HOME ニュース、国内

2021.06.03

日本陸連20年度の経常収益コロナ禍で約22億円減 高校生の登録者数大幅減も
日本陸連20年度の経常収益コロナ禍で約22億円減 高校生の登録者数大幅減も


日本陸連は6月3日に理事会を開き、2020年度の決算案を承認し、20年度の経常収益が前年(19年)度比で約22億円の減少があったことを報告した。競技会などにおける事業収益が中止や延期、無観客試合などの影響により約19億円の大幅減。

これについて会見に登壇した鈴木英穂事務局長は「マイナス22億円は衝撃的な数字」としつつも、「19年は世界リレー(横浜)やMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)という大きな競技会があった」ことも影響しているという。また、その分事業費も「かなり抑えた」(鈴木事務局長)といい、24億円ほど減少している。

また、コロナ禍の影響により陸連登録会員数は前年比で44601人が減少して380679人に。昨年は6月末まで競技会が中止されたことやインターハイの中止などもあり、高校生の減少率が最も大きく前年比14.1%減で、とりわけ高校3年生の登録が激減したという。

広告の下にコンテンツが続きます

新型コロナウイルス関連としては、2020年度に行われた競技会、ロード種目で1745大会のうち、競技会終了後2週間以内の新型コロナウイルス感染者の報告は合計3件(競技会1件、ロードレース2件)だったことを報告した。(※6月2日時点)

日本陸連は6月3日に理事会を開き、2020年度の決算案を承認し、20年度の経常収益が前年(19年)度比で約22億円の減少があったことを報告した。競技会などにおける事業収益が中止や延期、無観客試合などの影響により約19億円の大幅減。 これについて会見に登壇した鈴木英穂事務局長は「マイナス22億円は衝撃的な数字」としつつも、「19年は世界リレー(横浜)やMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)という大きな競技会があった」ことも影響しているという。また、その分事業費も「かなり抑えた」(鈴木事務局長)といい、24億円ほど減少している。 また、コロナ禍の影響により陸連登録会員数は前年比で44601人が減少して380679人に。昨年は6月末まで競技会が中止されたことやインターハイの中止などもあり、高校生の減少率が最も大きく前年比14.1%減で、とりわけ高校3年生の登録が激減したという。 新型コロナウイルス関連としては、2020年度に行われた競技会、ロード種目で1745大会のうち、競技会終了後2週間以内の新型コロナウイルス感染者の報告は合計3件(競技会1件、ロードレース2件)だったことを報告した。(※6月2日時点)

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.18

駒大4年生4本柱は主要区間を熱望! 主将・山川拓馬「エース区間に挑みたい」 佐藤圭汰「しっかり走って恩返しを」

第102回箱根駅伝で3年ぶりの総合優勝を狙う駒大が12月18日、オンラインで合同会見を行い、エントリー選手が出席した。 今季の駒大は4年生の4人が強力。それぞれ希望区間を問われると、主将の山川拓馬は2区と5区、伊藤蒼唯は […]

NEWS 箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

2025.12.18

箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

前回優勝メンバーから6人が卒業 前回、10時間41分19秒の大会新記録で連覇を飾ったメンバーから6人が卒業。それも4区で歴代2位の好タイムをマークした太田蒼生(現・GMOインターネットグループ)に5、6区連続区間新で、「 […]

NEWS 横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

2025.12.18

横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

鳥取・由良育英高(現・鳥取中央育英高)の陸上部顧問として、インターハイで2度の総合優勝に導き、高校駅伝でも全国大会で2度の準優勝を果たした横山隆義氏が、12月15日、肺炎のため亡くなった。81歳だった。 横山氏は1944 […]

NEWS 26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

2025.12.18

26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

アジア陸連は11月に理事会を開催し、2026年7月9日から12日の日程で、第1回U23アジア選手権を中国・オルドスで開催することを発表した。 陸上競技では、U18やU20など年齢別の競技会が実施されており、U20カテゴリ […]

NEWS 中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

2025.12.18

中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

第102回箱根駅伝で30年ぶりとなる総合優勝を狙う中大が12月18日、東京・八王子市の多摩キャンパスで合同取材を開いた。 主将の吉居駿恭(4年)は「昨年の11月中旬くらいに(総合優勝の)目標を立てました。昨年の全日本の結 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top