2025.04.13
◇第109回日本選手権10000m(4月12日/熊本・えがお健康スタジアム)
東京世界選手権とアジア選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権10000mが行われ、男子は鈴木芽吹(トヨタ自動車)が27分28秒82で初優勝を飾った。
鈴木は「ずっと葛西さん(潤、旭化成)を徹底的にマークしていました」というように、冷静にレースを展開。その中でも「余裕があった」。吉居大和(トヨタ自動車)、葛西との三つ巴になるなか、9000mから圧巻のスパートを決めた。
2位に葛西が27分33秒52で続き、吉居が3位だった。
女子は廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が31分13秒78で2年ぶり4度目の優勝。昨年は膝の故障で苦しみ、東京五輪に続く2大会連続の五輪への道を絶たれていた。秋の駅伝で復帰すると、「冬季をしっかり積めたのが大きい」。
地元・熊本出身の矢田みくに(エディオン)と最後は一騎打ちになり、「本当は残り2000mで出たかった」と言う廣中だが、まだ万全とは行かず。それでもスパートを決めて歓喜のフィニッシュを飾った。
矢田が31分20秒09で2位となり、3位は兼友良夏(三井住友海上)が入っている。
今大会での東京世界選手権の参加標準記録突破者はなく、内定者はなかった。今後、参加標準記録を突破、もしくはワールドランキングで出場資格を得られれば上位3人が優先される。また、5月末のアジア選手権(韓国・クミ)は上位2人が有力となりそうだ。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.05.13
2025.05.11
久保凛は2分02秒29の2位に号泣「母の日に花束を持って帰りたかった」/木南記念
-
2025.05.08
2025.05.11
久保凛は2分02秒29の2位に号泣「母の日に花束を持って帰りたかった」/木南記念
-
2025.05.03
-
2025.04.29
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.05.14
O2Room®はどうして多くの方から支持されるのか 「安心・安全」をモットーとして確かな製品を追求する日本気圧バルク工業
酸素に関わる製品の販売を始めて30年、部屋型の〝酸素ルーム〟を世界で真っ先に開発して業界をリード 私たちは「1気圧、酸素濃度20.9%」(平地)という環境の中で暮らしている。気圧を上げれば空気が凝縮されて、酸素濃度も上が […]
2025.05.14
石原南菜100mH県高校新&走幅跳大会新 石橋リレー2冠 全中Vのルーキー加藤未来が七種制覇/IH栃木県大会
広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。 栃木県大会は5月9日から12日の4日間、カンセキスタジアムとちぎで行われた。 女子では昨年インターハ […]
2025.05.14
菅野翔唯100m10秒45で24年ぶり大会新!成澤柚日が走幅跳、三段跳、4×100mRの3冠/IH群馬県大会
広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱戦を繰り広げている。群馬県大会は5月9日から12日の4日間、正田醤油スタジアム群馬で行われた。 男子100mでは、昨年のU […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析