2025.04.22
第129回ボストン・マラソンは4月21日に米国の当地で行われ、男子はジョン・コリル(ケニア)が大会歴代3位の2時間4分45秒で優勝した。女子でシャロン・ロケディ(ケニア)が2時間17分22秒の大会新で制した。
最初の5kmを14分20秒で入った男子は、2連覇を狙うシサイ・レンマ(エチオピア)を中心に中間点を1時間1分52秒で通過する。そのレンマが30km過ぎに途中棄権する思わぬ展開となったが、そこで抜け出したのがコリル。後続を一気に突き放し、5km14分20秒前後のハイペースを最後まで維持して昨年10月のシカゴに続くメジャーマラソン制覇を成し遂げた。
28歳のコリルの自己ベストは、そのシカゴで出した世界歴代8位の2時間2分44秒。ボストンは3度目の出場で、23年9位、24年4位を経てタイトルにたどり着き、「ボストンで優勝することを目指していたし、兄にも必ず優勝すると約束していた」と喜びを語った。
アルフォンス・シンブ(タンザニア)とシブリアン・コツト(ケニア)が2時間5分04秒の同タイムで2位、3位に続いている。
女子は3連覇を狙うヘレン・オビリ(ケニア)、ブダペスト世界選手権マラソン金メダルのアマネ・ベリソ・シャンクル(エチオピア)、同5位のヤレムゼルフ・イェフアラウ(同)とロケディの4人が優勝争いを展開。40km手前でオビリとロケディの一騎打ちとなり、ロケディが残り1kmからのスパートで競り勝った。
従来の大会記録(2時間19分59秒)を大幅に塗り替えたロケディは、22年ニューヨークシティ以来2度目のメジャーマラソン制覇に「「最高に気持ちいい。信じられない。すごく興奮している」。
オビリとの優勝争いについては「ヘレンより後ろでゴールしたことは何度もあったけど、今回は二度とこんなことはしないと自分に言い聞かせた。とにかく全力で戦い、優勝を強く望んだ」と振り返り、「このレースのすべてが最高だった」と勝利の余韻に浸った。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.10
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
2025.12.10
前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]
2025.12.10
15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]
2025.12.10
99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025