2025.05.07
第104回関東インカレは5月8日~11日に神奈川・相模原ギオンスタジアムで行われる。関東の学生たちによる熱戦を主にエントリーから展望する。
男子1部では、100mに昨年のパリ五輪男子4×100mリレー代表で、7月のワールドユニバーシティゲームズ代表に内定している栁田大輝(東洋大)がエントリーしている。4月の日本学生個人選手権で10秒09をマークし、出場すれば2年ぶりの関東インカレ。同選手権で10秒16を出した後輩の大石凌功や10秒19の自己記録を持つ黒木海翔(中大)らがどこまで迫れるか。
このほか、短距離では男子200mにU20世界選手権代表でインターハイを制している若菜敬(早大)、学生個人2位の植松康太(中大)、男子400mに同選手権5位入賞の白畑健太郎(東洋大)、インターハイ覇者の菊田響生(法大)といった下級生に注目だ。
男子110mハードルは東京世界選手権の参加標準記録を突破した阿部竜希(順大)はエントリーしていないが、学生個人準優勝で学生歴代5位の13秒42をマークした樋口隼人(筑波大)と同選手権3位の西徹朗(早大)の争いになりそう。
男子400mハードルはパリ五輪代表の小川大輝(東洋大)、U20日本記録(48秒59)を持つ下田隼人(同)、同2位の渕上翔太(早大)によるハイレベルな争いとなるか。
箱根駅伝出場校が多数集まる長距離では、5000mで高校歴代2位の13分25秒59を持つルーキー・鈴木琉胤(早大)が上級生に挑む。13分20秒を切る記録を持つヴィクター・キムタイ(城西大)やジェームス・ムトゥク(山梨学大)に、溜池一太(中大)、兵藤ジュダ(東海大)、山口智規(早大)らが食い下がれるか。
ハーフマラソンは前回覇者のブライアン・キピエゴ(山梨学大)に、日本学生ハーフ優勝の工藤慎作(早大)が挑戦。3000m障害はアジア選手権代表の佐々木哲(早大)が1年生Vを狙う。
走高跳は2m27を持つ原口颯太(順大)と、高校記録(2m25)保持者の中谷魁聖(東海大)がぶつかる。走幅跳は昨年の日本インカレ3位の大久保直樹(山梨学大)や、U20世界選手権代表の土屋拓人(筑波大)、三段跳は16m38の自己記録を持つ宮尾真仁(東洋大)に期待。砲丸投は今季学生歴代6位の18m00をプットしている山田暉斗(法大)、やり投は80mスロワー・清川裕哉(東海大)の記録にも注目だ。
男子2部では800mに日本記録保持者の落合晃(駒大)が登録されているが、出場しない見通し。長距離勢では5000mに宇田川瞬矢(青学大)、10000mに青木瑠郁(國學院大)、ハーフに山川拓馬(駒大)といった箱根駅伝上位校の主力が名を連ねている。
女子1部では、100mにインターハイ女王の小針陽葉(駿河台大)、日本インカレで200mと400m2冠のフロレス・アリエ(日体大)は両種目に登録。100mハードルでは昨年のU20世界選手権代表の髙橋亜珠(筑波大)が連覇、中長距離ではサラ・ワンジル(大東大)が3年連続となる5000mと10000mの2冠にそれぞれ挑戦する。
フィールドでは、学生個人で1m81をクリアした走高跳の伊藤楓(日体大)と、昨年の日本インカレ優勝の矢野夏希(早大)、棒高跳では4m16が自己記録の村田蒼空(筑波大)と、4m15の小林美月(日体大)がぶつかる。
三段跳ではU20日本記録保持者の山﨑りりや(順大)が登場し、円盤投は学生個人2位の阪本海月華(日体大)にインターハイ女王の世古櫻紗(国士大)が挑戦する。
大会は4日間とも関東学連の公式YouTubeチャンネルでライブ配信が行われる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」
2025.12.30
城西大が2冠達成!2区・本間香が区間新、順位下げるも7区で再逆転/富士山女子駅伝
-
2025.12.30
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.30
名城大が4位 主将・米澤「みんなのお陰でやりきれた」連覇狙った立命大は5位/富士山女子駅伝
◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ城西大が2時間22分36秒で初優勝を飾った。城西 […]
2025.12.30
2年ぶりV奪還へトヨタ自動車・鈴木芽吹「レース全体で自分の力を発揮」 2週間前に痛みも/ニューイヤー駅伝
◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 元日に開催される全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
