HOME 国内

2025.04.28

100mH田中佑美が国内初戦「ここから毎週のように緊張する」/織田記念
100mH田中佑美が国内初戦「ここから毎週のように緊張する」/織田記念

織田記念の前日練習に臨んだ田中佑美

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島)

日本グランプリシリーズの織田記念を翌日に控え、女子100mハードルのパリ五輪代表・田中佑美(富士通)が競技場で前日練習を行い、その後報道陣の取材に応じた。

国内初戦を前に「ここから毎週のように緊張する」と田中。「例年、雨だったのですが(今年は)晴れそう」と笑い、代表に選出されたアジア選手権を始め、前半シーズンで重要なレースが続くため「試合選択に慎重になった」と言うが、良コンディションも見込めるとあって出場を決意した。

広告の下にコンテンツが続きます

この冬は「足首が硬いのが特徴でもありつつ、反力を足首で止めてしまう」という課題にも着手し、「身体全体で加速している技術に挑戦してきました」。室内の60mハードルで2月に8秒00の日本新を出し、世界室内にも出場した。3月に豪州で100mハードル初戦を迎えて13秒11(+0.5)をマークしている。

その後は発熱など体調を崩したこともあり、新たな技術も「習得したとは言えないので、丁寧にやり直してきた」と話し、織田記念を「評価する段階」と捉え、ここで得た課題をさらに磨いて「完成していければ」と語る。

レベルの高い女子100mハードルとあって、東京世界選手権の選考争いも熾烈。自己記録は日本歴代2位の12秒83の田中は、「参加標準記録(12秒73)を切って日本選手権を迎えたい」と新シーズンへの覚悟を語った。

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念を翌日に控え、女子100mハードルのパリ五輪代表・田中佑美(富士通)が競技場で前日練習を行い、その後報道陣の取材に応じた。 国内初戦を前に「ここから毎週のように緊張する」と田中。「例年、雨だったのですが(今年は)晴れそう」と笑い、代表に選出されたアジア選手権を始め、前半シーズンで重要なレースが続くため「試合選択に慎重になった」と言うが、良コンディションも見込めるとあって出場を決意した。 この冬は「足首が硬いのが特徴でもありつつ、反力を足首で止めてしまう」という課題にも着手し、「身体全体で加速している技術に挑戦してきました」。室内の60mハードルで2月に8秒00の日本新を出し、世界室内にも出場した。3月に豪州で100mハードル初戦を迎えて13秒11(+0.5)をマークしている。 その後は発熱など体調を崩したこともあり、新たな技術も「習得したとは言えないので、丁寧にやり直してきた」と話し、織田記念を「評価する段階」と捉え、ここで得た課題をさらに磨いて「完成していければ」と語る。 レベルの高い女子100mハードルとあって、東京世界選手権の選考争いも熾烈。自己記録は日本歴代2位の12秒83の田中は、「参加標準記録(12秒73)を切って日本選手権を迎えたい」と新シーズンへの覚悟を語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.26

【学生長距離Close-upインタビュー】全日本大学駅伝1区区間賞の志學館大・中村晃斗 「結果にこだわっていきたい」

学生長距離Close-upインタビュー 中村 晃斗 Nakamura Akito 志學館大3年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。54回目は、志 […]

NEWS 熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

2025.11.26

熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高 […]

NEWS 世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里

2025.11.26

世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里

日本陸連は11月26日、第46回世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日/米国・タラハシー)の男女U20日本代表代表選考会(11月30日/京都)の確定エントリーリストを発表した。 男子は当初エントリーしていた24 […]

NEWS パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定

2025.11.26

パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定

男子短距離のQ.ウィルソン(米国)がメリーランド大へ入学することが発表された。 ウィルソンは2008年生まれの17歳。23年ごろから400mで頭角を現し、同年の米国室内選手権で優勝するなど注目を浴びた。今年6月には400 […]

NEWS 男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」

2025.11.26

男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」

2016年リオ五輪の男子3000m障害で銀メダルに輝いたE.ジャガー(米国)が引退を表明した。 ジャガーは35歳。ジュニア時代には中長距離でU20世界選手権1500m7位などの成績を収め、シニアでは3000m障害で世界的 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top