HOME 駅伝、箱根駅伝

2024.10.19

3位通過は山梨学大!前回13位の薄氷通過から1年、4年生軸にキピエゴ、1年生・阿部紘也が牽引/箱根駅伝予選会
3位通過は山梨学大!前回13位の薄氷通過から1年、4年生軸にキピエゴ、1年生・阿部紘也が牽引/箱根駅伝予選会

個人2位で山梨学大3位通過に貢献したブライアン・キピエゴ

◇第101回箱根駅伝予選会(10月19日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)

第101回箱根駅伝予選会が行われ、立大が10時間52分36秒で堂々のトップを占めた。

広告の下にコンテンツが続きます

堂々の3位を占めたのが山梨学大。前回は100回大会記念として出場校が3枠増大する中で13位、次点の14位だった東京国際大との差はわずかに「3秒」という薄氷の通過だったが、今回は10時間54分06秒で力強く5年連続38回目の出場を決めた。

関東インカレ1部ハーフマラソン2連覇のブライアン・キピエゴが貯金を作り、日本勢が集団の中で安定したペースを刻んでいく。10kmからは通過圏内を余裕を持ってキープし続けた。

キピエゴが日大のシャドラック・キップケメイ(2年)とのトップ争いには敗れたものの、1時間1分07秒で2位でフィニッシュ。1年生の阿部紘也がチーム日本人最上位の45位と健闘を見せると、66位だった徳田秋斗ら5人出走した4年生がチーム10番手以内をきっちりと占め、力強く牽引した。

この春、2008年北京五輪マラソン代表の大﨑悟史氏がコーチから監督に昇格。4年生を中心に、継続性を重視したトレーニングと、選手に寄り添うコーチングで強化を図ってきた。

広告の下にコンテンツが続きます

その成果が表れ、優勝3度を誇る強豪は過酷なコンディションの中で実力を存分に発揮。上昇気流をつかみつつある。

◇第101回箱根駅伝予選会(10月19日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km) 第101回箱根駅伝予選会が行われ、立大が10時間52分36秒で堂々のトップを占めた。 堂々の3位を占めたのが山梨学大。前回は100回大会記念として出場校が3枠増大する中で13位、次点の14位だった東京国際大との差はわずかに「3秒」という薄氷の通過だったが、今回は10時間54分06秒で力強く5年連続38回目の出場を決めた。 関東インカレ1部ハーフマラソン2連覇のブライアン・キピエゴが貯金を作り、日本勢が集団の中で安定したペースを刻んでいく。10kmからは通過圏内を余裕を持ってキープし続けた。 キピエゴが日大のシャドラック・キップケメイ(2年)とのトップ争いには敗れたものの、1時間1分07秒で2位でフィニッシュ。1年生の阿部紘也がチーム日本人最上位の45位と健闘を見せると、66位だった徳田秋斗ら5人出走した4年生がチーム10番手以内をきっちりと占め、力強く牽引した。 この春、2008年北京五輪マラソン代表の大﨑悟史氏がコーチから監督に昇格。4年生を中心に、継続性を重視したトレーニングと、選手に寄り添うコーチングで強化を図ってきた。 その成果が表れ、優勝3度を誇る強豪は過酷なコンディションの中で実力を存分に発揮。上昇気流をつかみつつある。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.23

箱根駅伝Stories/3度目の山で伝説を作る早大・工藤慎作 スピードに磨き「ストロングポイントとして活躍を」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 中学では当初卓球部を希望 「いよいよ始まるなっていうところで、純粋に […]

NEWS 箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

2025.12.23

箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競技を続けるきっかけは消去法 「大村良紀=10区」、という構図ができ […]

NEWS 箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

2025.12.23

箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 武者修行で変わった“基準” 中大・岡田開成(2年)にとって第101回 […]

NEWS ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

2025.12.23

ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は12月23日、第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の「クマ対応」について発表した。 同大会は群馬県庁スタート・フィニッシュで、前橋市、高崎市、伊勢崎氏、太田市、桐生市をめぐ […]

NEWS 短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

2025.12.23

短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

スズキは12月末をもって男子短距離の竹田一平が退社・退団すると発表した。 竹田は埼玉県出身の28歳。不動岡高時代は走幅跳や三段跳をメインにしていたが、中大から本格的にスプリントへ。大学2年だった2016年には10秒27を […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top