2025.09.05
旭化成は9月5日までにチームのホームページを更新し、東京五輪10000m代表の相澤晃が9月21日のベルリンマラソンで初マラソンに挑戦することがわかった。
相澤は1997年生まれの28歳、東洋大では箱根駅伝やユニバーシアードなどで活躍した。2020年には10000mで27分18秒75の日本記録(当時)を樹立し、翌年の東京五輪にも出場した。しかし、その後は左膝のケガなどが相次ぎ、トラックの集大成と位置付けたパリ五輪代表争いにも敗れるなど、苦しい時期を過ごしてきた。
それでも昨シーズンからはマラソン転向を見据えて準備を進め、今年4月のベルリンハーフマラソンでは1時間1分20秒の自己新で6位に入賞。さらに7月には16kmを48分18秒で走る練習の様子をSNSで公開するなど、順調な仕上がりをアピールしてきた。
今大会には招待選手としてパリ五輪6位入賞の赤﨑暁(九電工)、日本記録を持つ鈴木健吾(富士通)、細谷恭平(黒崎播磨)、浦野雄平(富士通)らの参加が発表されているほか、青学大卒のルーキー・太田蒼生(GMOインターネットグループ)も出場することを表明している。豪華な顔ぶれがそろい、注目の一戦となりそうだ。
ベルリンマラソンは28年ロサンゼルス五輪の代表選考につながるMGCシリーズの対象大会に指定されており、2時間6分30秒を切れば27年秋のMGC出場権を獲得できる。また、「MGCファストパス設定記録(2時間3分59秒)」を突破した選手のうち最速者には27年3月時点で代表内定が与えられる。
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