2026.01.03
◇第102回箱根駅伝(東京・大手町~神奈川・箱根町往復/10区間217.1km)
第102回箱根駅伝が行われ、青学大が10時間37分34秒の大会新記録で3年連続9回目の優勝を飾った。
青学大は1区16位と後方からのスタートとなったが、2区以降で徐々に順位を上げ、5区の黒田朝日(4年)が5位スタートから一気に躍進。1時間7分16秒と、従来の区間記録を1分55秒も更新する激走を見せ、終盤で早大を逆転して、5時間18分08秒の往路新記録で制した。
2位の早大に18秒差をつけてスタートした復路は、先頭を走る優位を生かし、王者らしい継走を披露。6区では1年生の石川浩輝が区間3位ながら、歴代4位となる57分15秒で発進し、2位との差を1分34秒に拡大した。
続く佐藤愛斗(2年)も序盤から安定したペースを刻み、区間3位で首位をがっちりキープ。8区の塩出翔太(4年)と9区の佐藤有一(4年)が、ダメ押しとなる連続区間賞を獲得し、2位との差を1分59秒に広げた。大量リードを受けて出走した10区の折田壮太(2年)も攻めるレースを展開。区間歴代3位(区間2位)の1時間7分59秒で走破し、ライバル校に付け入る隙を与えなかった。
総合記録は、前回大会で自らが樹立した大会記録(10時間41分19秒)を3分45秒も更新。復路も5時間19分26秒と、従来の復路記録を1分24秒上回り、2年ぶり9回目の優勝を果たした。往路、復路の両方を制しての完全優勝は、2年ぶり6回目となった。
2分33秒差の2位に入った國學院大も、総合10時間40分07秒、復路5時間20分05秒と、いずれも大会記録を更新し、チームの最高順位を上回った。復路では7区の高山豪起(4年)が区間賞を獲得してポジションを上げ、持てる力を発揮したが、青学大の総合力の前に屈する形となった。
3位には、予選会2位から出場権を手にしていた順大が入った。復路は6位スタートで、7区途中までは優勝候補の駒大と競り合ったが、7区の玉目陸(2年)が区間2位、8区の永原颯磨(2年)が区間3位と好走。さらに5位でタスキを受けた山本悠(2年)が、3位争いをしていた早大、中大を一気にかわし、98回大会以来となるトップ3入りとなり、3年ぶりのシード権獲得となった。
大会前には青学大、國學院大と並ぶ「5強」と目された早大、中大、駒大が、4位、5位、6位と僅差で続いた。2年連続4位の早大は、逆転優勝に望みをつないでスタートしたものの、区間中位の走りが多く、青学大の逃げ切りを許す結果に。その中で、9区の小平敦之(3年)が区間2位と、次回につながる走りを見せた。
中大も9区に吉居駿恭(4年)を投入したが、優勝争いを演じるまでには至らなかった。往路7位の駒大は、6区で伊藤蒼唯(4年)が区間歴代3位(区間2位)の走りを見せたものの、8区の山川拓馬(4年)が万全な状態で臨めず苦戦。10区の佐藤圭汰(4年)は1時間7分31秒で意地を示した。
7位の城西大、8位の創価大は、ともに前回から1つ順位を下げたが、城西大は4年連続、創価大は7年連続のシード権獲得となった。
帝京大は見事な巻き返しで9位を確保。シードラインから4分15秒差のビハインド、復路一斉スタートにもかかわらず、全員が区間4~6位と穴のない継走を見せ、往路17位から史上初のシード権獲得を果たした。
10位の日大は、終盤まで中央学大との鍔迫り合いが続いたが、10区の大仲竜平(4年)が残り5kmを切った地点で中央学大を突き放し、90回大会以来12年ぶりのシード権を獲得。11位の中央学大は55秒差で涙をのんだ。14位の東洋大も、連続シードは20年で途切れた。
2日間とも快晴で、ほぼ無風という好条件の中で行われた今大会は、各区間で好記録が続出。区間記録は1区、2区、5区、8区、10区の5区間で誕生し、区間歴代上位記録も相次いだ。
総合では、大会新記録の青学大、國學院大を含む13校が大学記録を更新。17校が10時間台をマークし、関東学連連合も史上初めて11時間を切る10時間57分35秒でフィニッシュした。シードラインの10位が10時間53分56秒まで切り上がっただけでなく、1位から20位まで、すべての順位で順位別の歴代最高記録を更新する高速レースとなった。
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