HOME 駅伝、箱根駅伝

2020.10.17

【駅伝】箱根駅伝予選会 順大スーパールーキー・三浦が日本人トップ!! U20日本最高の快走、拓大・レメティキが全体1位
【駅伝】箱根駅伝予選会 順大スーパールーキー・三浦が日本人トップ!! U20日本最高の快走、拓大・レメティキが全体1位


箱根駅伝予選会で日本人トップを占めた順大の三浦龍司

 冷たい雨の中で行われた第97回箱根駅伝予選会。全体トップは拓大のラジニ・レメティキで1時間0分13秒。第96回大会の2区で区間2位タイと活躍した2年生が、力を見せた。

 外国勢が4位までを占めるなか、日本人トップ争いは白熱。序盤は注目のルーキー・吉居大和、森凪也ら中大勢が中心だったが、残り1周を前に混沌とし始める。後方から追い上げてきた集団に吸収され、大集団となったのだ。

広告の下にコンテンツが続きます

 20kmを過ぎて筑波大の猿橋拓己がスパートする中、吉居とともに反応したのが順大の三浦龍司。猿橋をかわすとそのまま逃げ切り、1時間1分41秒(速報値)の5位でフィニッシュ。マラソンの日本記録を持つ大迫傑(Nike)が早大1年時に出したU20日本記録(1時間1分47秒、2009年)を上回った。

 予選会の1年生の日本人トップは86回大会の東海大・村澤明伸(現・日清食品グループ)以来だった。

 本職は3000m障害で、京都・洛南高校時代には高校記録(8分39秒37)を樹立。大学に入学してからも、7月に日本歴代2位・U20日本新・学生新記録となる8分19秒37をマークした逸材。初めてのハーフマラソンという距離にも見事に対応した。

広告の下にコンテンツが続きます

三浦は「全然実感はないけど、記録が残ったのはうれしいです。初ハーフだけどこういう結果が出たので、これからも自信をもって取り組めそう。日本人トップ集団は見えていたので、最後に追いついていこうと落ち着いて走った。先輩についてリズムを作って走ることができたので、こういう結果がついてきたと思う。これから自分が順大を引っ張れるようにしていきたい」と話した。

箱根駅伝予選会で日本人トップを占めた順大の三浦龍司  冷たい雨の中で行われた第97回箱根駅伝予選会。全体トップは拓大のラジニ・レメティキで1時間0分13秒。第96回大会の2区で区間2位タイと活躍した2年生が、力を見せた。  外国勢が4位までを占めるなか、日本人トップ争いは白熱。序盤は注目のルーキー・吉居大和、森凪也ら中大勢が中心だったが、残り1周を前に混沌とし始める。後方から追い上げてきた集団に吸収され、大集団となったのだ。  20kmを過ぎて筑波大の猿橋拓己がスパートする中、吉居とともに反応したのが順大の三浦龍司。猿橋をかわすとそのまま逃げ切り、1時間1分41秒(速報値)の5位でフィニッシュ。マラソンの日本記録を持つ大迫傑(Nike)が早大1年時に出したU20日本記録(1時間1分47秒、2009年)を上回った。  予選会の1年生の日本人トップは86回大会の東海大・村澤明伸(現・日清食品グループ)以来だった。  本職は3000m障害で、京都・洛南高校時代には高校記録(8分39秒37)を樹立。大学に入学してからも、7月に日本歴代2位・U20日本新・学生新記録となる8分19秒37をマークした逸材。初めてのハーフマラソンという距離にも見事に対応した。 三浦は「全然実感はないけど、記録が残ったのはうれしいです。初ハーフだけどこういう結果が出たので、これからも自信をもって取り組めそう。日本人トップ集団は見えていたので、最後に追いついていこうと落ち着いて走った。先輩についてリズムを作って走ることができたので、こういう結果がついてきたと思う。これから自分が順大を引っ張れるようにしていきたい」と話した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.16

男子走幅跳世界記録保持者マイク・パウエル氏に資格停止処分

9月12日、アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)は、男子走幅跳世界記録保持者のM.パウエル氏(米国)が暫定的な資格停止処分を受けることを発表した。 AIUは処分の理由を安全確保上の […]

NEWS 100mに清水空跳&菅野翔唯 100mHに石原南菜らが登録! U18・16大会の1次エントリーが発表!

2025.09.16

100mに清水空跳&菅野翔唯 100mHに石原南菜らが登録! U18・16大会の1次エントリーが発表!

9月16日、日本陸連は10月17日から19日まで行われるU18・U16大会の1次エントリーリストを発表した。 U18大会は高校1、2年生を中心として選手がエントリーし、男子100mには広島インターハイで10秒00を高校記 […]

NEWS 男子110mH&走高跳でメダル獲得のチャンス! 中島佑気ジョセフは34年ぶりの日本勢決勝進出なるか/東京世界陸上DAY4イブニングみどころ

2025.09.16

男子110mH&走高跳でメダル獲得のチャンス! 中島佑気ジョセフは34年ぶりの日本勢決勝進出なるか/東京世界陸上DAY4イブニングみどころ

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上4日目、2種目で日本勢メダル獲得の期待が高まる。 男子100mハードルでは村竹ラシッド(JAL)、野本周成(愛媛競技力本部)が準決勝に駒を進めた。予選で […]

NEWS DAY3は延べ8万6000人超が国立へ イブニングセッション3日連続5万超で大きな熱気/東京世界陸上

2025.09.16

DAY3は延べ8万6000人超が国立へ イブニングセッション3日連続5万超で大きな熱気/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目 東京2025世界陸上財団は9月15日、東京世界陸上3日目(DAY3)のモーニングセッションとイブニングセッションの入場者数(15日21日時点の速報値)を発表した。 […]

NEWS 3000m障害・三浦龍司が2大会連続入賞 女子は齋藤みうが日本新 マラソン・近藤亮太は11位/世界陸上Day3

2025.09.16

3000m障害・三浦龍司が2大会連続入賞 女子は齋藤みうが日本新 マラソン・近藤亮太は11位/世界陸上Day3

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目 東京世界陸上3日目が行われ、イブニングセッションの男子3000m障害では三浦龍司(SUBARU)が8分35秒90で8位に入った。23年ブダペスト大会に続く、2大会連 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top