2025.05.05
女子やり投パリ五輪金メダリストの北口榛花(JAL)が5月3日に行われた世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)第2戦・柯橋大会(中国)で初戦を迎え、60m88で4位だった。2週間後に控える次戦のセイコーゴールデングランプリ(国立競技場)に向けて取材に応じ、意気込みを語った。
初戦に向けては「例年よりは練習でも距離が投げられていたので手応えは感じていた」と言うが、一方で「練習の段階からやりがまっすぐに飛ばなかった。初戦でも1回もまっすぐ跳ばなかったので、技術的にも完成はしていません」と振り返る。久しぶりの高反発のピットということもあり「楽に走っているつもりでもスピードが出てしまって、投げ急いでしまいました」。次戦に向けて「初歩的なことですが、やりをまっすぐに投げるなど初歩的なことから見直していきたい」と言う。
ブダペスト世界選手権、パリ五輪と2年連続で世界一に輝き、DLファイナルも連覇と、“世界女王”に君臨している北口。セイコーゴールデングランプリには、71m40(世界歴代3位)のベストを持つマリア・アンドレイチク(ポーランド)、ブダペスト銀のフロル・デニス・ルイス・フルタド(コロンビア)、パリ銀のジョー・アネ・ファンダイク(南アフリカ)、盟友マッケンジー・リトル(豪州)ら強豪が来日する。
「いつもDLなどで戦っている選手たちですが、誰が来ても自分のやるべきことは変わらない」と威風堂々。「理想の形に近いものを目指す中で、2週間修正いていきたい。投げられれる状況に仕上げていけるか考えていきたいです」と語り、「国立競技場にたくさんのお客さんが来てくれると思うので、北口榛花の投てきはこれだ、というのを5月に一度お見せできたらいいな、と。もしできなくても、9月(東京世界選手権)にもう一回来てください! まぁ、ゴールデンGPでは負けたくないです!」と笑顔を見せた。
セイコーゴールデングランプリは5月18日(日)に国立競技場で行われる。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.06.20
-
2025.06.19
-
2025.06.19
-
2025.06.17
-
2025.06.17
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.20
【世界陸上プレイバック】―07年大阪―16年ぶりの日本開催! ゲイが男子スプリント3冠 マラソン・土佐礼子が3大会ぶり銅
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.06.20
日本選手権の競技日程が発表!男子100mは2日目18時30分号砲、女子やり投は初日18時45分から
日本陸連は6月20日、第109回日本選手権(7月4日から6日/国立競技場)の競技日程を発表した。 実施日についてはすでに発表されていたが、競技開始時間も正式に決定。2日目の女子ハンマー投が11時30分にスタートするが、そ […]
2025.06.20
日本選手権に北口榛花、サニブラウン、田中希実ら登録!帰化のフロレスが初出場へ 村竹、三浦は未登録
日本陸連は、第109回日本選手権の6月20日時点での暫定エントリーリストを発表した。 女子やり投でパリ五輪金メダリストの北口榛花(JAL)も登録。北口はすでに今年9月の東京世界選手権代表に内定している。 広告の下にコンテ […]
2025.06.20
800m・木田美緒莉が2分06秒45!33年ぶり道高校新で1500mとの2冠 吉田星も5000m14分00秒70で2種目制覇/IH北海道
◇インターハイ北海道地区大会(6月17日~20日/旭川花咲スポーツ公園陸上競技場)3日目 広島インターハイ出場を懸けた北海道地区大会の3日目が行われ、女子800mで木田美緒莉(旭川龍谷3)が2分06秒45の道高校新をマー […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会