2月6日、フランス・ルーアンで行われた世界陸連室内ツアー・シルバーカテゴリーの室内棒高跳競技会で、A.デュプランティス(スウェーデン)が6m03を跳んで優勝した。1月末にR.ラヴィレニ(フランス)がマークした6m02を上回り、今季世界最高となる。
世界記録保持者(室内6m18、屋外6m15)のデュプランティスは、普段なら難なくクリアする5m60の1回目でミスする珍しいスタートを切った。だが、その後は5m73、83、93と順当にクリアする。デュプランティスは6m03を成功し、前世界記録保持者のラヴィレニ、19年ドーハ世界選手権優勝のサム・ケンドリックス(米国)、C.ニルセン(同)がここで脱落。その後、自身が持つ世界記録を1cm上回る6m19に挑戦し、2回目に惜しい跳躍を見せたがクリアはならなかった。
デュプランティスは今年初戦となった1週間前にも室内で6m01を跳んでおり、「毎試合は難しいが、また6mを超えられてうれしい」と語る。今大会の大会記録は14年にラヴィレニが作った6m04で、「来年、更新するためにまた出場したい」と意欲を示した。
ラヴィレニとニルセンが5m93で2位タイ、5m83のケンドリックスが4位。また、女子はH.ブラッドショー(米国)が今季世界最高となる4m85で優勝している。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
2025.04.29
100mH田中佑美が予選トップ通過も決勝棄権「故障ではない」昨年の結婚も明かす/織田記念
-
2025.04.28
-
2025.04.26
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.01
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]
2025.04.30
【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]
2025.04.30
5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場
5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]
2025.04.30
26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得
世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)