◇日本選手権室内(3月17、18日/大阪城ホール)
日本選手権室内の初日、女子60mハードル決勝で青木益未(七十七銀行)が予選で出した室内日本記録を0秒01更新する8秒05で連覇を果たした。
青木は前年のこの大会で8秒11の室内日本記録を樹立。予選で8秒06と短縮すると、決勝ではさらにギアを上げた。得意の前半から抜け出すと、終盤になっても他を寄せ付けずにフィニッシュ。タイマーを見て笑顔を見せていたが、「7秒台を狙っていたので残念。スタートから1台目、2台目とリズムアップしていけば勢いよくいけますが、そこで構えて合わせにいってしまった。木村(文子)さんや寺田(明日香)さんを意識しちゃったのかな」と悔しそうな表情を浮かべながらレースを振り返った。
昨年はこの大会での優勝を経て、10月の日本選手権100mハードルでは13秒02(-0.1)と自己新記録をマークしての2年ぶり優勝につなげた。今後については「今年はオリンピックイヤーで周りはたくさんの人が期待してくれている。自分でも(五輪出場に)自信があるので、前半シーズンで参加標準記録(12秒84)とワールドランキングの両方で狙っていきたい」と意気込みを口にした。
ロンドン五輪代表の木村文子(エディオン)が8秒12で2位。昨年10月に広島大大学院へ進学し、一時は陸上競技から距離をとった時期もあったが、「今は陸上競技と向き合う時間が前年度よりも増えています。予選から挑戦者の気持ちでワクワクして臨みました」と、久しぶりに陸上のレースを楽しんでいる様子だった。
鈴木美帆(長谷川体育施設)が8秒17で3位に食い込み、100mハードルの日本記録保持者である寺田明日香(パソナグループ)は8秒27で5位だった。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.05.08
男子三段跳・テイラーが今年限りでの引退を表明! ロンドン、リオ五輪金メダリスト
-
2024.05.06
-
2024.05.06
-
2024.05.06
-
2024.05.06
-
2024.05.06
-
2024.05.03
2024.04.12
40年以上の人気シューズ”ペガサス”シリーズの最新作!「ナイキ ペガサス 41」が登場!
-
2024.04.26
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.05.08
男子三段跳・テイラーが今年限りでの引退を表明! ロンドン、リオ五輪金メダリスト
男子三段跳五輪・世界選手権金メダリストのクリスチャン・テイラー(米国)が今季限りで引退する意向であることを発表した。米国・NBCスポーツが報じている。 テイラーは33歳。12年ロンドン五輪、16年リオ五輪で金メダルを獲得 […]
2024.05.08
マラソン五輪王者・キプチョゲがキプトゥム氏の事故死に対する誹謗中傷を告白 IOCはAI活用し、選手への中傷を監視することを発表
男子マラソン前世界記録保持者で五輪2連覇中のエリウド・キプチョゲ(ケニア)が、昨年10月に世界記録を塗り替えたケルビン・キプトゥム氏の事故死に関与したという憶測から、誹謗中傷をSNSで受けてきたことを明らかにした。 キプ […]
2024.05.07
【竹澤健介の視点】葛西潤と五島莉乃に感じた「意志」と冷静さ 太田智樹の安定感、前田和摩の潜在能力に驚き/日本選手権10000m
静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアムを舞台に開催された第108回日本選手権10000m。男子は葛西潤(旭化成)が27分17秒46、女子は五島莉乃(資生堂)が30分53秒31と、ともに日本歴代6位の好タイムで初優勝を飾 […]
2024.05.06
【高平慎士の視点】男子4×100m、4×400m「収穫ある4位」五輪シードレーン獲得、後手に回ってメダル争いの価値/世界リレー
バハマ・ナッソーで開催された2024世界リレー(5月4日、5日/日本時間5日、6日)で男子の4×100mと4×400mがパリ五輪出場権を獲得した。初日の予選で、4×100mは38秒10で1着通過して五輪切符を決めると、決 […]
Latest Issue 最新号
2024年5月号 (4月12日発売)
パリ五輪イヤー開幕!