2020.11.19
気まぐれに陸上界の歴史を振り返る!
「今日は何の日?」
今から100年以上の前のこと。1911年(明治44年)11月18日・19日の2日間、東京・羽田運動場で歴史に残る競技会が開催された。「国際オリムピック大選手予選会」である。
1912年ストックホルム五輪の日本代表を選抜する大会で、創立間もない大日本体育協会が主催した。行われたのは、男子の陸上競技13種目のみ。学生を中心に91名が全国から集まった。決勝種目が組み込まれた大会2日目。朝から曇り空で、徐々に小雨が降り出した。
予選会の結果、100m、400m、800mで3冠を成し遂げた三島弥彦と、マラソンで世界記録2時間32分45秒0(非公認)を出した金栗四三が、ストックホルム五輪代表に選出。この2人が、日本にとって初めてのオリンピアンとなる。
なお、この大会で行われた種目の多くの記録は、最初の「日本記録」として刻まれており、三島は100m12秒0、400m59秒6、800m2分19秒2で駆け抜けている。
写真/ストックホルム五輪の開会式で国旗を持つ三島弥彦

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.05.15
-
2025.05.15
-
2025.05.15
-
2025.05.14
-
2025.05.14
2025.05.11
久保凛は2分02秒29の2位に号泣「母の日に花束を持って帰りたかった」/木南記念
-
2025.05.08
2025.05.11
久保凛は2分02秒29の2位に号泣「母の日に花束を持って帰りたかった」/木南記念
-
2025.05.03
-
2025.04.29
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.05.15
伊奈総合女子両リレー優勝 渡邊紗莱が棒高跳3m95の県高校新 男子対校は川口市立6年ぶりV/IH埼玉県大会
広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。埼玉県大会は5月12日~15日の4日間、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われ、各種目で好記録が生 […]
2025.05.15
世界陸上女子走幅跳・三段跳メダリストのベフ・ロマンチュクに暫定資格停止処分 テストステロンの使用疑い
世界陸連(WA)の独立不正監査機関「アスレティックス・インテグリティ・ユニット(AIU)」は5月15日、女子走幅跳と三段跳の2種目で活躍しているM.ベフ・ロマンチュク(ウクライナ)に暫定資格停止処分を下したことを発表した […]
2025.05.15
SUBARUのキプランガット・ベンソンが退部 U20世界選手権5000m金、ダイヤモンドリーグ出場
SUBARUは5月8日付で、キプランガット・ベンソンが退部したと発表した。 ベンソンはケニア出身の21歳。U20世界選手権5000mで金メダルを獲得し、2021年からSUBARUに加入した。22年のニューイヤー駅伝(全日 […]
2025.05.15
2025学生最新ランキング【女子】
女子100m 2025年 11.57 1.4 山形 愛羽(福岡大1+) 3.22 11.62 -0.1 永石 小雪(立命大4) 5. 5 11.64 1.5 奥野 由萌(甲南大4) 4.25 11.68 0.1 杉本 […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析