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2025.05.12

小池祐貴が10秒09!110mH野本が世界陸上標準突破 /木南記念
小池祐貴が10秒09!110mH野本が世界陸上標準突破 /木南記念

6年ぶりの快走に自然と笑顔がこぼれた小池祐貴

◇木南記念(5月11日/大阪・ヤンマースタジアム長居)

日本グランプリシリーズの木南記念が5月11日(日)に行われた。

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セイコーゴールデングランプリを翌週に控え、有力選手の一部は出場を見送ったが、東京世界選手権出場を目指すトップ選手たちが好記録をマークした。

男子100mは小池祐貴(住友電工)が10秒09(+1.1)で優勝。自身6年ぶりの10秒10切りで「ようやく練習の動きができるようになった」と笑顔を見せ、「もう少し暖かくなれば自己ベスト(9秒98)くらいは出せる」と9秒台に意欲を示した。

2位の鈴木涼太(スズキ)が10秒12、3位のデーデー・ブルーノ(セイコー)が10秒14と、同学年コンビがそろって自己新を出し「世界リレーを見て燃えた。これで喜んでいられない。この世代で10秒0台を出そう」を声を掛け合っていた。

男子110mハードルは2位の野本周成(愛媛競技力本部)が13秒25(+0.1)をマーク。東京世界選手権の参加標準記録(13秒27)をクリアしたが、中国人選手に負けたことで「悔しさのほうが大きい」。記録についても「目指しているのはこんなところじゃない」と力強かった。

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女子100mハードルは田中佑美(富士通)がただ1人13秒を切る12秒93(-0.6)で優勝している。

男子走幅跳では橋岡優輝(富士通)が8m19(+2.2)で優勝。女子は秦澄美鈴(住友電工)が6m47(-0.7)で勝利を収めた。

女子800mは久保凛(東大阪大敬愛高3)が2分02秒29で2位。東京世界選手権の参加標準記録(1分59秒00)を狙っていただけに悔し涙がこぼれた。

男子400mは伊東利来也(住友電工)が45秒76と、早大2年時以来7年ぶりの自己新で優勝。女子400mハードルは青木穂花(青学大)が自身初の56秒台となる56秒93で制している。

男子棒高跳は江島雅紀(富士通)が5m40でV。22年日本選手権を制して以来の主要タイトルだった。その3年前の日本選手権直後に着地の際のアクシデントで足を骨折し、その後は2度の手術を経験。「記録はまだまだですが勝てて良かった」と涙を浮かべた。

◇木南記念(5月11日/大阪・ヤンマースタジアム長居) 日本グランプリシリーズの木南記念が5月11日(日)に行われた。 セイコーゴールデングランプリを翌週に控え、有力選手の一部は出場を見送ったが、東京世界選手権出場を目指すトップ選手たちが好記録をマークした。 男子100mは小池祐貴(住友電工)が10秒09(+1.1)で優勝。自身6年ぶりの10秒10切りで「ようやく練習の動きができるようになった」と笑顔を見せ、「もう少し暖かくなれば自己ベスト(9秒98)くらいは出せる」と9秒台に意欲を示した。 2位の鈴木涼太(スズキ)が10秒12、3位のデーデー・ブルーノ(セイコー)が10秒14と、同学年コンビがそろって自己新を出し「世界リレーを見て燃えた。これで喜んでいられない。この世代で10秒0台を出そう」を声を掛け合っていた。 男子110mハードルは2位の野本周成(愛媛競技力本部)が13秒25(+0.1)をマーク。東京世界選手権の参加標準記録(13秒27)をクリアしたが、中国人選手に負けたことで「悔しさのほうが大きい」。記録についても「目指しているのはこんなところじゃない」と力強かった。 女子100mハードルは田中佑美(富士通)がただ1人13秒を切る12秒93(-0.6)で優勝している。 男子走幅跳では橋岡優輝(富士通)が8m19(+2.2)で優勝。女子は秦澄美鈴(住友電工)が6m47(-0.7)で勝利を収めた。 女子800mは久保凛(東大阪大敬愛高3)が2分02秒29で2位。東京世界選手権の参加標準記録(1分59秒00)を狙っていただけに悔し涙がこぼれた。 男子400mは伊東利来也(住友電工)が45秒76と、早大2年時以来7年ぶりの自己新で優勝。女子400mハードルは青木穂花(青学大)が自身初の56秒台となる56秒93で制している。 男子棒高跳は江島雅紀(富士通)が5m40でV。22年日本選手権を制して以来の主要タイトルだった。その3年前の日本選手権直後に着地の際のアクシデントで足を骨折し、その後は2度の手術を経験。「記録はまだまだですが勝てて良かった」と涙を浮かべた。

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