◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)2日目
東京世界陸上2日目のイブニングセッションが行われ、男子10000mはジミー・グレシエ(フランス)が28分55秒77で優勝を果たした。
レースはスタート直後から勝負を意識した流れとなり、2000mの通過が6分22秒と1000m3分を超えるペースで進んだ。途中、日本の葛西潤(旭化成)や鈴木芽吹(トヨタ自動車)が押し出されるかたちで先頭を引っ張る場面もあったが、優勝候補と目されたケニア勢、エチオピア勢は虎視眈々と仕掛けるタイミングをうかがっていた。
残り600mでセレモン・バレガ(エチオピア)がしびれを切らすように前に出ると、一気にペースアップ。ラスト1周を告げる鐘が鳴り、12人の集団が一気にギアを入れ替えた。
めまぐるしく先頭が入れ替わる中、最後に栄冠をつかみ取ったのがグレシエ。終盤まで4~5番手で控えていた男が、自慢のスプリントを披露し、真っ先にフィニッシュラインを駆け抜けた。
21年東京五輪では5000m13位、22年世界選手権では10000m11位の実績を持つ。昨年、地元で行われたパリ五輪は10000mで26分58秒67のフランス記録を樹立して、13位に入った。今年に入って室内シーズンやロードで実績を伸ばし、欧州記録を次々と更新したほか、欧州ランニング選手権のハーフマラソンで金メダル。8月末にはダイヤモンドリーグ(DL)ファイナル3000mにも出場し、今回と同じようなラストスパートで優勝を飾っており、アフリカ勢に対抗できる存在と見られていた。
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