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2025.06.21

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400m橋本頼弥46秒79「全国でメダルを争える」 東京学館新潟&佐久長聖が4継北信越高校新 1500mは家光応輔/IH北信越
400m橋本頼弥46秒79「全国でメダルを争える」 東京学館新潟&佐久長聖が4継北信越高校新 1500mは家光応輔/IH北信越

橋本頼弥(25年IH北信越大会)

◇インターハイ北信越地区大会(6月19~22日/福井・福井県営陸上競技場)2日目

広島インターハイを懸けた北信越地区大会の2日目が行われ、男子400mは橋本頼弥(鵬学園3石川)が46秒79で優勝した。

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2014年に北川貴理(敦賀・福井)がマークした大会記録(47秒35)を11年ぶりに0.56秒、県大会でマークした自己ベストを0.23秒更新して北信越王者に。「46秒台は出せると思っていました。200~300mまでスムーズに走ることができ、ラストの直線は自分のレーンだけに集中できたことで(46秒台を)確信しました」と誇らし気に語った。

元々は100mや200mを取り組み、中能登中時代にはU16大会150mに出場している橋本。しかし、「前半だけでは勝負が決まらない駆け引きがおもしろい種目」と400mの魅力に惹かれ、国民スポーツ大会の強化を合わせて、昨年秋から本格的に始めた。

オフシーズンに「来季は絶対!46秒台を出す!!」を目標に掲げ、300~450mを中心とした走力強化や、サーキットトレーニングなどを徹底。その効果が今季に入って表れ、昨年の自己ベストから大幅の1.69秒も更新し、「全国でメダルを争えるレベルまで辿り着きました」と胸を張った。

最初で最後のインターハイは「もう、優勝しか狙っていません。再び46秒台を出したいです!」と闘志にあふれている。

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佐久長聖勢(長野)が男女5種目を制覇。女子は4×100mリレーで46秒06の北信越高校新記録を樹立した。2走を務めた鎌倉梨々華(2年)は400mで55秒44の自己新V。1走の阪真琴(同)は100mハードルで13秒66(+0.2)の大会新で制した。また、走高跳では星野紗菜(3年)が1m67で2連覇を飾り、男子110mハードルは相場遥心(同)が14秒20(-0.8)の自己新で制した。

このほか、男子4×100mリレーは、200mで昨年のU20日本選手権覇者・佐藤克樹(3年)を1走に入れた東京学館新潟(新潟)が40秒03の北信越高校新で2連覇。男子1500mでは昨年のインターハイ6位の家光応輔(美方3福井)が3分50秒00で優勝している。

女子1500mは、昨年末の全国高校駅伝Vメンバーである川上南海(長野東2長野)が4分25秒04で1位。女子走幅跳は、全中2連覇の実績を持つ藤本茉優(星稜1石川)が5m91(+2.9)でルーキー制覇を遂げた。

全国インターハイは7月25日から29日までの5日間、広島・ホットスタッフフィールド陸上競技場(広島広域公園陸上競技場)で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。

文/永田真樹

◇インターハイ北信越地区大会(6月19~22日/福井・福井県営陸上競技場)2日目 広島インターハイを懸けた北信越地区大会の2日目が行われ、男子400mは橋本頼弥(鵬学園3石川)が46秒79で優勝した。 2014年に北川貴理(敦賀・福井)がマークした大会記録(47秒35)を11年ぶりに0.56秒、県大会でマークした自己ベストを0.23秒更新して北信越王者に。「46秒台は出せると思っていました。200~300mまでスムーズに走ることができ、ラストの直線は自分のレーンだけに集中できたことで(46秒台を)確信しました」と誇らし気に語った。 元々は100mや200mを取り組み、中能登中時代にはU16大会150mに出場している橋本。しかし、「前半だけでは勝負が決まらない駆け引きがおもしろい種目」と400mの魅力に惹かれ、国民スポーツ大会の強化を合わせて、昨年秋から本格的に始めた。 オフシーズンに「来季は絶対!46秒台を出す!!」を目標に掲げ、300~450mを中心とした走力強化や、サーキットトレーニングなどを徹底。その効果が今季に入って表れ、昨年の自己ベストから大幅の1.69秒も更新し、「全国でメダルを争えるレベルまで辿り着きました」と胸を張った。 最初で最後のインターハイは「もう、優勝しか狙っていません。再び46秒台を出したいです!」と闘志にあふれている。 佐久長聖勢(長野)が男女5種目を制覇。女子は4×100mリレーで46秒06の北信越高校新記録を樹立した。2走を務めた鎌倉梨々華(2年)は400mで55秒44の自己新V。1走の阪真琴(同)は100mハードルで13秒66(+0.2)の大会新で制した。また、走高跳では星野紗菜(3年)が1m67で2連覇を飾り、男子110mハードルは相場遥心(同)が14秒20(-0.8)の自己新で制した。 このほか、男子4×100mリレーは、200mで昨年のU20日本選手権覇者・佐藤克樹(3年)を1走に入れた東京学館新潟(新潟)が40秒03の北信越高校新で2連覇。男子1500mでは昨年のインターハイ6位の家光応輔(美方3福井)が3分50秒00で優勝している。 女子1500mは、昨年末の全国高校駅伝Vメンバーである川上南海(長野東2長野)が4分25秒04で1位。女子走幅跳は、全中2連覇の実績を持つ藤本茉優(星稜1石川)が5m91(+2.9)でルーキー制覇を遂げた。 全国インターハイは7月25日から29日までの5日間、広島・ホットスタッフフィールド陸上競技場(広島広域公園陸上競技場)で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。 文/永田真樹

インターハイ北信越大会優勝者一覧をチェック!

●男子 400m 橋本頼弥(鵬学園3石川) 46秒79=大会新 1500m 家光応輔(美方3福井) 3分50秒00 110mH 相場遥心(佐久長聖3長野) 14秒20(-0.8) 4×100mR 東京学館新潟(新潟) 40秒03=北信越高校新、大会新 走高跳 西村凛一(東京学館新潟2新潟) 2m00 走幅跳 元山尚紀(鯖江2福井) 7m44(+2.9) ハンマー投 中川冬夢(新津工3新潟) 55m85 やり投 横川徹成(星稜3石川) 62m31 [adinserter block="4"] ●女子 400m 鎌倉梨々華(佐久長聖2長野) 55秒44 1500m 川上南海(長野東2長野) 4分25秒04 100mH 阪真琴(佐久長聖2長野) 13秒66(+0.2)=大会新 5000mW 北川結菜(星稜3石川) 25分50秒96 4×100mR 佐久長聖(長野) 46秒06=北信越高校新、大会新 走高跳 星野紗菜(佐久長聖3長野) 1m67 棒高跳 篭田心優(松本国際2長野) 3m60 走幅跳 藤本茉優(星稜1石川) 5m91(+2.9) 砲丸投 川浦もえ(開志国際3新潟) 13m43 ハンマー投 山本莉里(敦賀2福井) 48m43

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