2024.10.02
関彰商事は女子100mハードルの相馬絵里子が現役を引退したと発表した。
相馬は秋田県出身で1991年生まれ、9月30日で33歳となった。北秋田合川中時代は短距離を専門とし、100mで全中にも出場している。名門・秋田和洋女高(現・秋田令和高)に進学すると、秋田国体に向けて100mハードルに取り組むと、後に筑波大で同期となる清山ちさとに続いて2位に入った。高3時に日本選手権に初出場し、インターハイでは100m7位、100mハードル3位と2種目入賞を果たしている。
筑波大に進学し、4年時には関東インカレ、日本学生個人選手権、そして日本インカレとタイトルを総なめ。秋の東アジアゲームズでは当時学生歴代2位(現5位)の13秒22をマークして2位に入った。その後は実業団チームなどを経て2020年から関彰商事へ。9月の全日本実業団対抗がラストレースで、予選は清山と同じ組で走った。高3だった2009年から2024年まで、ケガで苦しんだ2015年を除いて15シーズンで13秒台をマーク。息の長い活躍を見せた。
相馬は「陸上競技を始めて25年、『人の心に残る走り』をモットーに、楽しいことも悔しいこともたくさんあった競技生活でしたが、全て含めてかけがえのない財産となりました。誰かの心の中に少しでも私の走りが残ってくれていたらうれしいです」とコメント。今後については「違う形で陸上競技やそれ以外のスポーツにも関わっていければと思います」としている。
引退した100mH相馬絵里子が感謝綴る【コメント全文】
9月23日の全日本実業団陸上をもちまして、現役を引退いたしました。 陸上競技を始めて25年、「人の心に残る走り」をモットーに、楽しいことも悔しいこともたくさんあった競技生活でしたが、全て含めてかけがえのない財産となりました。誰かの心の中に少しでも私の走りが残ってくれていたら嬉しいです。 セキショウに所属して約4年。第二の故郷であるつくばを拠点に、素敵なご縁と多くの皆さまの支えがあって活動できたこと、これまで応援してくださった方々、サポートしてくださった方々へ心から感謝の気持ちを伝えたいです。 皆さまのおかげで本当に幸せな陸上競技人生でした。ありがとうございました。 今後は違う形で陸上競技やそれ以外のスポーツにも関わっていければと思います。 引き続きセキショウアスリートクラブへのご声援をよろしくお願いします。RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.17
U20世界選手権の日本代表選考要項を発表!U20世界8位以内など記録重視の選考に
-
2025.12.17
-
2025.12.17
-
2025.12.16
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2025.12.14
中学駅伝日本一決定戦がいよいよ開催 女子11時10分、男子12時15分スタート/全中駅伝
-
2025.12.14
-
2025.12.14
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.17
世界リレー日本代表要項を発表!北京世界選手権のメダル、出場目指して 世界競歩チーム選手権、世界ロードラニング選手権も
日本陸連は12月17日、ボツワナ・ハボローネで26年5月2日~3日に開催される世界リレーの日本代表選考要項を発表した。 2027年北京世界選手権の出場権獲得、および世界選手権でのメダル獲得のため、戦略的に選手団をは編成す […]
2025.12.17
U20世界選手権の日本代表選考要項を発表!U20世界8位以内など記録重視の選考に
日本陸連は12月17日、米国・オレゴンで8月5日~9日に開催されるU20世界選手権の日本代表選考要項を発表した。 世界で活躍できるU20カテゴリートップレベルの競技者を派遣し、金メダル獲得を目指す選手団を編成する方針。参 […]
2025.12.17
26年日本選手権の参加資格発表 参加標準と申込資格記録の2つを採用 アジア大会選考
日本陸連は12月17日、第106回理事会を開き、来年の第110回日本選手権の参加資格について発表した。 今回は「参加標準記録」と「申込資格」の2つの参加資格を設定し、参加標準記録は高く定められている。ターゲットナンバー( […]
2025.12.17
今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【後編】 〝ぬけぬけ病〟に苦しんだ実業団生活、来年度からはチームのコーチに就任
全国高校駅伝や箱根駅伝でヒーローになった村澤明伸(SGホールディングス、34歳)が今年度限りでの「引退」を表明した。実業団では故障に苦しみながら、マラソンにも挑戦。北海道マラソンで優勝して、MGCにも出場した。来年度から […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳