◇東京マラソン2025(3月2日/東京都庁~東京駅前・行幸通り)
アボット・ワールドマラソンメジャーズの一つ、東京マラソン2025が3月2日に行われ、男子はタデセ・タケレ(エチオピア)が2時間3分23秒で優勝した。
22歳のタケレが終盤にかけて気温が上昇するタフなレースで強さを発揮した。
スタートから先頭集団でレースを進め、5kmを14分24秒、10kmを28分54秒で通過。気温が上がった中盤以降は集団が絞られ、ヴィンセント・キプケモイ・ゲティッチ(ケニア)、デレサ・ゲレタ(エチオピア)と三つ巴の争いとなる。
「前もって考えていたのは40km以降のことでした。タイムを見て、38kmでスパートを仕掛けました」とタケレ。ロングスパートで引き離すと、自己記録を2分近く更新し「とても良いレースでした。自己記録も更新できてうれしく思いました」とうなずいた。
家族も陸上に取り組んでおり、「家族が走っているのを見て始めました」。以前は3000m障害が専門で、2021年東京五輪に出場し、同年のU20世界選手権では2位に入った実績を持つ。
ハーフマラソンを走った時に「持久力がある」と感じ、「マラソンに転向しようと思いました」。23年のベルリンマラソン後に、本格的にフルマラソンにシフトしたという。
「コースも良かったし、私にとっては良い大会でした。今より良い走りをして、五輪で勝ちたいと思います。今より良いタイムを出すことを試みたいです」。まだまだ伸び盛りの22歳の成長が楽しみだ。
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