2024.10.11
〝酸素の力〟で地元のスポーツ界を支える
全国各地にアスリートが信頼を寄せる治療院がある。そのひとつが静岡県浜松市に店舗を構える「からだケア とよだ整体」だ。近隣地域でいち早く酸素ルーム(高気圧酸素ルーム)を導入。酸素ルームのトップメーカー・日本気圧バルク工業の「O2Room®」で、信頼性の高い機器を駆使した治療は評判を呼んでいる。「痛みを軽減させて、帰るときに笑顔になってもらうのが一番の目標です」という豊田直樹院長(54歳)の情熱と治療技術。〝酸素の力〟も活用した取り組みが地域スポーツの活性化に役立っている。
41歳で治療院を開業、ゼロから立ち上げ14年目
近年、静岡県浜松市でアスリートたちの人気を集めている治療院が「からだケア とよだ整体」だ。施術だけでなく、日本気圧バルク工業の高気圧酸素ルーム(O2Room®)を活用。効率的な治療で、多くのクライアントを笑顔にしてきた。同院は今年で14年目を迎えるが、院長の豊田直樹さんがゼロから立ち上げたものだ。
豊田さんは町工場(自動車、バイクの部品など鉄を加工する)を経営する両親の長男として1970年に生まれた。地元の工業高校を卒業後、自動車関連企業に就職して、機械の保全や修理などを担当。7年間の勤務を経て、実家の町工場で働くようになったという。一方で整体の個人レッスンに3年間通った。
「小さいときに祖母の肩たたきをして喜んでもらったことが後に整体をやるきっかけでした」と豊田さん。中学は陸上部、高校はラグビー部に所属。先輩をマッサージする機会も多く、当時から「俺もやってくれ」と頼まれるほどの腕前だったという。高校卒業後も会社の同好会でラグビーを続けたこともあり、スポーツ選手をケアしたい気持ちが高まっていた。
そして、町工場から治療院への〝転職〟を決意。3年間の修行を経て、2011年4月に「からだケア とよだ整体」を浜松市内に開業した。同時に、当時はまだ多くなかった酸素カプセルを導入。治療院の売りにしようと考えたという。
「整体のお店は近くにたくさんあったので、プラスαの要素を作りたいと思ったんです。酸素カプセルは自分でも入り、これはいいんじゃないかなと感じました」
開業当初はお客さんがまったく来ない日もあり、苦労の連続だったという。それでも「その場しのぎの整体で終わらず、いつまでも健康に歩けるカラダづくりを目指しています」という豊田さんのきめ細かい治療が人気を集め、徐々に来院者が増えてきた。
来院時のカラダのだるさが、帰るときには「すごく軽い!」と言ってもらえるのがモチベーションになっているという。
「痛みを軽減させて、帰るときに笑顔になってもらうのが一番の目標です。また、1回だけでなく、継続しないと良くなっていかないこともある。階段を上るように良くしていきたいと思っています」
からだケア とよだ整体は「地域で一番頼れるお店になる」をモットーに進化してきた。豊田さんはノルディックウォーキング指導員資格を持っており、整体以外にもノルディックウォーキングや体操の指導を実施。高齢者の方々には、いつまでも「歩けるカラダ作り」をレクチャーしている。
酸素ルームは大きさ、快適性が魅力
客層は高齢者が多いが、酸素カプセルを目的にスポーツ選手の来院も増加。そして、2017年6月に日本気圧バルク工業の高気圧酸素ルーム(O2Room®)を導入した。4~5人が入れるタイプだ。同社は県内の静岡市に本社があり、豊田さんはショールームで自ら酸素ルームを体験。その快適性に驚かされたという。
「酸素カプセルは1人しか入ることができませんが、酸素ルームは複数人でも入れますし、エアコンで内部の温度も調整できる。また、酸素カプセルはコンプレッサーの音が気になりましたが、日本気圧バルク工業の酸素ルームはとても静かなんですよ。室内でテレビや動画配信サービスも観られますし、これは快適だと思いました」
当時、酸素カプセルはあっても、酸素ルームのある治療院は近隣にほとんどなく、豊田さんは地域でいち早く〝最新ギア〟を導入。実際に使用した多くの方々に喜ばれたという。
「入ると『疲れがとれる』『頭がスッキリした』『脚のむくみがとれる』『その日はよく眠れた』という感想を持つ方が多いようです。なかには『身長が伸びた』という方もいらっしゃいました」
平地は1気圧だが、日本気圧バルク工業の高気圧酸素ルーム(O2Room®)は1.3気圧に設定。軽度の気圧がかかった環境では血液中の「溶存酸素」がカラダの隅々まで行き渡り、コンディショニングやリカバリー、ケガの治癒促進に好影響を与えることができるのだ。
酸素カプセルの場合、中に小さな送風機はあっても、数十分使用していくと内部の温度が徐々に上昇。それを連続使用すると、前に入っていた人の熱気が残る場合があり、「柔道部員が3人連続で入ったとき、最後の方は汗だくでした」と豊田さん。
また、酸素カプセルは小さな出入り口が上部にある構造のため、足首を捻挫しているだけでも入るのが容易ではなく、脚のケガで松場杖を使用しているような状況だとより困難になるため、使用を断らざるを得ないケースもあったという。そんな問題を解消するため酸素ルームの導入に至ったという。
酸素ルームを扱うメーカーは数々あるが、豊田さんはなぜ日本気圧バルク工業の製品を選んだのだろうか。
「他社の酸素ルームとも比較したんですけど、地元・静岡の会社ですし、いくつものエビデンスを基に自社開発・自社製造していると聞いたので品質に信頼感があり、コストパフォーマンスも良かったんです。気になることがあれば、すぐにスタッフが駆けつけてくれるので安心していますし、導入して7年が経ちますが、壊れそうな兆しもありません」
酸素ルームは健康器具だが、医療用(2気圧以上)に近い1.8気圧や1.9気圧の設定を売りにしている高気圧酸素ルームを扱っているメーカーでは気圧漏れや爆発の危険性があり、過去に何件か死亡事故があった。最近も異常な数値まで気圧を下げた低圧低酸素ルームでの事故がニュースになり、酸素ルームは安全面が重要視されている。
そんななか日本気圧バルク工業は、酸素に関わる事業をはじめて30年間で一度も事故や大きな故障もないことで信頼性が高く、きめ細やかなアフターサービスでユーザーを満足させている。
「気圧を高くすることを勧める会社もありますが、日本気圧バルク工業は学会(日本体力医学会)にも所属して適切な気圧を研究していますし、新しいエビデンスが出てくると随時提供してくれる。そういった安全性の高い酸素ルームは安心感があり、治療にとても役立っています」と豊田さんは話す。
2台のO2Room®を活用して効率的なケアが可能に
からだケア とよだ整体では2021年2月、酸素カプセルの〝卒業〟を契機に2台目の高気圧酸素ルーム(O2Room®)を導入した。1台目より小型だが、2~3人が入れる広さを持つ。
「酸素ルームを複数台そろえている治療院は多くないと思います。酸素ルームだけを使用したいスポーツ選手、整体とセットで使いたいお客さまもいるので、2台あることで効率的にケアができるようになりました」
高気圧酸素ルームを40分2,000円(学生1,500円、4人利用3,000円)、60分3,000円(学生2,000円、4人利用4,000円)とリーズナブルな料金で提供。近隣高校の陸上部や野球部の選手たち、市内に拠点を置く実業団陸上チームの選手たちもよく来店するそうで、地域のスポーツ貢献にも寄与している。
「スポーツ選手は肉離れ、骨折、靭帯損傷などを早く治したいと思って高気圧酸素ルームに入りに来るケースが多いですね。多くの酸素を摂取できるので血流が良くなり、早期回復する実感を得られていると思います。また、疲労回復にも役立ちますので、大事な試合の前にリフレッシュに来られる方も増えています」
高気圧酸素ルームはスポーツ選手だけでなく、高齢者にも人気で、介護士など腰の負担が大きい職業の方からも厚い支持を得ているという。
美肌効果、アンチエイジングを求める方には、高気圧酸素ルームに入りながら『高圧酸素コラーゲンマシン』も利用できるサービス(無料)がある。650nm(ナノメートル)の可視光線が真皮層まで届き、肌に直接働きかけてコラーゲンの生成を促すため、「お肌の艶が良くなった」という感想を持つ方も多いようだ。
施術とO2Room®の併用で治療効率が各段にアップ
からだケア とよだ整体は高気圧酸素ルームだけでなく、施術メニューの人気も高い。定番の「全身がっつりコリほぐし」(70分5,000円など)は首こり、肩こり、腰痛、脚の疲れ・むくみ、慢性疲労などに対応。疲れのトリガーポイントを探しながら丁寧にほぐしてくれる。サービスで「むくみとりエアーブーツ」の使用も可能。足元から空気の力で4段階に締め付けた後、空気を抜くことで血流アップが期待できる。
「O脚姿勢矯正コース」(70分5,000円)は、最初に施術前の状態をチェック。歪んだ骨盤、股関節、膝、足首などの関節の動きをソフトに調整して、こり固まった関節の可動域を広げていく。施術前後の状態を画像で確認できるが、ミリ単位の調整を施すことで、立ち姿勢がびっくりするほど変化するという。最後には綺麗な姿勢を維持できるようなエクササイズの指導もしてくれる。
がっつりコリほぐし70分+高気圧酸素ルーム40分(or 60分)のセットメニューである「とことん疲れ解消」(6,000円/ 7,000円)は来院者の3割が利用する人気コースだ。料金がお得になるだけでなく、〝全身スッキリ〟を体感することができるだろう。
施術の確かなスキルがあるからこそ、高気圧酸素ルームを併用することで、治療効率が各段にアップした。「整体をやっている間でも稼働できる酸素ルームは、私にとってすばらしい〝相棒〟です。お客さんを待たせる時間が減りましたし、客単価も上がったことが経営面でありがたいですね」と豊田さんは大きなメリットも感じている。そして何より、通院者が笑顔で帰宅する姿を見るのがうれしいという。
酸素がもたらす効果はまだまだ研究途上ではあるものの、「私自身、週に2~3回は高気圧酸素ルームに入っていますが、健康寿命が延びるんじゃないでしょうか。元気なまま生きていけるのかなという気がします」と非常にポジティブな未来を描いている。
現在も「ジョギングを無理しない程度」に続けており、「60歳でホノルルマラソンに出場する」ことを目標に掲げている豊田さん。酸素の力を自ら実感しながら、これからも浜松市周辺のアスリートたちを力強くサポートしていく。
文/酒井政人
「からだケア とよだ整体」
〒430-0907
静岡県浜松市中央区高林2-13-23
営業時間:9時~21時
定休日:水曜日
TEL 053-523-7011
ホームページ
※この記事は『月刊陸上競技』2024年11月号にも掲載しています
〝酸素の力〟で地元のスポーツ界を支える
全国各地にアスリートが信頼を寄せる治療院がある。そのひとつが静岡県浜松市に店舗を構える「からだケア とよだ整体」だ。近隣地域でいち早く酸素ルーム(高気圧酸素ルーム)を導入。酸素ルームのトップメーカー・日本気圧バルク工業の「O2Room®」で、信頼性の高い機器を駆使した治療は評判を呼んでいる。「痛みを軽減させて、帰るときに笑顔になってもらうのが一番の目標です」という豊田直樹院長(54歳)の情熱と治療技術。〝酸素の力〟も活用した取り組みが地域スポーツの活性化に役立っている。41歳で治療院を開業、ゼロから立ち上げ14年目
近年、静岡県浜松市でアスリートたちの人気を集めている治療院が「からだケア とよだ整体」だ。施術だけでなく、日本気圧バルク工業の高気圧酸素ルーム(O2Room®)を活用。効率的な治療で、多くのクライアントを笑顔にしてきた。同院は今年で14年目を迎えるが、院長の豊田直樹さんがゼロから立ち上げたものだ。 豊田さんは町工場(自動車、バイクの部品など鉄を加工する)を経営する両親の長男として1970年に生まれた。地元の工業高校を卒業後、自動車関連企業に就職して、機械の保全や修理などを担当。7年間の勤務を経て、実家の町工場で働くようになったという。一方で整体の個人レッスンに3年間通った。 「小さいときに祖母の肩たたきをして喜んでもらったことが後に整体をやるきっかけでした」と豊田さん。中学は陸上部、高校はラグビー部に所属。先輩をマッサージする機会も多く、当時から「俺もやってくれ」と頼まれるほどの腕前だったという。高校卒業後も会社の同好会でラグビーを続けたこともあり、スポーツ選手をケアしたい気持ちが高まっていた。 そして、町工場から治療院への〝転職〟を決意。3年間の修行を経て、2011年4月に「からだケア とよだ整体」を浜松市内に開業した。同時に、当時はまだ多くなかった酸素カプセルを導入。治療院の売りにしようと考えたという。 「整体のお店は近くにたくさんあったので、プラスαの要素を作りたいと思ったんです。酸素カプセルは自分でも入り、これはいいんじゃないかなと感じました」 開業当初はお客さんがまったく来ない日もあり、苦労の連続だったという。それでも「その場しのぎの整体で終わらず、いつまでも健康に歩けるカラダづくりを目指しています」という豊田さんのきめ細かい治療が人気を集め、徐々に来院者が増えてきた。 来院時のカラダのだるさが、帰るときには「すごく軽い!」と言ってもらえるのがモチベーションになっているという。 「痛みを軽減させて、帰るときに笑顔になってもらうのが一番の目標です。また、1回だけでなく、継続しないと良くなっていかないこともある。階段を上るように良くしていきたいと思っています」 からだケア とよだ整体は「地域で一番頼れるお店になる」をモットーに進化してきた。豊田さんはノルディックウォーキング指導員資格を持っており、整体以外にもノルディックウォーキングや体操の指導を実施。高齢者の方々には、いつまでも「歩けるカラダ作り」をレクチャーしている。 [caption id="attachment_148461" align="alignnone" width="800"] 「からだケアとよだ整体」ではノルディックウォーキングや体操も指導しながら地域の方々の健康維持、健康促進に取り組んでいる[/caption]酸素ルームは大きさ、快適性が魅力
客層は高齢者が多いが、酸素カプセルを目的にスポーツ選手の来院も増加。そして、2017年6月に日本気圧バルク工業の高気圧酸素ルーム(O2Room®)を導入した。4~5人が入れるタイプだ。同社は県内の静岡市に本社があり、豊田さんはショールームで自ら酸素ルームを体験。その快適性に驚かされたという。 [caption id="attachment_148591" align="alignnone" width="800"] 「からだケアとよだ整体」が2017年に導入したブレッドタイプMのO2Room®は幅180cm、高さ120cm、奥行き225cmのサイズで、4~5人が同時に入れる。両サイドがカーテンで隠れているが、全景はブレッド型だ[/caption] 「酸素カプセルは1人しか入ることができませんが、酸素ルームは複数人でも入れますし、エアコンで内部の温度も調整できる。また、酸素カプセルはコンプレッサーの音が気になりましたが、日本気圧バルク工業の酸素ルームはとても静かなんですよ。室内でテレビや動画配信サービスも観られますし、これは快適だと思いました」 [caption id="attachment_148463" align="alignnone" width="800"] 酸素ルームは複数人で入れる大きさ、エアコンやテレビも設置できて快適な環境であることが利点だ[/caption] 当時、酸素カプセルはあっても、酸素ルームのある治療院は近隣にほとんどなく、豊田さんは地域でいち早く〝最新ギア〟を導入。実際に使用した多くの方々に喜ばれたという。 「入ると『疲れがとれる』『頭がスッキリした』『脚のむくみがとれる』『その日はよく眠れた』という感想を持つ方が多いようです。なかには『身長が伸びた』という方もいらっしゃいました」 平地は1気圧だが、日本気圧バルク工業の高気圧酸素ルーム(O2Room®)は1.3気圧に設定。軽度の気圧がかかった環境では血液中の「溶存酸素」がカラダの隅々まで行き渡り、コンディショニングやリカバリー、ケガの治癒促進に好影響を与えることができるのだ。 酸素カプセルの場合、中に小さな送風機はあっても、数十分使用していくと内部の温度が徐々に上昇。それを連続使用すると、前に入っていた人の熱気が残る場合があり、「柔道部員が3人連続で入ったとき、最後の方は汗だくでした」と豊田さん。 また、酸素カプセルは小さな出入り口が上部にある構造のため、足首を捻挫しているだけでも入るのが容易ではなく、脚のケガで松場杖を使用しているような状況だとより困難になるため、使用を断らざるを得ないケースもあったという。そんな問題を解消するため酸素ルームの導入に至ったという。 酸素ルームを扱うメーカーは数々あるが、豊田さんはなぜ日本気圧バルク工業の製品を選んだのだろうか。 「他社の酸素ルームとも比較したんですけど、地元・静岡の会社ですし、いくつものエビデンスを基に自社開発・自社製造していると聞いたので品質に信頼感があり、コストパフォーマンスも良かったんです。気になることがあれば、すぐにスタッフが駆けつけてくれるので安心していますし、導入して7年が経ちますが、壊れそうな兆しもありません」 酸素ルームは健康器具だが、医療用(2気圧以上)に近い1.8気圧や1.9気圧の設定を売りにしている高気圧酸素ルームを扱っているメーカーでは気圧漏れや爆発の危険性があり、過去に何件か死亡事故があった。最近も異常な数値まで気圧を下げた低圧低酸素ルームでの事故がニュースになり、酸素ルームは安全面が重要視されている。 そんななか日本気圧バルク工業は、酸素に関わる事業をはじめて30年間で一度も事故や大きな故障もないことで信頼性が高く、きめ細やかなアフターサービスでユーザーを満足させている。 「気圧を高くすることを勧める会社もありますが、日本気圧バルク工業は学会(日本体力医学会)にも所属して適切な気圧を研究していますし、新しいエビデンスが出てくると随時提供してくれる。そういった安全性の高い酸素ルームは安心感があり、治療にとても役立っています」と豊田さんは話す。2台のO2Room®を活用して効率的なケアが可能に
からだケア とよだ整体では2021年2月、酸素カプセルの〝卒業〟を契機に2台目の高気圧酸素ルーム(O2Room®)を導入した。1台目より小型だが、2~3人が入れる広さを持つ。 「酸素ルームを複数台そろえている治療院は多くないと思います。酸素ルームだけを使用したいスポーツ選手、整体とセットで使いたいお客さまもいるので、2台あることで効率的にケアができるようになりました」 [caption id="attachment_148593" align="alignnone" width="800"] 「からだケアとよだ整体」では2台のO2Room®を活用して効率的に治療をしている[/caption] [caption id="attachment_148471" align="alignnone" width="800"] 2021年に導入した2台目のO2Room®はスクエアBタイプの特注品で、サイズは幅216cm、高さ150cm、奥行き120cm。2~3人用となっている[/caption] 高気圧酸素ルームを40分2,000円(学生1,500円、4人利用3,000円)、60分3,000円(学生2,000円、4人利用4,000円)とリーズナブルな料金で提供。近隣高校の陸上部や野球部の選手たち、市内に拠点を置く実業団陸上チームの選手たちもよく来店するそうで、地域のスポーツ貢献にも寄与している。 「スポーツ選手は肉離れ、骨折、靭帯損傷などを早く治したいと思って高気圧酸素ルームに入りに来るケースが多いですね。多くの酸素を摂取できるので血流が良くなり、早期回復する実感を得られていると思います。また、疲労回復にも役立ちますので、大事な試合の前にリフレッシュに来られる方も増えています」 高気圧酸素ルームはスポーツ選手だけでなく、高齢者にも人気で、介護士など腰の負担が大きい職業の方からも厚い支持を得ているという。 美肌効果、アンチエイジングを求める方には、高気圧酸素ルームに入りながら『高圧酸素コラーゲンマシン』も利用できるサービス(無料)がある。650nm(ナノメートル)の可視光線が真皮層まで届き、肌に直接働きかけてコラーゲンの生成を促すため、「お肌の艶が良くなった」という感想を持つ方も多いようだ。 [caption id="attachment_148475" align="alignnone" width="800"] 「からだケアとよだ整体」ではO2Room®利用者には可視光線で美肌効果が期待できる『高圧酸素コラーゲンマシン』を無料で使用できるサービスがある[/caption]施術とO2Room®の併用で治療効率が各段にアップ
からだケア とよだ整体は高気圧酸素ルームだけでなく、施術メニューの人気も高い。定番の「全身がっつりコリほぐし」(70分5,000円など)は首こり、肩こり、腰痛、脚の疲れ・むくみ、慢性疲労などに対応。疲れのトリガーポイントを探しながら丁寧にほぐしてくれる。サービスで「むくみとりエアーブーツ」の使用も可能。足元から空気の力で4段階に締め付けた後、空気を抜くことで血流アップが期待できる。 「O脚姿勢矯正コース」(70分5,000円)は、最初に施術前の状態をチェック。歪んだ骨盤、股関節、膝、足首などの関節の動きをソフトに調整して、こり固まった関節の可動域を広げていく。施術前後の状態を画像で確認できるが、ミリ単位の調整を施すことで、立ち姿勢がびっくりするほど変化するという。最後には綺麗な姿勢を維持できるようなエクササイズの指導もしてくれる。 がっつりコリほぐし70分+高気圧酸素ルーム40分(or 60分)のセットメニューである「とことん疲れ解消」(6,000円/ 7,000円)は来院者の3割が利用する人気コースだ。料金がお得になるだけでなく、〝全身スッキリ〟を体感することができるだろう。 施術の確かなスキルがあるからこそ、高気圧酸素ルームを併用することで、治療効率が各段にアップした。「整体をやっている間でも稼働できる酸素ルームは、私にとってすばらしい〝相棒〟です。お客さんを待たせる時間が減りましたし、客単価も上がったことが経営面でありがたいですね」と豊田さんは大きなメリットも感じている。そして何より、通院者が笑顔で帰宅する姿を見るのがうれしいという。 酸素がもたらす効果はまだまだ研究途上ではあるものの、「私自身、週に2~3回は高気圧酸素ルームに入っていますが、健康寿命が延びるんじゃないでしょうか。元気なまま生きていけるのかなという気がします」と非常にポジティブな未来を描いている。 [caption id="attachment_148477" align="alignnone" width="800"] 豊田院長自身も週に2~3回はO2Room®を利用して健康寿命を延ばそうとしている[/caption] 現在も「ジョギングを無理しない程度」に続けており、「60歳でホノルルマラソンに出場する」ことを目標に掲げている豊田さん。酸素の力を自ら実感しながら、これからも浜松市周辺のアスリートたちを力強くサポートしていく。 文/酒井政人 「からだケア とよだ整体」 〒430-0907 静岡県浜松市中央区高林2-13-23 営業時間:9時~21時 定休日:水曜日 TEL 053-523-7011 ホームページ ※この記事は『月刊陸上競技』2024年11月号にも掲載していますRECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.12.06
編集部コラム「各校の寮を巡って」
-
2024.12.06
-
2024.12.06
-
2024.12.01
-
2024.12.02
2024.11.10
全国高校駅伝の都道府県代表出そろう!男子前回Vの佐久長聖、2位・倉敷ら駒進める
2024.11.07
アシックスから軽量で反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST 5」が登場!
-
2024.11.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.06
編集部コラム「各校の寮を巡って」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2024.12.06
「海岸で50mを走ろう!」 日本ビーチスプリント選手権プレ大会開催 エントリーは12/8まで、オープン参加は当日OK
2023年11月に創設された一般社団法人日本ビーチスプリント協会(代表理事・髙野進)は、神奈川県ライフセービング協会や東海大学体育学部などの協力を得て、12月21日(土)に鎌倉市の由比ヶ浜海水浴場で標記の大会を開催する。 […]
2024.12.06
駅伝2冠の國學院大がライフネット生命とスポンサーシップ契約締結「部員一丸で目標に向かいます」
ライフネット生命保険株式会社は12月6日、國學院大陸上競技部とスポンサーシップ契約を締結したと発表した。國學院大のユニフォームに同社のロゴが入る。 國學院大陸上競技部は1890年に創部。本格的に駅伝の強化を進めたのはここ […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会