2025.03.25
2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月25日、大阪・ヤンマースタジアム長居で始まった。全国から選手約270人が参加し、20度を超える汗ばむ陽気の中で打ち解けながら練習に取り組んだ。
初日は14時から開講式を実施。日本陸連の杉井將彦シニアディレクターが「今年は9月に東京で世界陸上があります。おそらく参加する多くの選手は、この合宿を経験してその舞台に臨むことになります」とあいさつ。「高いレベルの合宿に参加するだけではなく、どんな取り組みをするかが非常に大事なポイントになります」と呼びかけた。
開講式後は、中学校教員時代に多くの全国優勝者を育成し、「原田メソッド」を考案した原田隆史氏が講演。選手たちは隣の選手と話し合いながら、男子20km競歩世界記録保持者の山西利和(愛知製鋼)らが取り組んだ目標設定シートや、メンタルトレーニングについて熱心に聞き入っていた。
その後は種目別にわかれてトレーニング。各種目とも1時間半程度で、補強やドリルなど比較的軽めのメニューで汗を流した。昨年のインターハイで男子100m2位の清水空跳(星稜1石川)は「少しずつ雰囲気を良くしながら、切磋琢磨していきたいです。瞬発系やメディシンボールを使った練習ができて良かったです」と話していた。
合宿は例年、年度末に開催され、今回は3泊4日の日程。種目ごとに日本陸連強化育成部スタッフや、大学、高校などの指導者がコーチを務める。新シーズンに向けて、高いレベルでライバルとトレーニングを行いつつ、親睦を深める場となっている。
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