HOME 国内

2024.09.23

110mHケガ明けの野本周成が13秒38!今季拠点変え「当たり前に」世界へ/全日本実業団
110mHケガ明けの野本周成が13秒38!今季拠点変え「当たり前に」世界へ/全日本実業団

110mHを制した野本

◇第72回全日本実業団対抗選手権(9月21日~23日/山口・維新百年記念公園陸上競技場)3日目

全日本実業団対抗選手権の3日目が行われ、男子110mハードルは野本周成(愛媛競技力本部)が13秒38(+0.8)をマークして優勝。来年の東京世界選手権の参加標準記録(13秒27)まであと0.11秒に迫る力走だった。

機器の不具合でスタート前に待たされるなどアクシデントがあったが、「思った以上に良かった」と野本。特に「後半でスピードに乗れました。上半身が使えるようになってきた」と振り返る。中盤以降はグッと抜け出して勝負を決めた。

広告の下にコンテンツが続きます

昨年夏にパリ五輪の参加標準記録を突破。だが、「自分を追い込んでしまって」冬に右脚をケガをし、それが長引いた。2位以内に入れば代表に決まるはずだった日本選手権では5位。「地力が足りなかった」。

ただ、今年1月から本格的に拠点を愛媛から広島へ移し、100mハードル日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)とともに、尾﨑雄祐コーチに師事。「特別なことはしてない」というが、日々のトレーニングを性格に、丁寧にこなす。トレーニング面だかけではなく、「福部選手と一緒にやっているので、当たり前のようにオリンピック、世界選手権を目指している環境に身を置ける」と刺激を受けている。

新たな環境でさらに成長できる手応えを感じ、東京世界選手権に向けて「当たり前にちゃんと練習をして、当たり前に行けるように」。そのために、参加標準記録を“当たり前に”切れるように突き進んでいく。

◇第72回全日本実業団対抗選手権(9月21日~23日/山口・維新百年記念公園陸上競技場)3日目 全日本実業団対抗選手権の3日目が行われ、男子110mハードルは野本周成(愛媛競技力本部)が13秒38(+0.8)をマークして優勝。来年の東京世界選手権の参加標準記録(13秒27)まであと0.11秒に迫る力走だった。 機器の不具合でスタート前に待たされるなどアクシデントがあったが、「思った以上に良かった」と野本。特に「後半でスピードに乗れました。上半身が使えるようになってきた」と振り返る。中盤以降はグッと抜け出して勝負を決めた。 昨年夏にパリ五輪の参加標準記録を突破。だが、「自分を追い込んでしまって」冬に右脚をケガをし、それが長引いた。2位以内に入れば代表に決まるはずだった日本選手権では5位。「地力が足りなかった」。 ただ、今年1月から本格的に拠点を愛媛から広島へ移し、100mハードル日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)とともに、尾﨑雄祐コーチに師事。「特別なことはしてない」というが、日々のトレーニングを性格に、丁寧にこなす。トレーニング面だかけではなく、「福部選手と一緒にやっているので、当たり前のようにオリンピック、世界選手権を目指している環境に身を置ける」と刺激を受けている。 新たな環境でさらに成長できる手応えを感じ、東京世界選手権に向けて「当たり前にちゃんと練習をして、当たり前に行けるように」。そのために、参加標準記録を“当たり前に”切れるように突き進んでいく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.15

仙台育英高・長森結愛が3000m高1歴代2位の9分04秒77! 米澤奈々香 4年ぶり自己新の5000m15分26秒64/日体大長距離競技会

11月15日、神奈川横浜市の日体大健志台陸上競技場で第324回日体大長距離競技会兼第18回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG女子3000mでは高校1年生の長森結愛(仙台育英高・宮城)が留 […]

NEWS 好調の楠岡由浩が1万m27分52秒09 帝京大初27分台! 高1のビリスが27分33秒99のU18世界歴代5位/日体大長距離競技会

2025.11.15

好調の楠岡由浩が1万m27分52秒09 帝京大初27分台! 高1のビリスが27分33秒99のU18世界歴代5位/日体大長距離競技会

11月15日、神奈川横浜市の日体大健志台陸上競技場で第324回日体大長距離競技会兼第18回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG男子10000mでは楠岡由浩(帝京大)が27分52秒09の自己 […]

NEWS 男子は宮崎日大が大会初V 飯塚が初全国 女子は神村学園がV9!北九州市立、鹿児島も都大路決める/全九州高校駅伝

2025.11.15

男子は宮崎日大が大会初V 飯塚が初全国 女子は神村学園がV9!北九州市立、鹿児島も都大路決める/全九州高校駅伝

全九州高校駅伝が11月15日、福岡県嘉麻市の嘉穂総合運動公園周辺コースで開催され、男子(7区間42.195km)は宮崎日大(宮崎)が2時間6分02秒で初優勝を飾った。女子(5区間21.0975km)は神村学園(鹿児島)が […]

NEWS レジェンド・金丸祐三さん、塚原直貴さんが参加! サニブラウンとともに陸上教室講師として/RIKUJOフェスティバル

2025.11.15

レジェンド・金丸祐三さん、塚原直貴さんが参加! サニブラウンとともに陸上教室講師として/RIKUJOフェスティバル

11月15日、日本陸連はRIKUJOフェスティバル(11月29日/東京・国立競技場)で実施する「RIKUJOスクール(子ども向け陸上教室)」の講師に、東京世界選手権代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)とともに、 […]

NEWS 関大が56年ぶりV! 6区・嶋田匠海の区間新で逆転 2位関学大、3位大経大 オープン参加の青学大も好走/丹後大学駅伝

2025.11.15

関大が56年ぶりV! 6区・嶋田匠海の区間新で逆転 2位関学大、3位大経大 オープン参加の青学大も好走/丹後大学駅伝

◇丹後大学駅伝/第87回関西学生駅伝(11月15日/京都・宮津市民体育館~京丹後はごろも競技場着8区間74.7km) 11月15日、関西学生駅伝が行われ、関大が3時間45分55秒で56年ぶり12回目の優勝を飾った。 関大 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top