HOME 国内

2024.09.23

200m佐藤風雅が20秒67の自己新!佐藤拳太郎も20秒79と400m44秒台2人が力示す/全日本実業団
200m佐藤風雅が20秒67の自己新!佐藤拳太郎も20秒79と400m44秒台2人が力示す/全日本実業団

全日本実業団200mは佐藤風雅が優勝

◇第72回全日本実業団対抗選手権(9月21日~23日/山口・維新百年記念公園陸上競技場)3日目

全日本実業団対抗選手権の3日目が行われ、男子200mは佐藤風雅(ミズノ)が20秒67(+0.4)の自己新で優勝した。2位には佐藤拳太郎(富士通)が20秒79で続き、400mで44秒台を持つ“ダブル佐藤”がその力を証明した。

パリ五輪後は「ボコボコにされてほとんど休まなかった」と言う佐藤風は、「日本選手権の決勝を走る選手に自分のスピードが通用するかどうかの位置づけ」で臨んだ。「しっかり落ち着いて運べ、後半しっかり伸びてくるしなやかな走り」で力強く抜け出した。

広告の下にコンテンツが続きます

五輪では予選敗退し、敗者復活ラウンドを回避して4×400mリレーのアジア新での6位入賞につなげた。ただ、個人では「単純に足が遅い」と痛感。だからこそ「基礎的な部分、フィジカル的なことなのでやれることがいっぱいある」とポジティブに捉えた。

こ1週間後のYogibo Athletics Challenge Cup 2024(新潟)で400mに出場予定。「標準を切らないと(世界で)通用しない。アベレージを上げていきたい」と東京世界選手権の参加標準記録(44秒85)を狙う構えだ。

佐藤拳も同じくパリでは予選落ちから、マイルリレーで活躍。「来週の400mをメインでは考えていましたが、それは言い訳。実力不足でした」と負けを認める。

ただ、春に痛めたアキレス腱周辺の痛みもなく、「今シーズン、ようやく練習ができているの」と充実。200mでも400mと同様に「速く走るための技術」を見極めはじめているようで、「楽しみにしていてください」とニヤリ。もちろん400mで参加標準記録や自身の日本記録(44秒77)の更新を見据えつつ「来年は200mもいっぱい出る予定」と、さらにスピードを追求していく。こちらも新潟で世界選手権の標準を狙いにいく。

◇第72回全日本実業団対抗選手権(9月21日~23日/山口・維新百年記念公園陸上競技場)3日目 全日本実業団対抗選手権の3日目が行われ、男子200mは佐藤風雅(ミズノ)が20秒67(+0.4)の自己新で優勝した。2位には佐藤拳太郎(富士通)が20秒79で続き、400mで44秒台を持つ“ダブル佐藤”がその力を証明した。 パリ五輪後は「ボコボコにされてほとんど休まなかった」と言う佐藤風は、「日本選手権の決勝を走る選手に自分のスピードが通用するかどうかの位置づけ」で臨んだ。「しっかり落ち着いて運べ、後半しっかり伸びてくるしなやかな走り」で力強く抜け出した。 五輪では予選敗退し、敗者復活ラウンドを回避して4×400mリレーのアジア新での6位入賞につなげた。ただ、個人では「単純に足が遅い」と痛感。だからこそ「基礎的な部分、フィジカル的なことなのでやれることがいっぱいある」とポジティブに捉えた。 こ1週間後のYogibo Athletics Challenge Cup 2024(新潟)で400mに出場予定。「標準を切らないと(世界で)通用しない。アベレージを上げていきたい」と東京世界選手権の参加標準記録(44秒85)を狙う構えだ。 佐藤拳も同じくパリでは予選落ちから、マイルリレーで活躍。「来週の400mをメインでは考えていましたが、それは言い訳。実力不足でした」と負けを認める。 ただ、春に痛めたアキレス腱周辺の痛みもなく、「今シーズン、ようやく練習ができているの」と充実。200mでも400mと同様に「速く走るための技術」を見極めはじめているようで、「楽しみにしていてください」とニヤリ。もちろん400mで参加標準記録や自身の日本記録(44秒77)の更新を見据えつつ「来年は200mもいっぱい出る予定」と、さらにスピードを追求していく。こちらも新潟で世界選手権の標準を狙いにいく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.09

創価大・伊勢路アンカーの山口翔輝が1時間1分46秒でV! 佐藤愛斗ら青学大勢も上位占める/世田谷246ハーフ

第20回世田谷246ハーフマラソンは11月9日、東京・駒沢オリンピック公園競技場を発着で行われ、山口翔輝(創価大2)が1時間1分46秒で優勝した。 山口は3年時の山口・浅江中3年時に全国中学生大会では3000mに出場。福 […]

NEWS 甲南学園陸上競技部創部100周年式典を開催!中尾恭吾主将「次の100年へつなげたい」

2025.11.08

甲南学園陸上競技部創部100周年式典を開催!中尾恭吾主将「次の100年へつなげたい」

甲南学園陸上競技部創部100周年記念式典、および記念祝賀会が11月8日、神戸市内のホテルで開催された。 甲南大学、甲南高校・中学校を運営する甲南学園の歴史は1911年の幼稚園創立からスタート。翌年に小学校、1919年に中 […]

NEWS 女子5000mで山田桃愛が15分33秒70の自己新  3000mで高3・栃尾佳穂9分11秒48/京都陸協記録会

2025.11.08

女子5000mで山田桃愛が15分33秒70の自己新 3000mで高3・栃尾佳穂9分11秒48/京都陸協記録会

11月8日、京都市の東寺ハウジングフィールド西京極で第6回京都陸協記録会が行われ、女子5000mでは山田桃愛(しまむら)が15分33秒70の自己新で全体トップとなった。 山田は埼玉県出身の24歳。小学生時代に発症した骨髄 […]

NEWS 5000m競歩で山田大智が高校新! 従来の記録を10秒近く更新する19分20秒59

2025.11.08

5000m競歩で山田大智が高校新! 従来の記録を10秒近く更新する19分20秒59

11月8日、兵庫県尼崎市の尼崎市記念公園陸上競技場で第6回尼崎中長距離記録会が行われ、男子5000m競歩で山田大智(西脇工高3兵庫)が19分20秒59の日本高校新記録を樹立した。従来の高校記録は住所大翔(飾磨工高/現・富 […]

NEWS 中部・北陸実業団駅伝の区間エントリー発表! 最長4区はトヨタ紡織・西澤侑真、トヨタ自動車・湯浅仁が出場

2025.11.08

中部・北陸実業団駅伝の区間エントリー発表! 最長4区はトヨタ紡織・西澤侑真、トヨタ自動車・湯浅仁が出場

11月8日、中部実業団連盟と北陸実業団連盟は、ニューイヤー駅伝の予選を兼ねた第65回中部・第55回北陸実業団対抗駅伝(11月9日)の区間エントリーを発表した。 中部では、昨年大会新記録で優勝を果たしたトヨタ紡織が4区(1 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top