2024.10.11
10月7日、英国放送協会(BBC)の選ぶグリーン・スポーツ・アワードの受賞者が発表され、世界陸連(WA)が「エリート・オーガニゼーション・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。グリーン・スポーツ・アワードは2022年から始まり、スポーツの持続可能な未来に貢献している個人または組織を表彰している。
WAは今年「ベター・ワールド・スタンダード」を策定し、環境・気候変動問題に対する行動指針を策定し、大会の環境、社会、地域経済を大会の入札等において評価することを取り決めていた。また、選手が環境問題等について発言する場を設ける「ベター・ワールド・プログラム」の取り組みなどが評価された。
受賞に際しコー会長は「基準に持続可能性の指標を取り入れることは変化のきっかけになると思う。今後は環境への配慮が、大会成功のために必要だと言えるだろう。一朝一夕にはいかないが、スポーツが変革のための大きな手立てになると信じている」とコメントした。受賞式へは、現地の会議に出席していた副会長のジャクソン・トゥエ氏が出席した。
また、パリ五輪で男女混合マラソン競歩リレーで銅メダルを獲得した男子のR.カウリー(豪州)が年間世界選手賞を受賞した。カウリーは「ベター・ワールド・プログラム」のメンバーでもあり、気候変動に関する教育活動等を行い、競技と気温上昇に関する経験を共有するなどしている。 今年は環境問題を受けトヨタを主要スポンサーから外すよう国際オリンピック委員会(IOC)に要請する書簡に署名するなどの活動も行い、「持続可能な未来への力強い提唱者」として受賞に至った。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.17
2025.11.16
橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.19
「大阪から世界へ」OSAKA夢プログラム報告会が開催!ハンマー投・福田翔大「北京、ロスとさらに多くの代表を」
公益財団法人大阪陸上競技協会が展開する選手サポートプログラム「OSAKA夢プログラム」の第Ⅲ期報告会が11月18日、大阪市内のホテルで開催された。 東京世界選手権に出場した男子ハンマー投の福田翔大(住友電工)、女子100 […]
2025.11.18
国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る
スイスのスポーツブランド「On(オン)」が昨夏に発売したマラソンレースに特化したレーシングシューズ「Cloudboom Strike(クラウドブーム ストライク)」の人気が止まらない。 抜群の履き心地、通気性、サポート力 […]
2025.11.18
中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V
中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会の陸上競技が11月17日、広東省広州市で行われ、女子100mでは16歳の陳妤頡が11秒10(+0.7)でこの種目大会最年少優勝を果たした。この記録はU18世界歴代4位タイ、U2 […]
2025.11.17
クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒
一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025