HOME 世界陸上、特集

2025.03.20

東京世界陸上シーズンの幕開け!泉谷駿介が走幅跳に登場 田中希実は3大会連続 海外スターも集結/世界室内
東京世界陸上シーズンの幕開け!泉谷駿介が走幅跳に登場 田中希実は3大会連続 海外スターも集結/世界室内

世界室内代表に選ばれた西岡尚輝、泉谷駿介、田中希実

◇南京世界室内選手権(3月21~23日/中国・南京)

中国・南京で世界室内選手権がいよいよ開幕する。9月の東京世界選手権に向けてのシーズンの幕開けでもあり、世界トップ選手も室内のピークをここに合わせてくる。4月から始まる屋外シーズンに向けて力関係もわかってくるだろう。

日本代表は13人。注目は男子走幅跳の泉谷駿介(住友電工)だ。110mハードルで13秒04の日本記録を持つ世界屈指のハードラーだが、走幅跳でも日本歴代10位の8m14のベストを持つ。「世界選手権の参加標準記録8m27を跳んで3位以内」が目標だ。この種目には東京五輪代表の津波響樹(大塚製薬)が出場する。

男子400mで44秒88(日本歴代3位)を持つ佐藤風雅(ミズノ)も出場。今年はすでに45秒56という好タイムでシーズンインしている。この種目には吉川崚(筑波大院)も代表に入った。男子60mには木梨嘉紀(筑波大院)と高校生の西岡尚輝(東海大仰星高)が代表入り。2月の日本選手権室内60mを制した西岡は100mで10秒11がベストで、高校生での代表入りは桐生祥秀(洛南高、現・日本生命)以来だ。

男子七種競技には十種競技でブダペスト世界選手権に出場している丸山優真(住友電工)がエントリー。今年は七種競技で5901点の日本新を出している。男子60mハードルは日本選手権室内を制した西徹朗(早大)が出場。また男子800mには米国の大学陸上界で力をつけている石井優吉(ペンシルベニア州立大)が初の代表入り。ショートトラック(室内)で日本記録も作った。男子走高跳はブダペスト世界選手権代表の長谷川直人(サトウ食品新潟アルビレックスRC)、成長著しい原口颯太(順大)が代表に入った。

女子3000mには田中希実(New Balance)は3大会連続代表入り(22年1500m、24年3000m)。前回は8位入賞を果たしており、2大会連続入賞なるか。今年は室内で4レース連続日本新を出すなど自力が上がっていることを証明。次は“勝負”で強さを見せる。

広告の下にコンテンツが続きます

女子60mハードルは田中佑美(富士通)が出場。今年は8秒00の日本新記録を樹立している。パリ五輪100mハードルで準決勝に進んでいるが、「世界と勝負」するためのステップにする。

世界のトップ選手も多数出場。男子棒高跳で世界記録を持つアルマンド・デュプランティス(スウェーデン)や、女子走高跳世界記録保持者のヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)も登場。男子60mハードル世界記録保持者のグラント・ホロウェイ(米国)、男子1500mにはヤコブ・インゲブリグトセン(ノルウェー)ら、東京世界選手権での活躍も注目される選手たちのパフォーマンスも見逃し厳禁だ。

◇南京世界室内選手権(3月21~23日/中国・南京) 中国・南京で世界室内選手権がいよいよ開幕する。9月の東京世界選手権に向けてのシーズンの幕開けでもあり、世界トップ選手も室内のピークをここに合わせてくる。4月から始まる屋外シーズンに向けて力関係もわかってくるだろう。 日本代表は13人。注目は男子走幅跳の泉谷駿介(住友電工)だ。110mハードルで13秒04の日本記録を持つ世界屈指のハードラーだが、走幅跳でも日本歴代10位の8m14のベストを持つ。「世界選手権の参加標準記録8m27を跳んで3位以内」が目標だ。この種目には東京五輪代表の津波響樹(大塚製薬)が出場する。 男子400mで44秒88(日本歴代3位)を持つ佐藤風雅(ミズノ)も出場。今年はすでに45秒56という好タイムでシーズンインしている。この種目には吉川崚(筑波大院)も代表に入った。男子60mには木梨嘉紀(筑波大院)と高校生の西岡尚輝(東海大仰星高)が代表入り。2月の日本選手権室内60mを制した西岡は100mで10秒11がベストで、高校生での代表入りは桐生祥秀(洛南高、現・日本生命)以来だ。 男子七種競技には十種競技でブダペスト世界選手権に出場している丸山優真(住友電工)がエントリー。今年は七種競技で5901点の日本新を出している。男子60mハードルは日本選手権室内を制した西徹朗(早大)が出場。また男子800mには米国の大学陸上界で力をつけている石井優吉(ペンシルベニア州立大)が初の代表入り。ショートトラック(室内)で日本記録も作った。男子走高跳はブダペスト世界選手権代表の長谷川直人(サトウ食品新潟アルビレックスRC)、成長著しい原口颯太(順大)が代表に入った。 女子3000mには田中希実(New Balance)は3大会連続代表入り(22年1500m、24年3000m)。前回は8位入賞を果たしており、2大会連続入賞なるか。今年は室内で4レース連続日本新を出すなど自力が上がっていることを証明。次は“勝負”で強さを見せる。 女子60mハードルは田中佑美(富士通)が出場。今年は8秒00の日本新記録を樹立している。パリ五輪100mハードルで準決勝に進んでいるが、「世界と勝負」するためのステップにする。 世界のトップ選手も多数出場。男子棒高跳で世界記録を持つアルマンド・デュプランティス(スウェーデン)や、女子走高跳世界記録保持者のヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)も登場。男子60mハードル世界記録保持者のグラント・ホロウェイ(米国)、男子1500mにはヤコブ・インゲブリグトセン(ノルウェー)ら、東京世界選手権での活躍も注目される選手たちのパフォーマンスも見逃し厳禁だ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.30

「東京レガシースタジアム」を10月17日~19日に開催! 100m走タイムチャレンジや中長距離スペシャルアカデミーを実施

一般財団法人東京マラソン財団と東京都は7月30日、東京レガシーハーフマラソン2025(10月19日)の開催に合わせて、「東京レガシースタジアム」を10月17日から19日の3日間、国立競技場や明治公園で実施することを発表し […]

NEWS ベルリンマラソンに日本トップランナー集結!パリ6位赤﨑暁、日本記録保持者・鈴木健吾らが登録 ロス五輪への一歩となるか

2025.07.30

ベルリンマラソンに日本トップランナー集結!パリ6位赤﨑暁、日本記録保持者・鈴木健吾らが登録 ロス五輪への一歩となるか

9月21日にドイツで開催されるベルリンマラソンのエリート選手が主催者から発表され、日本男子のトップランナーたちが名を連ねた。 パリ五輪6位入賞の赤﨑暁(九電工)は、出場となれば3月の東京以来となるマラソン。東京世界選手権 […]

NEWS ベルリンマラソンにロンドン王者サウェらがエントリー!青森山田出身ワンジルも3年ぶり登録

2025.07.30

ベルリンマラソンにロンドン王者サウェらがエントリー!青森山田出身ワンジルも3年ぶり登録

9月21日にドイツで開催されるベルリンマラソンのエリート選手が発表された。男子には今年のロンドンマラソン優勝のS.サウェ(ケニア)が出場予定。ブダペスト世界選手権6位のM.メンゲシャ(エチオピア)やオレゴン世界選手権7位 […]

NEWS 学生世界最速はワラザ 200mも制して2冠 女子10000mはルカンが大会新/ユニバ

2025.07.30

学生世界最速はワラザ 200mも制して2冠 女子10000mはルカンが大会新/ユニバ

2年に一度開催される学生の総合スポーツ世界大会、FISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日、ドイツ、ライン・ルールで開催された。 男子100mはB.ワラザ(南アフリカ)が10秒16(-0.7) […]

NEWS 男子100mカーリーが棄権 400mホール、ノーマンら有力選手も欠場/全米選手権

2025.07.30

男子100mカーリーが棄権 400mホール、ノーマンら有力選手も欠場/全米選手権

7月31日から8月3日まで開催される全米選手権で、男子100mオレゴン世界選手権金メダリストのF.カーリーが欠場することを表明した。 カーリーは今年30歳。昨年のパリ五輪では9秒81で銅メダルを獲得している。今季も追い風 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top