HOME 国内

2025.02.23

山縣亮太が60mと100mに出場しいずれも優勝 復帰戦を飾り「ケガなく走れて良かった」/JAG大崎
山縣亮太が60mと100mに出場しいずれも優勝 復帰戦を飾り「ケガなく走れて良かった」/JAG大崎

男子60mで6秒66の大会新で優勝した山縣亮太

◇2025 Japan Athlete Games in Osaki(2月23日/鹿児島・ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅)

2025 Japan Athlete Games in Osakiが2月23日に行われ、男子100m日本記録(9秒95)保持者・山縣亮太(セイコー)が60mと100mの2種目に出場。60mを6秒66の大会新記録を制すると、100mも10秒49で快勝し、復帰戦を飾った。

山縣にとっては昨年4月下旬の織田記念100m以来のレース。座骨神経痛を患い10ヵ月ぶりのレースとなったが、13時35分からの60m予選に始まり、16時40分の100m決勝まで、約3時間の間に4レースをこなし、鹿児島の陸上ファンにしっかりとその姿を焼きつけた。

広告の下にコンテンツが続きます

「試合自体が久しぶりで、かつ1日に4本(4レース)というのは初めての経験。レースをするたびに緊張が解けてきて、試合に戻ってきたなという感じでした」

60m予選では6秒76で全体トップタイム。すると、約1時間後の100m予選では10秒51でこちらも全体トップで通過した。15時40分過ぎの60m決勝では予選より0.10秒タイムを短縮し、大会記録(6秒72)を塗り替えた。そして、100m決勝でも4年前の第1回大会で自らが出した大会記録(10秒39)には届かなかったが、しっかりとまとめた。

「これからもタイトなスケジュールの中でレースをやらなければならないと思う。どういうふうに4本を走るか、考えながら走りました」。タイムについては「最後の100m以外は予想通り。100mは残念でした」と振り返った。100mの大会記録更新については「それまでの練習のタイムから、それぐらい(大会記録)は出るかなと思っていたので……」と語り、トレーニング面に関しては順調そうな様子を見せた。

広告の下にコンテンツが続きます

9月の東京世界選手権出場を目指し、3月には豪州でレースを2試合予定している。「ケガに気をつけながら練習していたので、一瞬で力を出すトレーニングがあまり時間をかけてやってきていません。ここからスピードを上げたり、パワーを出すような練習をしていきたい」と話していた。

◇2025 Japan Athlete Games in Osaki(2月23日/鹿児島・ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅) 2025 Japan Athlete Games in Osakiが2月23日に行われ、男子100m日本記録(9秒95)保持者・山縣亮太(セイコー)が60mと100mの2種目に出場。60mを6秒66の大会新記録を制すると、100mも10秒49で快勝し、復帰戦を飾った。 山縣にとっては昨年4月下旬の織田記念100m以来のレース。座骨神経痛を患い10ヵ月ぶりのレースとなったが、13時35分からの60m予選に始まり、16時40分の100m決勝まで、約3時間の間に4レースをこなし、鹿児島の陸上ファンにしっかりとその姿を焼きつけた。 「試合自体が久しぶりで、かつ1日に4本(4レース)というのは初めての経験。レースをするたびに緊張が解けてきて、試合に戻ってきたなという感じでした」 60m予選では6秒76で全体トップタイム。すると、約1時間後の100m予選では10秒51でこちらも全体トップで通過した。15時40分過ぎの60m決勝では予選より0.10秒タイムを短縮し、大会記録(6秒72)を塗り替えた。そして、100m決勝でも4年前の第1回大会で自らが出した大会記録(10秒39)には届かなかったが、しっかりとまとめた。 「これからもタイトなスケジュールの中でレースをやらなければならないと思う。どういうふうに4本を走るか、考えながら走りました」。タイムについては「最後の100m以外は予想通り。100mは残念でした」と振り返った。100mの大会記録更新については「それまでの練習のタイムから、それぐらい(大会記録)は出るかなと思っていたので……」と語り、トレーニング面に関しては順調そうな様子を見せた。 9月の東京世界選手権出場を目指し、3月には豪州でレースを2試合予定している。「ケガに気をつけながら練習していたので、一瞬で力を出すトレーニングがあまり時間をかけてやってきていません。ここからスピードを上げたり、パワーを出すような練習をしていきたい」と話していた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.17

女子1500m・キピエゴンが先頭譲らず史上初の3連覇! ハンマー投・カツバーグが84m70でV2/世界陸上Day4

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、女子1500m決勝ではフェイス・キピエゴン(ケニア)が3分52秒15で同種目史上初の3連覇を果たした。 これぞ女王 […]

NEWS 110mH5位の村竹ラシッド 人生懸けて過ごした1年「何が足りなかったんだろう」/東京世界陸上

2025.09.17

110mH5位の村竹ラシッド 人生懸けて過ごした1年「何が足りなかったんだろう」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上の4日目のイブニングセッションが行われ、男子110mハードルで村竹ラシッド(JAL)が13秒18(-0.3)で5位入賞を果たした。昨年のパリ五輪(5位) […]

NEWS 入場者数が30万人突破!! 平日夜でも約4万人が歓声送る/東京世界陸上

2025.09.17

入場者数が30万人突破!! 平日夜でも約4万人が歓声送る/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京2025世界陸上財団は9月16日、東京世界陸上の4日目(DAY4)までの総入場者数が30万人を突破したことを発表した。 世界陸上は大会初日、2日目とイブニングセ […]

NEWS 足の痛みに耐えた赤松諒一 2大会連続8位タイも「2m28は絶対に跳べると思っていた」/東京世界陸上

2025.09.17

足の痛みに耐えた赤松諒一 2大会連続8位タイも「2m28は絶対に跳べると思っていた」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、男子走高跳決勝に出場した赤松諒一(SEIBU PRINCE)が2m24を跳び、8位入賞を果たした。 前回のブダペス […]

NEWS 走高跳・瀬古優斗10位 初出場で入賞逃す悔しさを感じつつ「夢の舞台を経験して最高」/東京世界陸上

2025.09.17

走高跳・瀬古優斗10位 初出場で入賞逃す悔しさを感じつつ「夢の舞台を経験して最高」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上の4日目のイブニングセッションが行われ、男子走高跳決勝に出場した瀬古優斗(FAAS)が2m20で10位だった。 入賞を逃し、満足はしていない。だが、世界 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top