2024.11.03
◇第56回全日本大学駅伝(11月3日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km)
大学駅伝ナンバーワンを決める全日本大学駅伝が行われ、國學院大が5時間9分56秒で悲願の初優勝を果たした。
レースは2区以降、青学大が独走態勢を築いた。しかし、1区2位とスタートしていた國學院大は、大崩れすることなく虎視眈々と前を見据えると、5区で野中恒亨(2年)が区間賞の力走で青学大と41秒差の2位となる。
圧巻だったのが6区の山本歩夢(4年)で、区間新の走りで青学大と4秒差まで詰めた。7区では平林清澄(4年)が、青学大の太田蒼生(4年)と追いかけるエース同士の激突に。区間記録は変わらず4秒差のままでアンカーへ。
上原琉翔(3年)は600mで青学大に追いつくと、しばらく並走するかたちに。9km付近で前に出ると、淡々としたペースで先頭をひた走り、歓喜のフィニッシュテープを切った。
國學院大の陸上競技部は1890年に創部と歴史は長い。第77回箱根駅伝(2001年)に初出場を果たしている。2009年に夏に前田康宏監督が就任してから強豪校の仲間入りを果たす。全日本大学駅伝は第50回(2018年)に初シードとなる6位。2019年には出雲駅伝で三大駅伝初優勝した。今年の出雲駅伝は2度目の制覇。全日本大学駅伝は2年前の2位が過去最高順位だった。
前田監督は駒大時代に、駒大の全日本大学駅伝初優勝メンバー。次は指揮官として國學院大を初Vに導いた。
悲願の初V!出雲駅伝と2冠!國學院大の優勝メンバーをチェック
1区 嘉数純平(3年) 2区 青木瑠郁(3年) 3区 辻原輝(2年) 4区 高山豪起(3年) 5区 野中恒亨(2年) 6区 山本歩夢(4年) 7区 平林清澄(4年) 8区 上原琉翔(3年) 補員:鎌田匠馬(3年)、後村光星(2年)、田中愛睦(2年)、飯國新太(1年)、岡村享一(1年)
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.05.01
坂井隆一郎、中島佑気ジョセフ、水久保漱至らがケガのため欠場/セイコーGGP
-
2025.05.01
-
2025.05.01
-
2025.05.01
-
2025.04.30
2025.04.29
100mH田中佑美が予選トップ通過も決勝棄権「故障ではない」昨年の結婚も明かす/織田記念
-
2025.04.28
-
2025.04.26
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.05.01
KIPRUNが環境に優しい新たなシューズを発表 接着剤不使用の「KIPX」はリサイクル可能な次世代アイテム
KIPRUNは4月上旬、フランス・パリで発表会を行い、新たなブランドロゴを発表するとともに、今後日本国内でも発売を予定している新モデルシューズを発表した。 競歩世界チャンピオンも愛用したシューズ 2021年にブランド初の […]
2025.05.01
セイコーGGPトラック種目の海外選手を発表! 100mにパリ五輪4継金メダルブレーク、110mHに同7位ベネットら
日本陸連は5月1日、セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場)の出場選手第10弾としてトラック種目の海外選手を発表した。 男子100mには昨年のパリ五輪男子4×100mリレーで金メダルのジェロー […]
2025.05.01
東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」
東京メトロは5月1日、伊東明日香が入部したと発表した。今年3月31日に埼玉医科大グループを退部していた。 伊東は東京・順天高時代から全国高校駅伝に出場。東洋大進学後は全日本女子大学駅伝や富士山女子駅伝など全国大会に出走し […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)