HOME 駅伝、箱根駅伝

2025.01.30

古豪復活へ!明大が創立150年記念事業「Mの輝きを再び」70年以上遠ざかる箱根駅伝Vへ
古豪復活へ!明大が創立150年記念事業「Mの輝きを再び」70年以上遠ざかる箱根駅伝Vへ

前回の箱根駅伝予選会では12位で本選出場を逃した明大。新プロジェクトで箱根優勝を目指す

明治大学は1月30日、明治大学創立150周年記念事業として「紫紺の襷プロジェクト ~Mの輝きを再び~」を立ち上げることを発表した。

古豪復活への大きな一歩となるか。学校法人明治大学の柳谷孝・理事長、上野正雄・学長の両名義で、箱根駅伝優勝に向けたプロジェクト発足を掲げた。

広告の下にコンテンツが続きます

明大は昨年の箱根駅伝予選会で12位となり本戦出場を逃した。「悔しい結果となり、7年ぶりに本大会出場を逃すこととなりました。さらに、明治大学は1949年の優勝を最後に、70年以上もの間、栄冠から遠ざかっています」とし、「この状況を打破」するために、2031年度に迎える創立150周年に向けて「明治大学競走部駅伝部門をさらなる高みへ導く」とプロジェクト立ち上げの経緯を記す。

プロジェクト内容の大枠として、1)活動運営資金の支援拡充、2)指導体制充実のための支援拡充、3)奨学金制度の拡充、4)募金キャンペーン、5)特設サイトの開設を掲げている。また、今年1月8日には23年から指揮を執っていた山本豪監督が退任。当面は競走部の園原健弘監督が駅伝監督を兼務としていたが、「監督やコーチなど、新たな指導者体制については、4月1日から始動する予定」としている。

明大は「学生、保護者、校友、ファン、スポンサーのみなさまの応援が必要です。ぜひ、みなさまの温かいご声援とご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます」と締めくくっている。

明大は1920年の箱根駅伝第1回大会に出場した「オリジナル4」の1つ。これまで計65回出場を果たし、優勝は計7回を数える。最後に優勝したのは第25回(1949年)。近年では鎧坂哲哉(現・旭化成)や阿部弘輝(現・住友電工)をはじめ、強力な選手が育ったが、2012年の3位を最後にトップ3から遠のき、2019年からの6年間でシード権獲得は20年の1回(6位)のみ。指導者も18年に西弘美氏の後任として山本佑樹氏が駅伝監督に就任。23年8月に山本佑樹氏が退任して山本豪氏が駅伝監督に昇格していた。

広告の下にコンテンツが続きます
明治大学は1月30日、明治大学創立150周年記念事業として「紫紺の襷プロジェクト ~Mの輝きを再び~」を立ち上げることを発表した。 古豪復活への大きな一歩となるか。学校法人明治大学の柳谷孝・理事長、上野正雄・学長の両名義で、箱根駅伝優勝に向けたプロジェクト発足を掲げた。 明大は昨年の箱根駅伝予選会で12位となり本戦出場を逃した。「悔しい結果となり、7年ぶりに本大会出場を逃すこととなりました。さらに、明治大学は1949年の優勝を最後に、70年以上もの間、栄冠から遠ざかっています」とし、「この状況を打破」するために、2031年度に迎える創立150周年に向けて「明治大学競走部駅伝部門をさらなる高みへ導く」とプロジェクト立ち上げの経緯を記す。 プロジェクト内容の大枠として、1)活動運営資金の支援拡充、2)指導体制充実のための支援拡充、3)奨学金制度の拡充、4)募金キャンペーン、5)特設サイトの開設を掲げている。また、今年1月8日には23年から指揮を執っていた山本豪監督が退任。当面は競走部の園原健弘監督が駅伝監督を兼務としていたが、「監督やコーチなど、新たな指導者体制については、4月1日から始動する予定」としている。 明大は「学生、保護者、校友、ファン、スポンサーのみなさまの応援が必要です。ぜひ、みなさまの温かいご声援とご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます」と締めくくっている。 明大は1920年の箱根駅伝第1回大会に出場した「オリジナル4」の1つ。これまで計65回出場を果たし、優勝は計7回を数える。最後に優勝したのは第25回(1949年)。近年では鎧坂哲哉(現・旭化成)や阿部弘輝(現・住友電工)をはじめ、強力な選手が育ったが、2012年の3位を最後にトップ3から遠のき、2019年からの6年間でシード権獲得は20年の1回(6位)のみ。指導者も18年に西弘美氏の後任として山本佑樹氏が駅伝監督に就任。23年8月に山本佑樹氏が退任して山本豪氏が駅伝監督に昇格していた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.24

箱根駅伝Stories/4年生4人が強力な駒大は前回復路新記録に光明 「優勝に貢献することを第一に」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「チームのために走る」 駒大は3年前の学生駅伝3冠達成を区切りに大八 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/4年生3本柱が牽引する日体大 創部100周年の年に「シード権前後で粘りに粘ってほしい」

2025.12.24

箱根駅伝Stories/4年生3本柱が牽引する日体大 創部100周年の年に「シード権前後で粘りに粘ってほしい」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競い合い力を伸ばす 今季の日体大は平島龍斗、田島駿介、山崎丞の4年生 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/学生トップクラスに成長した國學院大・野中恒亨 山以外の区間で「自分の強さを出すだけ」

2025.12.24

箱根駅伝Stories/学生トップクラスに成長した國學院大・野中恒亨 山以外の区間で「自分の強さを出すだけ」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 出雲の快走が飛躍のきっかけ 國學院大OBで、現在も同大を練習の拠点と […]

NEWS セイコーが小学生に「時」と「走り」の特別授業、「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を開催!

2025.12.24

セイコーが小学生に「時」と「走り」の特別授業、「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を開催!

セイコーグループは12月下旬、Team Seikoアスリートでセイコースマイルアンバサダーの福島千里さん(女子100m日本記録保持者)を講師に迎えた「時育®セイコーわくわくスポーツ教室」を東京都目黒区の油面小学校で実施し […]

NEWS 神奈川大が26年度新入部員を発表!学法石川・佐藤柊斗、倉敷・北村海智、西脇工・新妻昂己ら高校駅伝上位校の主力ずらり

2025.12.24

神奈川大が26年度新入部員を発表!学法石川・佐藤柊斗、倉敷・北村海智、西脇工・新妻昂己ら高校駅伝上位校の主力ずらり

神奈川大学陸上競技部駅伝チームは12月24日、2026年度入部予定者を15名を発表した。 12月21日に行われた全国高校駅伝上位校の主力クラスの名が並び、優勝の学法石川(福島)からは4区区間3位と好走した佐藤柊斗が決まっ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top