◇第69回兵庫リレーカーニバル(4月25日/兵庫・神戸ユニバー記念競技場)
サトウ食品日本グランプリシリーズの兵庫リレーカーニバルが行われ、グランプリ女子1500mで田中希実(豊田自動織機TC)が4分10秒14で制した。4月10日の金栗記念に続いて2連勝。
5000mで東京五輪の代表に決まっている田中は、1500mの日本記録(4分05秒27)も持つ。ペースメーカーが不在となり、「勝負に徹しようと思った」という田中。卜部蘭(積水化学)が積極的にレースを引っ張る展開となり、400m通過が67秒。800mを通過して田中が先頭立ち、グングンとペースアップ。さらにラスト1周を切るとさらにスピードを上げ、卜部を引き離した。4分10秒14は自己4番目、パフォーマンス日本歴代9位の好記録。
田中は「序盤で出なかったわりには後半上げ切れなかった」を反省を口にするが、「怖がらずにテーマを完遂できて、ロングスパートで勝ち切れた」と評価した。この種目でも五輪を目指していきたい意向を明かしているが、東京五輪に向けて、「5000mでスピードと持久力を生かして頑張りたい」を語った。
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