HOME 国内、大学

2021.05.20

円盤投・齋藤真希が大会新で3連覇!「55~56mを安定させたい」/関東IC
円盤投・齋藤真希が大会新で3連覇!「55~56mを安定させたい」/関東IC

◇関東インカレ(5月20~23日/神奈川・相模原)

関東インカレ女子円盤投は齋藤真希(東女体大)が4回目に54m56を投げて優勝。1年時から3連覇を達成した。

広告の下にコンテンツが続きます

1投目から53m45を放ち、「試合の入りは良かった」と齋藤。その後も6投目のファウル以外はすべて52mを超えるなど安定していた。「ターンの入りがようやく今シーズンの中で安定していたので、やっと(シーズン)スタート」と笑顔。だが、「1投目がよかったし、調子も悪くなかったので自己ベストくらいまで伸ばしたかった」と、55m53の自己記録に届かず悔しがった。

中学時代から数々の“最高記録”を打ち立ててきた齋藤。だが、学生記録は郡菜々佳(当時・九州共立大、現・九州共立大院)が2019年に樹立した59m03で、日本記録でもある。中学、高校学年別、U18、U20とすべての記録を持つが、次は日本記録を更新しなければ“新記録”に届かない。

「技術面ではターンの入りも良くなってきています。そこを安定させたい」と手応えを感じつつ、「ウエイトトレーニングの数値がまだ上がっていなくて、基礎体力をもっとつけて身体も大きくしないと」と課題も自覚している。今年は延期となったが、学生のうちに目指しているのはワールドユニバーシティゲームズ(旧ユニバーシアード)。代表に選ばれるためにも「まずは55~56mを安定させたい」と意気込んでいる。

これで関東インカレ3連覇。「意識しています」ときっぱり話す史上3人目の4連覇に向け、そしてさらなる高みへ、齋藤は成長の歩みを止めるつもりはない。

◇関東インカレ(5月20~23日/神奈川・相模原) 関東インカレ女子円盤投は齋藤真希(東女体大)が4回目に54m56を投げて優勝。1年時から3連覇を達成した。 1投目から53m45を放ち、「試合の入りは良かった」と齋藤。その後も6投目のファウル以外はすべて52mを超えるなど安定していた。「ターンの入りがようやく今シーズンの中で安定していたので、やっと(シーズン)スタート」と笑顔。だが、「1投目がよかったし、調子も悪くなかったので自己ベストくらいまで伸ばしたかった」と、55m53の自己記録に届かず悔しがった。 中学時代から数々の“最高記録”を打ち立ててきた齋藤。だが、学生記録は郡菜々佳(当時・九州共立大、現・九州共立大院)が2019年に樹立した59m03で、日本記録でもある。中学、高校学年別、U18、U20とすべての記録を持つが、次は日本記録を更新しなければ“新記録”に届かない。 「技術面ではターンの入りも良くなってきています。そこを安定させたい」と手応えを感じつつ、「ウエイトトレーニングの数値がまだ上がっていなくて、基礎体力をもっとつけて身体も大きくしないと」と課題も自覚している。今年は延期となったが、学生のうちに目指しているのはワールドユニバーシティゲームズ(旧ユニバーシアード)。代表に選ばれるためにも「まずは55~56mを安定させたい」と意気込んでいる。 これで関東インカレ3連覇。「意識しています」ときっぱり話す史上3人目の4連覇に向け、そしてさらなる高みへ、齋藤は成長の歩みを止めるつもりはない。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.13

編集部コラム「あっという間の2025年」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 早大のルーキー・鈴木琉胤「少しずつトラックの頃に戻ってきた」 往路希望で「区間賞を狙う走りを」

2025.12.13

早大のルーキー・鈴木琉胤「少しずつトラックの頃に戻ってきた」 往路希望で「区間賞を狙う走りを」

箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 出雲駅伝、全日本大学駅伝で出走したルーキー・鈴木琉胤は「ハーフは走ったことがなくて、箱根でいきなりという不安はあります。 […]

NEWS 箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」

2025.12.13

箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」

箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 この日は撮影と共通取材、個別取材を実施。共通取材で花田勝彦駅伝監督は「今年もかなり良いかたちで準備ができたと思っています […]

NEWS 連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通
PR

2025.12.13

連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通

2026年の幕開けを飾る全日本実業団対抗駅伝(通称・ニューイヤー駅伝)は、第70回の記念大会として1月1日、前橋市にある群馬県庁前をスタートし、上州路をぐるりと回って県庁に戻る7区間・総距離100kmのコースで行われる。 […]

NEWS ロス瑚花アディアが60m7秒48のユタ州立大新記録 東京・城西高出身で今秋から留学中

2025.12.13

ロス瑚花アディアが60m7秒48のユタ州立大新記録 東京・城西高出身で今秋から留学中

12月10日に米国・ユタ州でブリガム・ヤング大で行われた同大学招待競技会室内女子60mで、ロス瑚花アディア(ユタ州立大)が7秒48で4位に入った。従来のユタ州立大記録38年ぶりの更新となる。 ロスは東京・駒沢中から城西高 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top