HOME 国内

2021.08.25

今秋の三重国体中止が正式決定 国体は2年連続で開催されず
今秋の三重国体中止が正式決定 国体は2年連続で開催されず

会場の三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場

今秋の第76回国民体育大会「三重とこわか国体」(9月25日~10月5日/陸上競技会期9月30日~10月4日、会場:三重交通Gスポーツの杜 伊勢)と第21回全国障害者スポーツ大会「三重とこわか大会」(10月23日~25日)について、三重県、文部科学省、日本スポーツ協会などがオンラインで協議を行い、大会の中止について合意したと発表した。三重県は今月21日に大会共催者である日本スポーツ協会や文部科学省に大会中止の申し入れを表明していた。

三重県では大会の開催に向けて7月に新型コロナウイルス感染防止対策を発表するなど、実施に前向きな姿勢を示してきた。8月以降、新型コロナウイルスの感染者数は増えていたが、今月17日に国体の無観客開催や9月4日から行われる水泳などの会期前競技の実施を発表。同25日以降の本会期の実施競技については、同4日に開催可否を判断するとしていた。

しかし、17日以降も感染者の増加は収まらず、22日には432人と1日での過去最高数を更新。県内の学校でも感染クラスターが発生したほか、競技が行われる各市の市長などから中止の要請が相次いだことで、方針を転換せざるをえなくなり、鈴木知事は「断腸の思い、苦渋の決断」と話していた。

広告の下にコンテンツが続きます

国体は昨年の鹿児島大会に続き、2年連続での中止。また、三重県としては昨年8月の全日本中学校選手権に続いて、陸上競技の全国大会が取り止めという事態となった。なお、三重県が今後の国体開催を希望する場合は日本スポーツ協会のルールに基づき、6年後の27年に延期して開催される見込みという。

今秋の第76回国民体育大会「三重とこわか国体」(9月25日~10月5日/陸上競技会期9月30日~10月4日、会場:三重交通Gスポーツの杜 伊勢)と第21回全国障害者スポーツ大会「三重とこわか大会」(10月23日~25日)について、三重県、文部科学省、日本スポーツ協会などがオンラインで協議を行い、大会の中止について合意したと発表した。三重県は今月21日に大会共催者である日本スポーツ協会や文部科学省に大会中止の申し入れを表明していた。 三重県では大会の開催に向けて7月に新型コロナウイルス感染防止対策を発表するなど、実施に前向きな姿勢を示してきた。8月以降、新型コロナウイルスの感染者数は増えていたが、今月17日に国体の無観客開催や9月4日から行われる水泳などの会期前競技の実施を発表。同25日以降の本会期の実施競技については、同4日に開催可否を判断するとしていた。 しかし、17日以降も感染者の増加は収まらず、22日には432人と1日での過去最高数を更新。県内の学校でも感染クラスターが発生したほか、競技が行われる各市の市長などから中止の要請が相次いだことで、方針を転換せざるをえなくなり、鈴木知事は「断腸の思い、苦渋の決断」と話していた。 国体は昨年の鹿児島大会に続き、2年連続での中止。また、三重県としては昨年8月の全日本中学校選手権に続いて、陸上競技の全国大会が取り止めという事態となった。なお、三重県が今後の国体開催を希望する場合は日本スポーツ協会のルールに基づき、6年後の27年に延期して開催される見込みという。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.10

【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]

NEWS 前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

2025.12.10

前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]

NEWS 15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

2025.12.10

15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]

NEWS 99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

2025.12.10

99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]

NEWS 第102回箱根駅伝ゲスト解説に駒大OB・篠原倖太朗、國學院大OB・平林清澄ら 往路さらなる特別ゲストも

2025.12.10

第102回箱根駅伝ゲスト解説に駒大OB・篠原倖太朗、國學院大OB・平林清澄ら 往路さらなる特別ゲストも

関東学生陸上競技連盟が12月10日、第102回箱根駅伝の開催要項を発表し、テレビ中継する日本テレビの放送についても合わせて発表された。 2026年1月2日の往路、3日の復路ともに7時から生中継。放送センターでの解説は往路 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top