HOME 国内、海外

2020.11.12

モスクワ五輪競歩銀メダリスト・リョパルト氏が死去 長く日本競歩界を指導
モスクワ五輪競歩銀メダリスト・リョパルト氏が死去 長く日本競歩界を指導

日本陸連がSNSを更新し、モスクワ五輪50km競歩の銀メダリストのジョルティ・リョパルト氏が11月11日に死去したことを報じている。68歳だった。

リョパルト氏は競歩スペイン代表として活躍。50km競歩で1978年欧州選手権で金メダルを獲得し、オリンピックでは80年モスクワ五輪銀メダル、84・88年にも出場を果たしている。1991年東京世界選手権にも出場。その後、今村文男(現・五輪強化コーチ)が師事し、2014年に競歩がJSCのターゲット種目に認定されてからは2020年東京五輪に向けた強化にも携わり、昨年ドーハ世界選手権で2種目金メダルを取るまでに成長した日本競歩界に大きく貢献した。

17年に石川県能美市で行われた全日本能美競歩に訪れていた際には、観戦中に意識を失い、心肺停止となったが、今村コーチらによる心臓マッサージやAEDを用いて一命を取り留めていた。

広告の下にコンテンツが続きます

日本陸連はSNSに英文で感謝と哀悼の意を表明した。

日本陸連がSNSを更新し、モスクワ五輪50km競歩の銀メダリストのジョルティ・リョパルト氏が11月11日に死去したことを報じている。68歳だった。 リョパルト氏は競歩スペイン代表として活躍。50km競歩で1978年欧州選手権で金メダルを獲得し、オリンピックでは80年モスクワ五輪銀メダル、84・88年にも出場を果たしている。1991年東京世界選手権にも出場。その後、今村文男(現・五輪強化コーチ)が師事し、2014年に競歩がJSCのターゲット種目に認定されてからは2020年東京五輪に向けた強化にも携わり、昨年ドーハ世界選手権で2種目金メダルを取るまでに成長した日本競歩界に大きく貢献した。 17年に石川県能美市で行われた全日本能美競歩に訪れていた際には、観戦中に意識を失い、心肺停止となったが、今村コーチらによる心臓マッサージやAEDを用いて一命を取り留めていた。 日本陸連はSNSに英文で感謝と哀悼の意を表明した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.13

混合マイル8位入賞 世界との力の差を痛感するも、「底上げができている。まだまだ成長段階」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目 東京世界陸上1日目のイブニングセッションが行われ、男女混合4×400mR決勝で、日本は3分17秒53で8位に入った。 モーニングセッションで行われた予選で、出した日 […]

NEWS 初代表の10000m・矢田みくに 久しぶりの世界大会「また新たなおもしろさが出てきた」/東京世界陸上

2025.09.13

初代表の10000m・矢田みくに 久しぶりの世界大会「また新たなおもしろさが出てきた」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目 東京世界陸上1日目のイブニングセッションが行われ、女子10000m決勝の矢田みくに(エディオン)は32分28秒94の21位だった。 初の舞台は甘くはなかった。矢田は […]

NEWS 10000m・廣中璃梨佳「最後まであきらめずに」走って6位入賞「たくさんの声援を受けながら粘れた」/東京世界陸上

2025.09.13

10000m・廣中璃梨佳「最後まであきらめずに」走って6位入賞「たくさんの声援を受けながら粘れた」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日〜21日/国立競技場)1日目 東京世界陸上1日目のイブニングセッションが行われ、女子10000mの廣中璃梨佳(日本郵政グループ)は31分09秒62と自身最高となる6位入賞を果たした。 序盤は先頭 […]

NEWS 初の決勝となった日本の男女混合4×400mR 8位入賞で歴史を作り、女子短距離に大きな足跡/東京世界陸上

2025.09.13

初の決勝となった日本の男女混合4×400mR 8位入賞で歴史を作り、女子短距離に大きな足跡/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目 東京世界陸上1日目のイブニングセッションが行われ、男女混合4×400mR決勝で、日本は3分17秒53で8位。それでもこの種目初入賞を遂げた。 日本のオーダーは3分1 […]

NEWS 10000m・矢田みくには32分28秒94で21位 中盤から苦しむも初舞台で貴重な経験/東京世界陸上

2025.09.13

10000m・矢田みくには32分28秒94で21位 中盤から苦しむも初舞台で貴重な経験/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)1日目 東京世界陸上1日目のイブニングセッションが行われ、女子10000m決勝の矢田みくに(エディオン)は、32分28秒94の21位で初めての世界選手権を終えた。 序盤は中 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top