HOME 大学

2025.02.02

“山の名探偵”工藤慎作が初V!! 目標のユニバへ「優勝も視野に入れて走りたい」/日本学生ハーフ
“山の名探偵”工藤慎作が初V!! 目標のユニバへ「優勝も視野に入れて走りたい」/日本学生ハーフ

25年日本学生ハーフを制した工藤慎作(早大)

◇第28回日本学生ハーフマラソン選手権(2月2日/香川・丸亀)

今夏のワールドユニバーシティゲームズ(ライン・ルール)の代表選考を兼ねた第28回日本学生ハーフマラソン選手権が行われ、工藤慎作(早大)が日本歴代4位タイ、学生歴代5位、日本人学生歴代2位の1時間0分06秒で優勝した。

1月の箱根駅伝5区で区間2位と快走し、“山の名探偵”の愛称を持つ工藤が丸亀の地でも躍動した。

広告の下にコンテンツが続きます

ペースメーカーの設定が5km14分と速く、「力的には無理かなと思っていました。前半は14分15秒くらいのペースで余裕を持つことができていたので、それが後半のペースアップにつながりました」。15kmを過ぎてから学生トップ争いに加わると、17km過ぎでトップに躍り出る。

「余裕はありませんでした」と苦笑したものの、フィニッシュでは箱根駅伝でも繰り出した左手を前に突き出す“名探偵コナン”のポーズを披露。「山の名探偵というか、平地でも全然いけるよなと、思っていた感じです」と周囲を笑わせた。

「学生3番以内を頭に入れていました」と、ユニバ代表に内定する順位の目標もクリア。ユニバでは「どのくらいのレベルか分かりませんが、日本人は勝っていくべきだと思います。優勝も視野には入れて走りたいです」と力を込める。

2028年ロサンゼルス五輪にマラソンでの出場を目指しており、「在学中にMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の出場権を確保しなければいけません。在学中にマラソンを走って行くプランがあります」。箱根の山だけではなく、ロードでの強さをさらに追い求めていく。

◇第28回日本学生ハーフマラソン選手権(2月2日/香川・丸亀) 今夏のワールドユニバーシティゲームズ(ライン・ルール)の代表選考を兼ねた第28回日本学生ハーフマラソン選手権が行われ、工藤慎作(早大)が日本歴代4位タイ、学生歴代5位、日本人学生歴代2位の1時間0分06秒で優勝した。 1月の箱根駅伝5区で区間2位と快走し、“山の名探偵”の愛称を持つ工藤が丸亀の地でも躍動した。 ペースメーカーの設定が5km14分と速く、「力的には無理かなと思っていました。前半は14分15秒くらいのペースで余裕を持つことができていたので、それが後半のペースアップにつながりました」。15kmを過ぎてから学生トップ争いに加わると、17km過ぎでトップに躍り出る。 「余裕はありませんでした」と苦笑したものの、フィニッシュでは箱根駅伝でも繰り出した左手を前に突き出す“名探偵コナン”のポーズを披露。「山の名探偵というか、平地でも全然いけるよなと、思っていた感じです」と周囲を笑わせた。 「学生3番以内を頭に入れていました」と、ユニバ代表に内定する順位の目標もクリア。ユニバでは「どのくらいのレベルか分かりませんが、日本人は勝っていくべきだと思います。優勝も視野には入れて走りたいです」と力を込める。 2028年ロサンゼルス五輪にマラソンでの出場を目指しており、「在学中にMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の出場権を確保しなければいけません。在学中にマラソンを走って行くプランがあります」。箱根の山だけではなく、ロードでの強さをさらに追い求めていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.11

RIKUJOフェスティバル サニブラウンと鵜澤飛羽の参加が決定!世界陸上入賞の井戸、松本とともにミニリレフェスに参戦

11月11日、日本陸連は11月29日に開催される「RIKUJO フェスティバル in 国立競技場」に参加するゲストアスリートの第2弾として、東京世界選手権の代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、鵜澤飛羽(JAL […]

NEWS 22年世界陸上100m銀ブレイシー ドーピング違反で3年9ヵ月の資格停止処分 禁止薬物使用と居場所義務違反

2025.11.11

22年世界陸上100m銀ブレイシー ドーピング違反で3年9ヵ月の資格停止処分 禁止薬物使用と居場所義務違反

米国アンチ・ドーピング機関(USADA)は11月10日までに、2022年オレゴン世界選手権100mで銀メダルを獲得したM.ブレイシーが、内部告発者の情報に基づく調査の結果、アンチ・ドーピング規則違反で45ヵ月(3年9ヵ月 […]

NEWS サイラス・ジュイ氏 デンソーランニングコーチ就任 インターハイ3000m障害2連覇や北海道マラソンV ドラマ「陸王」出演

2025.11.11

サイラス・ジュイ氏 デンソーランニングコーチ就任 インターハイ3000m障害2連覇や北海道マラソンV ドラマ「陸王」出演

デンソー女子陸上長距離部は11月10日、ランニングコーチにサイラス・ジュイ氏が就任したと発表した。 ケニア出身で39歳のジュイ氏。千葉・流経大柏高に、ジョセファト・ダビリ氏とともに留学生として来日した。インターハイ300 […]

NEWS ミズノが第102回箱根駅伝オフィシャルグッズの予約開始! 大会記念Tシャツなど全21種を12月下旬から順次販売

2025.11.11

ミズノが第102回箱根駅伝オフィシャルグッズの予約開始! 大会記念Tシャツなど全21種を12月下旬から順次販売

ミズノは11月11日、箱根駅伝のスポンサー契約に基づき、第102回箱根駅伝オフィシャルグッズ販売の予約を開始した。 第102回大会の箱根駅伝オフィシャルグッズは、毎年展開している大会記念Tシャツ、出場校のタスキをデザイン […]

NEWS WAライジングスター賞 男子は中長距離のコエチ、メハリー、セレムがノミネート

2025.11.11

WAライジングスター賞 男子は中長距離のコエチ、メハリー、セレムがノミネート

世界陸連(WA)は11月10日、ワールド・アスレティクス・アワード2025の「ライジングスター賞」の最終候補選手を発表した。 この賞はU20選手を対象とした最優秀賞で、15年には日本のサニブラウン・アブデル・ハキームが受 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top