2025.05.07
◇第102回関西インカレ(T&Fの部/5月4日~7日、大阪・ヤンマースタジアム長居、ヤンマーフィールド長居)3日目
関西インカレ(T&Fの部)の3日目が行われ、この日最後のトラック種目となった女子5000m決勝は立命大がワン・ツーを達成。太田咲雪(3年)が16分18秒63で2年前の1500m以来となる関西タイトルを手にし、立命館宇治高卒のルーキー・佐藤ゆあが16分27秒49で2位に続いた。
ワールドユニバーシティゲームズ代表を目指して臨んだ4月末の日本学生個人選手権5000mで、レース中に転倒。14位にとどまった悔しさは大きかった。冬季から「苦しい時がありながらも、ユニバに出ることを目標にやってきていたので……。精神的にきつかったです」と言う太田。だが、前を向けたのは「この関西インカレがあったから」。総合4連覇を目指すチームのために、「しっかりと切り替えて、立命館の総合優勝に貢献することだけを目指して」スタートラインに立った。
1学年後輩で昨年のU20世界選手権5000m6位入賞の山本釉未が欠場となるなか、佐藤とともに勝負に徹する。序盤は集団前方で様子をうかがうと、「3000mを過ぎたら出ようと決めていました」と太田。2900mでトップに立つと、狙いすましたように3000mから佐藤とともにペースアップをし、ライバルたちを引き離しにかかる。大阪学大のルーキー・山田裕実、井本彩文(佛教大4)が反応したが、3400mで佐藤を含む3人まとめて突き放した。
そのままフィニッシュラインを駆け抜けた太田は、終盤の1年生同士の2位争いを制した後輩を笑顔で迎え入れた。
「今日のレースで自信を取り戻すことはできたので、ここからまたがんばりたいです」と太田。このレースだけで、悔しさをすべて晴らせたわけではない。全国の悔しさは、全国で。5000mでは初出場となる1ヵ月後の日本インカレで「メダルを取って、個人選手権の悔しさを晴らしたいです」と言葉に力を込めた。
10000m競歩は、女子はパリ五輪代表の柳井綾音(立命大4)が44分44秒85で貫禄の4連覇を達成。男子はワールドユニバーシティゲームズ代表推薦組が好勝負を繰り広げ、優勝した原圭佑(京大M2)が関西学生新、大学の先輩である山西利和(愛知製鋼)が2017年に作った大会記録(39分24秒49)を8年ぶりに更新する38分38秒23で制し、2位の土屋温希(立命大4)も大会記録を上回る39分12秒59をマークした。
女子の棒高跳は松井愛果(大教大1)が3m80、砲丸投は坂ちはる(大体大1)が14m60とそろってインターハイ優勝の実力を発揮してV。男子三段跳は中田凱斗(同大2)が自身初の16mジャンプ(16m04/+0.7)で快勝した。
大会はいよいよ最終日。200m、800m、400mハードル、4×400mリレーなどの決勝ラッシュが予定されている。学校対抗でも総合優勝争い、男子1部残留や2部からの昇格争いにも注目が集まる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.02.10
廣中璃梨佳がアジアクロカンをケガのため辞退 アジア室内に続いて
-
2026.02.10
-
2026.02.09
-
2026.02.04
-
2026.02.08
-
2026.02.07
2026.01.31
青学大・黒田朝日は「コンディション不良に近い」MGC獲得が「第一目標」/別大毎日マラソン
-
2026.02.01
-
2026.01.18
-
2026.01.12
Latest articles 最新の記事
2026.02.10
平和真が現役引退「多くの方に支えていただいた」世界ジュニア代表、IH日本人トップ、早大でも活躍
男子長距離の平和真(花王)が自身のSNSを更新し、今季限りでの現役引退を発表した。 愛知県出身の31歳。高校から本格的に陸上を始め、名門・豊川工高のエースとして活躍し、3年時には5000mで13分55秒64を出し、世界ジ […]
2026.02.10
廣中璃梨佳がアジアクロカンをケガのため辞退 アジア室内に続いて
日本陸連は2月10日、アジアクロスカントリー選手権の女子10km日本代表だった廣中璃梨佳(日本郵政グループ)の辞退を発表した。 「左大腿部骨膜炎によりコンディションが整わないため」が理由。これによる代表選手の追加や入れ替 […]
2026.02.10
日本学生ハーフ女子に名城大・村岡美玖、大東大・蔦野萌々香らエントリー
日本学生陸上競技連合は2月10日、第29回日本学生女子ハーフマラソンのエントリー選手を発表した。 5000mで15分44秒32を持つ村岡美玖(名城大3)や、大学女子駅伝で2位が続く大東大の蔦野萌々香(大東大3)、昨年の九 […]
2026.02.10
今季に燃える「阿見アスリートクラブ SHARKS」トリオ 楠と飯島はアジア大会出場、アブラハムはアフリカ選手権優勝が目標
日本唯一の中距離プロアスリートチーム「阿見アスリートクラブ SHARKS」の楠康成、飯島陸斗、グエム・アブラハの3選手が2月9日、都内で行われたイベントで今年の目標などを話した。 2026年は秋に名古屋で開催されるアジア […]
Latest Issue
最新号
2026年2月号 (1月14日発売)
EKIDEN Review
第102回箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
全国高校駅伝
全国中学校駅伝
富士山女子駅伝