたことに安心しています」
愛知・岡崎城西高時代にインターハイ入賞など経験。中京大に進学してからその才能を開花させた。2011年に11秒43の自己記録を更新し、リレー日本代表入り。翌年のロンドン五輪にも4継メンバーとして出場。だが、近年はケガもあってなかなか本来の走りを取り戻せなかった。
昨年、「不意に何かが切れた感覚があって、何を目標にしていいかわからない状態が続いていた」と言う市川。自分で「引退」という決断にもっていくこともできず、「いろいろな人に相談して今年の春くらいに気持ちが固まった」。
今後についてた未定としたが、「陸上に関わっていきたいです。小さい時はここまで陸上をやると思っていなかったですし、オリンピックなんて思い描いたことがなかった。大学に入ってから可能性を感じてここまでこられました。どんな子に、どんな可能性があるかわからない。そういところに気づいてもらえるように(活動)できれば」と、自らの努力で切り開いたシンデレラストーリーを伝えることで、女子短距離の未来へと紡いでいく。 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.04
パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」
2025.12.04
飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催
-
2025.12.04
-
2025.12.04
-
2025.12.03
-
2025.12.02
-
2025.11.29
-
2025.12.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.05
ナイキから高いサポート性に優れたランニングシューズ「ナイキ ストラクチャー プラス」が登場!
ナイキは、快適さと楽しさを併せ持ったスタビリティシューズであるナイキ ストラクチャー プラスを発売することを発表した。 ナイキではロードランニングシューズをシンプルな3つのカテゴリー(ペガサス、ボメロ、ストラクチャー)に […]
2025.12.04
パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」
24年パリ五輪男子20km競歩代表の濱西諒が12月1日に自身のSNSを更新し、所属していたサンベルクスを11月末で退社したことを発表した。 濱西は大阪府出身で、履正社高から競歩に取り組み、国体優勝など早くから頭角を現した […]
2025.12.04
飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催
東京世界選手権男子200m代表の飯塚翔大(ミズノ)が11月30日から12月3日まで、ラオスを訪問。4日にリモートで現地で行った活動について報告会見を行った。 飯塚はJICA(国際協力機構)が進める「スポーツを通じて世界平 […]
2025.12.04
世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く
世界陸連(WA)が検討していた走幅跳のルール変更案について、選手からの反発などを受けて撤回されたことを英ガーディアン紙が報じた。 走幅跳では、20cmの踏み切り板とその先に10cmの粘土板が敷かれ、踏み切り板と粘土板の境 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025