HOME ニュース、国内

2021.06.06

女子4×400mR東京五輪への最後の挑戦 日本歴代3位も出場枠に届かず/デンカチャレンジ
女子4×400mR東京五輪への最後の挑戦 日本歴代3位も出場枠に届かず/デンカチャレンジ


◇Denka Athletics Challenge Cup2021(6月6日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

サトウ食品日本グランプリシリーズのデンカチャレンジで、女子4×400mリレーの日本代表が編成され、東京五輪出場に向けたタイムアタックをした。

五輪出場枠は16で、19年世界選手権と今年の世界リレーの結果からすでに12ヵ国が決定済み。残りは4ヵ国でターゲットナンバー内最後の16番目の記録が3分30秒02のドミニカ共和国だったことから、3分30秒切りは最低条件だった。

広告の下にコンテンツが続きます

青山聖佳(大阪成蹊AC)、松本奈菜子(東邦銀行)、小林茉由(J.VIC)、岩田優奈(スズキ)で臨んだ日本は3分30秒45をマーク。この記録は日本歴代3位の好記録だったが、目標だった3分30秒切りはかなわず。この結果、日本は18番目となり、現状で東京五輪の出場権獲得はついえた。最終的には6月末のランキングなどにより出場国が決定する。

青山は「まずはこういうチャレンジの場を作ってくださった多くの方に感謝したい」と述べ、「だからこそ3分30秒を切りたかった。個人の走りも含めて悔しい」と唇をかんだ。松本も「悔しい」と声をつまらせ「0.01秒でも速く渡そうという気持ちで走りましたが、実力不足だった」と言う。小林は「私以外の3人がずっと400mを引っ張ってきてくれた」と仲間に感謝し、「世界に向けて頑張っていきたい」と次を見据えていた。ケガから復調してメンバー入りした岩田は最後倒れ込むほど力を出し切った。「この悔しさを絶対に忘れないように」と岩田。女子マイルはこの悔しさを糧に、個々のレベルを上げて世界への再挑戦を誓う。

◇Denka Athletics Challenge Cup2021(6月6日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム) サトウ食品日本グランプリシリーズのデンカチャレンジで、女子4×400mリレーの日本代表が編成され、東京五輪出場に向けたタイムアタックをした。 五輪出場枠は16で、19年世界選手権と今年の世界リレーの結果からすでに12ヵ国が決定済み。残りは4ヵ国でターゲットナンバー内最後の16番目の記録が3分30秒02のドミニカ共和国だったことから、3分30秒切りは最低条件だった。 青山聖佳(大阪成蹊AC)、松本奈菜子(東邦銀行)、小林茉由(J.VIC)、岩田優奈(スズキ)で臨んだ日本は3分30秒45をマーク。この記録は日本歴代3位の好記録だったが、目標だった3分30秒切りはかなわず。この結果、日本は18番目となり、現状で東京五輪の出場権獲得はついえた。最終的には6月末のランキングなどにより出場国が決定する。 青山は「まずはこういうチャレンジの場を作ってくださった多くの方に感謝したい」と述べ、「だからこそ3分30秒を切りたかった。個人の走りも含めて悔しい」と唇をかんだ。松本も「悔しい」と声をつまらせ「0.01秒でも速く渡そうという気持ちで走りましたが、実力不足だった」と言う。小林は「私以外の3人がずっと400mを引っ張ってきてくれた」と仲間に感謝し、「世界に向けて頑張っていきたい」と次を見据えていた。ケガから復調してメンバー入りした岩田は最後倒れ込むほど力を出し切った。「この悔しさを絶対に忘れないように」と岩田。女子マイルはこの悔しさを糧に、個々のレベルを上げて世界への再挑戦を誓う。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.13

編集部コラム「あっという間の2025年」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 早大のルーキー・鈴木琉胤「少しずつトラックの頃に戻ってきた」 往路希望で「区間賞を狙う走りを」

2025.12.13

早大のルーキー・鈴木琉胤「少しずつトラックの頃に戻ってきた」 往路希望で「区間賞を狙う走りを」

箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 出雲駅伝、全日本大学駅伝で出走したルーキー・鈴木琉胤は「ハーフは走ったことがなくて、箱根でいきなりという不安はあります。 […]

NEWS 箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」

2025.12.13

箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」

箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 この日は撮影と共通取材、個別取材を実施。共通取材で花田勝彦駅伝監督は「今年もかなり良いかたちで準備ができたと思っています […]

NEWS 連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通
PR

2025.12.13

連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通

2026年の幕開けを飾る全日本実業団対抗駅伝(通称・ニューイヤー駅伝)は、第70回の記念大会として1月1日、前橋市にある群馬県庁前をスタートし、上州路をぐるりと回って県庁に戻る7区間・総距離100kmのコースで行われる。 […]

NEWS ロス瑚花アディアが60m7秒48のユタ州立大新記録 東京・城西高出身で今秋から留学中

2025.12.13

ロス瑚花アディアが60m7秒48のユタ州立大新記録 東京・城西高出身で今秋から留学中

12月10日に米国・ユタ州でブリガム・ヤング大で行われた同大学招待競技会室内女子60mで、ロス瑚花アディア(ユタ州立大)が7秒48で4位に入った。従来のユタ州立大記録38年ぶりの更新となる。 ロスは東京・駒沢中から城西高 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top