HOME 特集

2019.05.16

【展望】白熱の地区インカレ注目の選手をチェック
【展望】白熱の地区インカレ注目の選手をチェック

昨年に続いて砲丸投、円盤投の2冠を目指す郡菜々佳

【コラム】
白熱の地区インカレ注目の選手をチェック

すでに各地で地区インカレが始まっているが、今週から東海・九州インカレがスタート。関東に負けず劣らず、注目の選手たちが登場する。

●東海インカレ(5/17~19)
男女やり投に注目

77m52の自己記録を持つ男子やり投の豊田将司

 東海インカレは、男女のやり投に注目したい。男子は、昨年7月の愛知県選手権で、77m52を投げた豊田将司(東海学園大3)が登場する。ケガもあり今季は60m台にとどまっているが、どこまで調子を戻せるか。女子は、昨年の東海インカレで56m14の大会新をマークした中田寛乃(愛教大3)が優勝候補。織田記念でも54m50を投げており、昨年の大会記録を上回れるか。女子棒高跳には昨年の日本選手権女王の南部珠璃(中京大3)がエントリーしているが、今季は欠場が続いている。
 他では、男子100mで2017年には日本選手権決勝に進出している高橋周治(愛知医科大6)や、昨年の日本インカレ男子400m7位の野村勇輝(中京大3)、全日本大学女子駅伝2連覇中の名城大勢にも注目が集まる。昨年、男子砲丸投でインターハイを制した稻福颯(市岐阜商-中京大)は円盤投にエントリーされている。

広告の下にコンテンツが続きます

●九州インカレ(5/17~19)
日本記録保持者・郡が登場

昨年に続いて砲丸投、円盤投の2冠を目指す郡菜々佳

 今年、女子円盤投で日本記録(59m03)を樹立した郡菜々佳(九州共立大4)がどんなパフォーマンスを見せるか。砲丸投でも日本歴代4位の16m57を持つ郡。アジア選手権で少し脚を痛めたというが、織田記念の砲丸投で16m23を投げて優勝しており問題なし。円盤投では今年は自己記録よりも、アベレージを大事にし、55~56mを安定して投げられる力をつけていくという。
 チームメイトの女子やり投、山下実花子(4)も注目。2月に59m17、4月に58m63と好調だ。学生史上3人目の60m超えに期待。その他、男女ともに九州共立大には投てきを中心に有力選手がそろっている。
 昨年、男女とも総合優勝の福岡大は、男子400mで連覇を目指す松清和希(4)、走幅跳・三段跳の小田大樹(3)らが牽引する。また、女子短距離では、世界リレー代表の兒玉芽生(2)の走りに注目したい。

【コラム】 白熱の地区インカレ注目の選手をチェック

すでに各地で地区インカレが始まっているが、今週から東海・九州インカレがスタート。関東に負けず劣らず、注目の選手たちが登場する。

●東海インカレ(5/17~19) 男女やり投に注目

[caption id="attachment_3484" align="aligncenter" width="267"] 77m52の自己記録を持つ男子やり投の豊田将司[/caption]  東海インカレは、男女のやり投に注目したい。男子は、昨年7月の愛知県選手権で、77m52を投げた豊田将司(東海学園大3)が登場する。ケガもあり今季は60m台にとどまっているが、どこまで調子を戻せるか。女子は、昨年の東海インカレで56m14の大会新をマークした中田寛乃(愛教大3)が優勝候補。織田記念でも54m50を投げており、昨年の大会記録を上回れるか。女子棒高跳には昨年の日本選手権女王の南部珠璃(中京大3)がエントリーしているが、今季は欠場が続いている。  他では、男子100mで2017年には日本選手権決勝に進出している高橋周治(愛知医科大6)や、昨年の日本インカレ男子400m7位の野村勇輝(中京大3)、全日本大学女子駅伝2連覇中の名城大勢にも注目が集まる。昨年、男子砲丸投でインターハイを制した稻福颯(市岐阜商-中京大)は円盤投にエントリーされている。

●九州インカレ(5/17~19) 日本記録保持者・郡が登場

[caption id="attachment_3483" align="aligncenter" width="266"] 昨年に続いて砲丸投、円盤投の2冠を目指す郡菜々佳[/caption]  今年、女子円盤投で日本記録(59m03)を樹立した郡菜々佳(九州共立大4)がどんなパフォーマンスを見せるか。砲丸投でも日本歴代4位の16m57を持つ郡。アジア選手権で少し脚を痛めたというが、織田記念の砲丸投で16m23を投げて優勝しており問題なし。円盤投では今年は自己記録よりも、アベレージを大事にし、55~56mを安定して投げられる力をつけていくという。  チームメイトの女子やり投、山下実花子(4)も注目。2月に59m17、4月に58m63と好調だ。学生史上3人目の60m超えに期待。その他、男女ともに九州共立大には投てきを中心に有力選手がそろっている。  昨年、男女とも総合優勝の福岡大は、男子400mで連覇を目指す松清和希(4)、走幅跳・三段跳の小田大樹(3)らが牽引する。また、女子短距離では、世界リレー代表の兒玉芽生(2)の走りに注目したい。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.03

高知農が県高校最高記録の2時間6分36秒で5連覇 女子は山田がオール区間賞で都大路は“皆勤”の37に/高知県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた高知県高校駅伝は11月2日、高知市東部総合運動場周回コースで行われ、男子(7区間42.195km)は高知農が県高校最高記録となる2時間6分36秒で5年連続49回目の優勝。女子(5区間21.09 […]

NEWS 今治北が初の男女V!女子は序盤からトップを守り初の全国大会 男子は2時間7分23秒で2年ぶりに制す/愛媛県高校駅伝

2025.11.03

今治北が初の男女V!女子は序盤からトップを守り初の全国大会 男子は2時間7分23秒で2年ぶりに制す/愛媛県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた愛媛県高校駅伝が11月2日、西条市の西条ひうち高校駅伝特設コースで行われ、今治北が初の男女優勝を遂げた。女子(5区間21.0975km)は1時間14分13秒で初V。男子(7区間42.195km […]

NEWS 城東が初優勝で悲願の都大路へ 男子はつるぎが6連覇 男女ともに1区から先頭を譲らず逃げ切る/徳島県高校駅伝

2025.11.03

城東が初優勝で悲願の都大路へ 男子はつるぎが6連覇 男女ともに1区から先頭を譲らず逃げ切る/徳島県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた徳島県高校駅伝が11月2日、鳴門市の鳴門・大塚スポーツパーク周回長距離コースで行われ、女子(5区間21.0975km)は城東が1時間14分27秒で初制覇し、初の全国大会出場を決めた。男子(7区 […]

NEWS マラソン王者・キプチョゲがエリートレースを“卒業” 七大陸を巡るワールドツアーを発表「人間に限界がないことを示したい」

2025.11.03

マラソン王者・キプチョゲがエリートレースを“卒業” 七大陸を巡るワールドツアーを発表「人間に限界がないことを示したい」

男子マラソンのエリウド・キプチョゲ(ケニア)が「キプチョゲ・ワールドツアー」と銘打ち、今後2年間で七大陸を巡り、マラソンに参加する計画を発表した。11月2日のニューヨークシティマラソンがエリートレースへの最後の出場となり […]

NEWS 西脇工大会新V 新妻遼己1区28分22秒、双子の弟・昂己3区快走で兄弟区間新 女子は須磨学園が3連覇/兵庫県高校駅伝

2025.11.03

西脇工大会新V 新妻遼己1区28分22秒、双子の弟・昂己3区快走で兄弟区間新 女子は須磨学園が3連覇/兵庫県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた兵庫県高校駅伝が11月3日、丹波篠山市の大正ロマン館前をスタートし、篠山鳳鳴高でフィニッシュするコースで行われ、男子(7区間42.195km)は西脇工が2時間3分25秒の大会新記録で2年連続3 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top